モイーズウェストハムの話し【PL第2節】 〜面白くなってきた〜

こちらも一週間遅れの更新‼︎
遅すぎて笑っちゃうぜ。

ウェストハムは前節からノーブルに変わってマスアクが入り、中盤がフラットな4−5−1、もしくはライスがアンカー気味の4−1−4−1に。昨シーズン(中断後)は全く起用されていなかったマスアクの起用がちょっとしたサプライズ。

ラインナップ
◯整理された役割
◯ボーウェンかヤルモレンコか
◯最後に


◯整理された役割
1.守備面の修正
前節から大きく変わったのが個々の役割。
まず守備面から
中盤ラインが高い位置から奪いに行こうとするのは前節と変わらず。小さな修正として、横のライン間にボールが入った時は挟もうとする意識が見られた。
大きく変わったのは中盤が攻略された後で、前節はCBが相手FWと1対1になって抜かれるシーンが多かったが、今節はそういった時はCBはディレイして奪いにいかず。昨シーズンのようにバイタルエリアまで下がって、そこで奪うような形に変化した。
これによって、特にディオプが生き生きとボール奪取をできていた。
といってもこれは基本戦術というよりかは、アーセナル対策だったんじゃないかという気がする。
アーセナルの選手がDF-MF間でボールを受けた時のプレーの選択がほぼ全てパスで、そこからミドルシュートを打ったり、ドリブルで打開しにくるという場面はほとんど無かったので、効果的だった感があった。
正直、観てる方としてはそこのライン間で前向いてボール持たれてるのにプレスにいかないのは滅茶苦茶怖かった。
ウェストハムのCB陣も良くあそこでプレスに行かずに耐えたなぁと思う。
DFラインをフラットに保ってオフサイドにかけるなど、今節のCBはかなりプレッシャーが強かったように感じる。

2.攻撃面の修正
 前節酷かったSHの最適解をもう見つけてしまった辺り、やっぱ個を活かすことに関してはモイーズは優秀だなぁと思う。
右サイドのボーウェンは前節、中寄りのポジショニングだったのがライン際に戻り、相手SBとの駆け引きを常にしているような感じ。
クレスウェルとの連携は相変わらず微妙なものの、中に切れ込んでシュートを打ったり、クロスを上げたり、前節より攻撃に絡めていた。
対して左サイドはフォルナルスがインサイドハーフ寄りになり、マスアクが左SHの位置にまで上がるような変則的な形に。
守備の時に関してはマスアクは左サイドの大外を担当するので、マスアクの体力面がキーとなる感じ。
この変更で、フォルナルスがスペースでボールをもらえるようになって、ずっと燻っていた才能が開花していた。
特に、組み立てで、サイドチェンジか楔を入れるか、マスアクへふるか、とパスコースが前後左右に存在していたのが良かった。少ないタッチ数で最適なパスを送って攻撃を円滑にしていた。
モイーズがずっと起用していたことを考えると、練習では良いプレーしてるのに、試合ではうまくいってないなぁって感じだったのかなと思ったり。
とにかく、現状の戦力の最適解をようやく導き出したように感じた。


◯ボーウェンかヤルモレンコか
 残された問題は、どんなフィニッシュの形を作るか、である。
今節も結局クロスまでいくものの、そこで中の選手に工夫があったりするわけでもなく、SHが切れ込んでシュート、もしくはアントニオが独力でシュートまで持っていく、という形もそんなに効果的ではない。
このチームにはヤクブもルカクもケーヒルもいない。今のところ、絶対的な得点パターンはない。
で、仮にこのまま現有戦力でいくとするなら、大きな得点源として考えられるのはヤルモレンコではないかと思う。
今節も前節も、ボーウェンと交代直後、ボールを引き出しては個人の打開、クレスウェルとの連携、そして中に切れ込んでのシュートと、攻撃面に関してはボーウェンを遥かに凌いでいた。両試合とも、試合時間的に守備の曲面は見られず、守備面は未知数ではあるが、昨シーズンに比べてSHが守備面で求められているのは相手SBのケアが主で、そこまで大きな負担があるわけではない。
プレイスタイル的にボーウェンよりもボールロストの危険は大きいが、フィニッシュまでいけるというのはおおきな強みであると思う。
当然、アントニオが1対1を確実に仕留めることができるようになったり、ライスがミドルシュートを決めれるようになったり、と可能性のある部分は他にもあるが、今現在で1番可能性が高いのはヤルモレンコの起用だと思う。



◯最後に
 なんだかんだ、前節から大きな改善が見られて、パフォーマンスも攻撃寄りになっているしで楽しみな面が強くなってきた。
あと見たいのはフィニッシュの絶対的な形。
そこが確立できると、トップ10入りもできそうな気がする



では_φ(・_・




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