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(2月15日まで公開)中村粲 氏: “朝鮮侵略説” の 裏 に隠された・・・3つの謎 〜 なぜ明治国家は大陸に進出しなければいけなかったのか…

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【米中合作武漢ウィルス💉ワクチン詐欺商法は、もうかりまっか!?】・・・・保守系の方でも「憲法改正」に対して賛否両論の今日この頃のようです。何故か?「キチガイに刃物」じゃあないですが、「ワクチン推進者に憲法改正」って、、、なんだか考えただけでも恐ろしい…。今の日本政府は完全にワクチン推進ですね。国際金融資本家達に脅されて仕方なくやっているのか?おこぼれでご褒美がもらえるので、嬉々としてやっているのかは知りません…、その両方なのかもしれない。とにかく、変な世の中です。アンテナを📡ピコピコ📡させて気を付けないと〜。

憲法改正推進1万人大会を報道しなかったNHK ゴールデンタイムのニュースウォッチ9で(1/5) | JBpress (ジェイビープレス) 👈 2015/11/18 の記事です

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( メルマガなどよりの転載です。。。✍️🐧💦 )

中村 粲(なかむら あきら)氏について・・・、

獨協大学名誉教授 中村粲氏
「NHKの戦争・歴史報道を批判する」

雑誌正論で「NHKウオッチング」を十五年に亘り続けて来た中村教授がNHK批判を四十年前始めた契機から説き起こし、数々の反日及び偏向番組制作の欺瞞のテクニックを暴露、組織的・継続的・意図的とも言えるNHKの報道姿勢を糾弾しました。

特に「戦争・歴史」の報道が歪められ続けると、そのマインドコントロールによって、正しい歴史観に基づいて始めて可能な国家観の形成に及ぼす影響は極めて大きいと、「歴史家」として警告されました。

間違いを間違いと認め、意見の対立する問題は多角的に伝えるべきであり、このまま偏向報道を続けるならば、「NHKに言論・編集の自由は不要」と言い切り、さらには「受信料不払い運動」、「マスコミ裁判所」「NHKの解体」などを提案され、国を愛するがゆえに、公共放送としての真実と公正に基づく歴史観及び使命観が如何に大切かを強く訴えられました。

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NHKもおそれたNHK批判の筆頭
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代表作『大東亜戦争への道』は、
600ページを超える大著で、1990年の刊行から
15年以上経た現在もなお版を重ねており、
マクロ的視座からの斬新な歴史観で
日本に蔓延る偏向史観を一刀両断にする同書は
特に重要な書籍と位置づけられている。
また、歴史論、政治・社会評論を著している
渡部昇一氏は同書を「最も重要な通史」と
高く評価している。

私設の研究機関「昭和史研究所」では、
「これは本来ならば国家のやる事業だ」と
主張しながらも、昭和の当時を知る者が
健在の間に貴重な証言をとる活動を活発に行い、
日本のために熱心に研究をした。

『正論』に連載された「NHKウォッチング」は、
自虐的で偏った戦争観や歴史観を批判し、
大反響を呼んだ。

生前は、慰安婦問題を教科書に載せることに
なった経緯を激しく非難し、
流布された戦前・戦後の歴史を再検討する
中心的人物であった。

『東京裁判却下未提出辯護側資料』
(1995年、東京裁判資料刊行會編、全8巻)
を刊行。

第43回菊池寛賞受賞。

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NHKもおそれたNHK批判の筆頭

私たちが普段見るTVやネットの記事では、
「日本が朝鮮を植民地にした」
「日本は侵略国家だ」という声ばかり・・・

しかし、中村粲先生が解説されるように、
実際に明治時代に起きた個々の事件・事実を
正しく知ると、

明治国家の大陸進出は決して
侵略ではなかったこと、
むしろ、
朝鮮の発展のために尽くしていたことが
わかってきます・・・

しかし、日本は朝鮮のために、
なぜそこまでしなければならなかったのか?

それは・・・

日本が「西欧列強からアジアを守る」
という使命を持っていたからです。

その当時のアジアは、
日本とタイを除いてほぼ全ての国が
西欧列強による植民地支配を受けていました。

そんな中、アジアで唯一、
まともに西欧と立ち向かえるのは、
日本だけだったのです・・・

そして、当時の朝鮮はロシアの南下によって、
次のターゲットとされていました。

だから、そんな状況から脱却するためにも、
日本は、アジアのリーダーとして、
自国のためだけでなく、アジアの国を仲間と思い、
その仲間の為にも尽くしました。

決して、頭がおかしかったわけでも、
無意味に、武器やお金を渡していたわけでも
ありませんでした・・・

ですが、
このような話は反日的なマスコミや
自分勝手な韓国の宣伝工作によって
「日本が侵略した、植民地にした」
と散々、刷り込まれてきた日本では
全くと言っていいほど知られていません・・・

そして、
その後の満州事変、支那事変、真珠湾攻撃、
大東亜戦争といった歴史も
「侵略説」をもとに考えれば、深く考えなくても
「やっぱり日本人はひどいよね」
という結論に辿り着きます・・・

確かにそれは、
楽に歴史を理解した気になれるかも知れません。

ですが、
それでは一向に真実に辿り着けないどころか、
過去に日本がアジアのために奮闘した歴史は
なかったことにされて、
日本の誇りが踏みにじられています。

これは何も過去に限った話ではありません。

韓国は日本人が歴史の真実を知らず、
反論してこないことをいいことに、
根拠のない慰安婦問題や徴用工問題を
持ち出しては度々日本に謝罪を要求しています。

つまり、
日本は無知だから、何を言ってもいい国
と思われているということです。

そして、日本が謝罪をする度に、
日本人の尊厳は傷つけられ、その傷は
今の私たちだけではなく、子供や孫の世代まで
爪痕を残すことになります。

そんな状況はもうやめにしませんか?

そのために、
戦後のマスコミでタブーとされている
日韓関係の真実を、
より多くの人に知っていただこうと
制作しているのが、

近代史研究家で戦後の歴史を再検討する
中心的人物であった中村粲先生の
明治維新と日清戦争
〜 知られざる大東亜戦争の遠因 です。

朝鮮侵略説の裏に隠された3つの謎

( 🖥の場合:下記の画像をクリックすると、拡大されます〜 🔍🐧💦 )

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( こちら👆のスクショ📸 のコピーが、こちら👇になります〜✍️🐧💦 )

◉「日本の朝鮮進出や日清戦争は侵略であった。」

戦後50年の村山談話で有名な村山元首相はこう言いました。
このような、明治国家が開国の勢いに乗って朝鮮を侵略したという認識は、村山元首相に限らず、今や通説となっています・・・

しかし、あなたは知っていましたか?

明治国家が行なった朝鮮進出には3つの不可思議な事実があることを・・・
もし本当に明治国家が朝鮮を侵略しようとしていたのなら、これらの事実を一体どう説明すればよいのでしょうか・・・

そして、ここにある事実を知れば、なぜ私たちが学校で朝鮮半島に関する正しい事実を教わってこなかったのかが見えてくるかも知れません・・・

◉ 1つ目・・・日本兵が殺されたのにお金と武器をプレゼントした

1882年…朝鮮政府は朝鮮軍の軍人に対して給料の支払いが遅れていました。朝鮮政府はその理由として、「日本軍を近代化の手伝いとして国内に招いたからだ」と述べていました。

しかし、そんな理由で朝鮮軍の人々は納得しません。朝鮮政府に対して、反乱を起こし始めたのです・・・そして、その反乱の矛先は給料支払い遅延の原因である日本軍にも向かって行きました。公使館も襲われ12〜13人の日本兵が亡くなったのです・・・

はっきり言って単なる国内の揉め事です。
そんなことにたまたま現地に行っていたあなたのご家族が巻き込まれ、亡くなりでもしたらどう思うでしょうか?事件のことを耳に入れた明治政府は当然怒り、朝鮮に賠償金を求めました。さすがの朝鮮もそれを甘んじて受け入れました。

しかし、朝鮮はお金がありません・・・
そこで、明治政府はこの賠償金は5年で完済予定だったのですが、その支払い期限を2倍の10年に延ばしました。
それだけではありません。

2年後にはその賠償金の8割を朝鮮の内政回復のために返還したのですさらには、賠償金の返還と同時に船1隻と大砲2門を無償でプレゼントしています。

もし、明治国家が本当に朝鮮を侵略する気なら、全く関係のない隣国にお金と武器を渡すことなんて考えられるでしょうか?しかも、当時の日本の財政状況は決して余裕があるわけではなかったにもかかわらず、です・・・

◉ 2つ目・・・朝鮮を守るために清国と衝突した

当時の朝鮮は清国を宗主国としていました。
清国は当時、眠れる獅子と呼ばれたアジア1の大国・・・
その清国の勢力が朝鮮内に蔓延っているので、朝鮮は定期的に貢物を渡したりと、大国の言いなりの状態でした・・・

そんな清国に対して、日本は負けるリスクを冒してまで、戦争し、朝鮮を守り、清国の支配から解放させました。これが、日清戦争です。

こうして、朝鮮はアジアの独立国に仲間入りすることができたわけですが・・・
なぜ日本は朝鮮に見返りを求めず、ただ清国からの搾取をやめさせ、アジアの独立国に招待したのでしょうか?

朝鮮の宗主国である清国に勝利した日本は、朝鮮をそのまま植民地にすることだって簡単にできたはずです。ですが、実際に日本が韓国と併合することになったのはさらにその10年後です・・・
侵略の意図があったなら、すぐに植民地にすればよかったのではないでしょうか?日本が朝鮮を独立させた理由とは・・・?

◉ 3つ目・・・日本は朝鮮を近代化させるために、
200を超える案を出してアドバイスを行った

日本は朝鮮を近代化させるために、200を超える案を出してアドバイスを行いました。
そして、実際に日本が提示した案のうち208の案が朝鮮で採用されています。

今日の韓国ドラマなどには決して描かれませんが、当時の朝鮮には、まだ人身売買や拷問などの風習が残っており、また生活水準もかなり低かったようです。
日本はそれらをやめさせたり、司法と行政をきちんと区別するなど、今では当たり前とも思えるようなことをアドバイスしながら朝鮮を近代化へと導きました。

また、福沢諭吉が、明治維新に憧れた朝鮮の政治家たちにアドバイスを施したり、福沢諭吉が自ら朝鮮にいって、教育や新聞発行による近代化の手助けをして一役を買いました。

この日本が行った改革に対し、当時、朝鮮を調査していたイギリス人のイザベラ・バード・ビショップは「日本の改革は非常に朝鮮のためを思った改革であり、日本人は真面目に朝鮮を良くしているのだ」と第三者の視点から記録を残しています。

もし、日本がこの時、朝鮮に手を差し伸べてなかったら、今の韓国の姿はなかったかもしれません・・・
このようにして、日本は朝鮮に非常に肩入れをしていたわけですが・・・

なぜここまでして隣国の近代化に注力したのでしょうか?

明治国家の国力を伸ばすだけなら、朝鮮に余計な知識を与えずに、ひたすらに搾取することだって出来たはずです。実際に欧米列強がアジアにこれまでやってきたことがそうでした・・・

◉ 日本は大陸を侵略したわけではなかった

あなたはどう思いましたか?

今でこそ、私たちが普段見るTVやネットの記事では「日本が朝鮮を植民地にした」「日本は侵略国家だ」という声ばかりが聞こえてきますが、、、実際に明治時代に起きた個々の事件・事実を正しく知ると、明治国家の大陸進出は決して侵略ではなかったこと。むしろ、朝鮮の発展のために尽くしていたことがわかってきます・・・

◉ しかし、なぜそこまでしなければならなかったのか?

それは、日本が「西欧列強からアジアを守る」という使命を持っていたからです。その当時のアジアは、日本とタイを除いてほぼ全ての国が西欧列強による植民地支配を受けていました。そんな中、アジアで唯一、まともに西欧と立ち向かえるのは、日本だけだったのです。

そして、当時の朝鮮はロシアの南下によって、次のターゲットとされていました。だから、そんな状況から脱却するためにも、日本は、アジアのリーダーとして自国のためだけでなく、アジアの国を仲間と思い、その仲間の為にも尽くしました。

決して、頭がおかしかったわけでも、無意味に、武器やお金を渡していたわけでもありませんでした・・・
仮に、メディアや韓国がいうように侵略だったとしたら、これらの事実をどう説明すればよいというのでしょうか。

ですが、このような話は反日的なマスコミや自分勝手な韓国の宣伝工作によって「日本が侵略した、植民地にした」と散々、刷り込まれてきた日本では全くと言っていいほど知られていません。

そして、その後の満州事変、支那事変、真珠湾攻撃、大東亜戦争といった歴史も「侵略説」をもとに考えれば、深く考えなくても「やっぱり日本人はひどいね」という結論に辿り着きます。

確かにそれは、楽に歴史を理解した気になれるかも知れません。ですが、それでは一向に真実に辿り着けないどころか、過去に日本がアジアのために奮闘した歴史はなかったことにされて、日本の誇りが踏みにじられています。

そして、これは何も過去に限った話ではありません。韓国は日本人が歴史の真実を知らず、反論してこないことをいいことに、根拠のない慰安婦問題や徴用工問題を持ち出しては度々日本に謝罪を要求しています。つまり、日本は無知だから、何を言ってもいい国と思われているということです。

そして、日本が謝罪をする度に、日本人の尊厳は傷つけられ、その傷は今の私たちだけではなく、子供や孫の世代まで爪痕を残すことになります。

◉ そんな状況はもうやめにしませんか?

そのために、戦後のマスコミでタブーとされている日韓関係の真実をより多くの人に知っていただこうと制作を始めたのが、近代史研究家で戦後の歴史を再検討する中心的人物であった中村粲先生の「明治維新と日清戦争~知られざる大東亜戦争の遠因」です。

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獨協大学名誉教授 中村粲氏
「NHKの戦争・歴史報道を批判する」

雑誌正論で「NHKウオッチング」を十五年に亘り続けて来た中村教授がNHK批判を四十年前始めた契機から説き起こし、数々の反日及び偏向番組制作の欺瞞のテクニックを暴露、組織的・継続的・意図的とも言えるNHKの報道姿勢を糾弾しました。

特に「戦争・歴史」の報道が歪められ続けると、そのマインドコントロールによって、正しい歴史観に基づいて始めて可能な国家観の形成に及ぼす影響は極めて大きいと、「歴史家」として警告されました。

間違いを間違いと認め、意見の対立する問題は多角的に伝えるべきであり、このまま偏向報道を続けるならば、「NHKに言論・編集の自由は不要」と言い切り、さらには「受信料不払い運動」、「マスコミ裁判所」「NHKの解体」などを提案され、国を愛するがゆえに、公共放送としての真実と公正に基づく歴史観及び使命観が如何に大切かを強く訴えられました。


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戸籍の背乗り

岡崎:これまでの先生の解説で、家系図を鵜呑みにしてはいけないことが分かってきました。それでは、行政が管理している戸籍は、どこまで信用出来るのか。戸籍が改ざんされる恐れはないのか。戸籍に登録されていない人物が、この世に存在する可能性はあるのか。先生、戸籍が見ず知らずの人に、乗っ取られるという事例はないのでしょうか?

西:いやもう、皆さん、乗っ取られる事例はたくさんあります。今でもありますよ。もう1つは、1945年に戦争が終わって、満州に200万人ほどの一般国民がおりましたので、引き揚げ船で5~6年かけて帰ってきました。そうすると港で市役所のお兄さんたちが待ち構えていて、いわゆる用紙を渡して「これに名前と覚えている住所を書き込んでください」とします。もちろん役人の方は名前を知りませんから、私が西鋭夫で、何か後ろめたいことがあると「西田太郎」などにする訳です。そして岡山県の備中高梁ではなくて、兵庫県とか東京都になってしまう訳です。そんなものがたくさんありました。だから、国の方も「もうそこはどうでもいいから、とにかく戸籍を作らせろ」となったのです。

岡崎:つまり満州から帰ってきて、例えば西先生が虚偽の報告をしても、戸籍は焼けてしまっているから確認が出来ないということですね。

西:出来ないのです。そんな世界です。それで本当にあった話をしましょう。戦前の共産党がいますね。あの地獄に落とされ、拷問された、そんな共産党の中で第2番目の、かなりカリスマがあって頭が良い男がいました。彼は特高のスパイになってしまいました。

その男が日本で初めての、ピストルを持った銀行強盗を共産党の若いお兄ちゃんに仕掛けて、東京の少し外れの方の銀行を襲わせ、今のお金でいうと1億円ほど強奪する訳です。その1億円をこのスパイが使って、そして強盗をやったやつに1億円の中から5~6万円やって、あとは姿を消してしまう訳です。日本からいなくなって満州へ行ってしまいました。そして満州から帰ってきて、本当の名前を書かず、偽の名前で、金を持って北海道へ逃げてしまいました。これは本当の話です。

しかし彼はおびえながら暮らして、少し精神衰弱になって死にました。即ち、戸籍は作れるのです。

岡崎:やはり戸籍を作ったり、乗っ取ったりするというのは非常に後ろめたい人たちがやることですね。

西:そうです。世の中は良い人ばかりではありません。おそらく今の戸籍は全部コンピュータに入っていますから、ハッキングが上手な人がいれば、いつの間にか私の名前が変わっている訳です。

皆さん、アメリカでも個人情報が盗られて、カードナンバーが盗られて、パスワードや暗証番号が盗られています。特にデジタルになって余計盗りやすくなりました。

岡崎:例えばアメリカの場合ですと、司法裁判があると思いますけれど、司法裁判で証言をした人たちを守るシステムがありますよね。その時に名前を変えたり、住所を変えたりということがあると思います。

西:ありますね。例えばアメリカのマフィアの殺し屋であった有名な話をします。本当の殺し屋で10人ほど撃ち殺しました。それでFBIの方はそれを命令したマフィアの親分を逮捕したかったので、こいつに「全部白状して名前を挙げたら、お前に新しい名前と新しい住所と、それからある程度のお金を毎年あげる」と言いました。それで彼は吐いて逃げる訳です。そうして新しい個人番号などをもらって口座を作ってもらって、いろいろやります。

ところがそういう殺し屋はまたどこかで何かをやってしまいます。それでマフィアに見つかって、そいつは殺されました。アメリカの話です。おそらく日本でも似たような話はあると思います。

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無戸籍の日本人

岡崎:なかなか、誰が戸籍を乗っ取ったのか探すのは難しいことですが、現在の日本では、戸籍のない人々が1万人ほどいると推定されています。戸籍がないということは、住民票がないため、銀行口座が作れない。携帯電話、アパートも借りられない。健康保険も加入出来ませんし、パスポートも発行されないので、海外旅行は不可能です。

西先生、どうして現代のように発展した日本で、戸籍のない日本人が存在するのでしょうか?

西:皆さん、例えば私が女で、離婚します。そして子どもが出来てしまいました。ひょっとしたら前の夫の子どもかもしれません。しかしあの男が嫌いで、この私のかわいい息子はあいつに捕まると取られてしまうので、出生届を出さないのです。だからこの太郎君は戸籍がないのです。私の戸籍はあっても、それに載っていないのです。

岡崎:そうですね、出生届を出さないと……。

西:出さないと載りません。そして日本では生まれてから14日のうちに出しなさいと言われています。大抵お父さんが出生届を出されますけれども、それを出さないのです。出さない理由は家庭内暴力などいろいろそういうものがあります。貧困かもしれません。それでその子が15~16歳になって、戸籍がないことが分かるのです。いわゆる日本の法律で、その人は存在しないのです。ひょっとしたら学校に行けないかもしれません。

岡崎:そうですね、おそらく小・中学校ぐらいは大丈夫かもしれませんけれども、就職するとなったらまた大変ですね。

西:大変です。

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