見出し画像

ブログのお引越しと副都心プロジェクト

新しくブログ担当になったChar(チャー)です!よろしくお願いします。

Wordpressからnoteに引っ越してきました!!(まだ全部の記事の移行が終わっていないけど…)

そして、最後の記事から約3年。
だいぶ時間が空いてしまったので、久しぶりの更新です。

このブログを始めたのは約10年前で、これまでに200本以上の記事を更新し、いつも読んでいただいてる皆様とは、長い付き合いになってまいりました。名前からもわかるとおり、カンボジアに関する内容がメインとなっています。

ブログを始めたきっかけは、FUTURE GATE INVESTMENT(以降FGI社)が手掛ける「FGIランドバンキング」をご利用中の皆様に向けて、カンボジアのさまざまな情報を共有する目的で立ち上げたものです。

FGIランドバンキングは、カンボジアの首都、プノンペンの副都心プロジェクトを対象としています。ご興味のある方はぜひこちらをご覧ください。

久々の更新だし、noteに引っ越してきたばっかりなので、プノンペンの副都心プロジェクトについて、3回に分けて紹介します。

カンボジアはどんな国?

カンボジアといえばアンコールワット?

まず、カンボジアはどんな国なのか?カンボジアは、東南アジアに位置する国で、タイ、ラオス、べトナムに接しています。首都はプノンペンで、公用語はクメール語です。美しい自然環境、古代の文化遺産、豊かな歴史を持つ一方で、過去の政治的混乱からの復興を続けている国でもあります。

カンボジアといえば、ユネスコ世界遺産にも登録されているアンコールワットを思い浮かべる方も多いと思います。12世紀に建設された壮大な寺院は、クメール文明の粋を集めたもので、その壮観さと詳細な彫刻は世界中から観光客を引きつけています。(余談ですが、代々木にあるアンコールワットは私のおすすめのカンボジア料理屋さんです)

カンボジアの経済について

カンボジア経済は「4つのエンジン(観光、縫製、農業、建設分野)」から成り立っているといわれています。直近十年間は常にどこかで建設工事が行われていて、建設・不動産業の活性化が見られます。

また、カンボジア政府は外国からの投資を促進するために、特別経済区を設けるなどの政策を採用しています。これにより、製造業だけでなく、金融、不動産、インフラなどさまざまな業界での外国からの直接投資が増加しています。中国をはじめとする海外からの直接投資額も多く、カンボジアに進出する企業も増えている現状もあります。直近のジェトロのレポートでは以下の動きが見られます。

2021年の対内直接投資(認可ベース)は、件数が前年比32.3%減の155件で、金額が54.1%減の18億6,100万ドルと、大きく落ち込んだ。国・地域別にみると、中国からの投資額は前年比30.2%減少したものの、引き続き全体の61.2%を占める最大の投資国であった。中国からの投資額上位 3 企業の業種は、タイヤ製造、製紙、ペットフード製造だった。その他の国・地域からの大型投資案件では、ケイマン諸島から 5 つ星ホテルと家具製造の進出があり、米国からはタイヤ製造(カンボジア資本との合弁企業)や自動車組み立てなどの進出があった。日本企業ではイオンモールをはじめ、既存企業の拡大投資などがあった。なお、2022年上半期の対内直接投資は、既に 12億1,900万ドルが認可されている。2021年の年間総額の65.5%相当に達しており、回復傾向にあると言える。

日本貿易振興機構「世界貿易投資動向シリーズ」カンボジア
海外調査部プノンペン事務所2022年11月10日

さらに、新たな成長機会をもたらす可能性のあるIT産業やフィンテックが挙げられます。インターネット接続率の向上とスマートフォン普及率の高まりに伴い、オンラインマーケットプレイスやモバイル決済などのサービスが増えてきています。

現地に行ってみると、想像を超えるスピードで経済や社会全体が発展していることが感じられます。

都心部が抱える課題

どの国の首都圏も似たような問題を抱えがちですが、カンボジアの都市部は、以下のような課題に直面しています。

人口増加と都市化の加速:カンボジアの都市部は急速な人口増加と都市化が進んでいます。特に首都のプノンペンでは、人口が急増(直近20年間で約2倍)し、都市部のインフラストラクチャーと公共サービスに圧力がかかっています。

道路渋滞と交通インフラの不足:人口増加により道路渋滞が深刻化しており、交通インフラの整備が追いついていません。道路の拡幅や公共交通機関の充実が必要とされています。現地に行けばわかりますが、車線があってないような状況です。隙間さえあれば、車やバイク、トゥクトゥクがどんどん横入りしてくる場面が多くみられるので、道路混雑の一つの大きな要因ともなっています。

住宅問題と適切な住環境の不足:都市部では、適切な住宅の供給も追いついていないため、貧困層や移民労働者が適切な住環境を得ることが非常に困難です。また、都市部のスラム地域も存在し、生活の質の低下が懸念されています。

格差の拡大と社会的な不均衡:都市部への人口集中は地域の経済格差を拡大させ、農村部の過疎化や貧困の問題を引き起こしています。地域間の不均衡な発展が社会的な問題となっています。

これらの課題に対処するため、カンボジア政府は都市インフラの整備、住宅政策の改善、持続可能な都市計画の策定など、さまざまな取り組みを行っています。

ING CITYについて

首都圏が抱える渋滞や人口密集の問題などを解消するため、カンボジア大手のING HOLDINGS社が主体となり、「ING CITYプロジェクト(旧AZ NEW TOWN)」という大規模な開発計画を打ち出しました。プロジェクトの対象となる用地は首都プノンペンの中心地から、車で15分ほど南下した場所にあります。

10年前は本当に砂漠のような更地で、ここに本当に副都心ができるのか?と疑うほどでした。FGI社のカンボジアとの関わりも、このブログもすべて、ここから始まりました。

ING CITY対象用地(2012年撮影)

奥に見えるのがプノンペンの中心地で、当時は高層ビルも少なかった印象です。次のブログでも触れますが、先日3号店がオープンしたイオンモールも、2012年の段階では、まだ1店舗もありませんでした。

ただ、「官民一体の大きなプロジェクトの計画」と、活気のある若い生産年齢人口が大半を占めていることから可能性を感じて、事業をスタートさせた経緯があります。

人口の年齢構成をみると、年少人口(0~14歳)の人口比率が全体の29.4%、生産年齢人口(15~64歳)は64.7%、高齢人口(65歳以上)は5.9%となっている。

途上国・新興国の2020年人口センサス

10年の間に、この場所がどのように変わっていったのかについては、次のブログで紹介していきます。お楽しみに!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?