イラストのぎこちなさの原因:大ラフとアタリの違い
人物のイラストを描いていて、なんか手足やポーズが不自然でぎこちない感じがするのはなぜだろう。
その疑問が気まぐれ添削の動画のおかげで解決した。
さすが、さいとうなおき先生。3ヶ月では到底倒せない。
どうやら自分は「大ラフ」と「アタリ」をごっちゃに認識していたらしい。
カバー画像がいい例なのだが、今までずっと人の顔に十字線、骨格とかのアタリをつけることをラフと勘違いして描いていた。
そのため1枚のイラストの下書きにものすごい時間がかかっていた。
原因がわかれば、解決できる。
これからはもっと自然なイラストを今より短い時間で描けるようになるはずだ!とウキウキしたので動画で得た気づきをまとめてみる。
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大ラフとアタリの違い
色々なサイトを調べたが正確な定義はないし、人によって大ラフのクオリティが違い過ぎてよくわからない。
その中で、唯一わかりやすかったサイトから引用させてもらうと、
カバーイラストみたいな人の顔に十字線や骨格の線が入っているやつ。
要するに、ざっくりとした
この感覚を持って描くのが大切。
今までここをごちゃごちゃにして、ラフとアタリを同時に描いたりしていたから、イラストに不自然なぎこちなさが出てしまっていた。
さらに、
アタリとラフをごちゃまぜにしていると、
下書き1つ作るのにものすごく時間がかかる。
細かいバランスを整えてから、全体を膨らます。
するとバランスが崩れたからアタリを直す…
整ったあとに別の部分を描いたら、またバランスが崩れて…(以下略
とアタリを直す作業を延々繰り返していたので、
下書きにめちゃくちゃ時間がかかっていた。
こういう無駄な繰り返しは、
最初に大ラフをしっかり決めていれば避けられる。
これを知ってるだけでも、
1枚のイラストを描き上げる時間は絶対短くなる。
気づけてよかった。
実際に大ラフを描くシーンを見て気づこう
気づきを与えてくれた動画はこちらの気まぐれ添削。
毎回楽しいだけでなく学びが多い。
実際に大ラフを描きながら解説するシーンを見て、
「あああー!これまさに自分が毎回やってることだー!!!」
と叫んでしまった(恥
そう言われてハッとさせられる。
柔らかくてきとうに描く感じがよいそうな。
そう言われても、もう少し具体的に知りたいよなと思い、他の事例もみたいとおもって少し深堀りしてみた。
大ラフの実際イラストデータから学ぶ
ありがたいことにさいとうなおき先生の大ラフデータが無料で配布されていて、ここぞとばかりにダウンロードしてマジマジと見てみた。
実際にイラストデータを見てみると、
大ラフの
・やわらかく適当に書く
・全体イメージをつくる
の2点がとても良くわかる。
そしてここまで「大ラフ」ができてから「アタリ」の線を描いて、はじめてバランスを整えるんだなとすごく目からウロコだった。
実際にどのようにレイヤー分けされているかも見ると、めちゃくちゃ勉強になる。
ちなみに「大ラフでレイヤー分けするのか!」というのも、自分にとっては大きな発見だった。
どの段階で「ラフ」の作業をやめて「清書」へと移るのが良いか?
もう少し大ラフのサンプルを見たい人はこちらも参考になる。
ダウンロードできるデータはないが、たくさんの大ラフの画像が載っている。
これくらい粗く大ラフって描くんだなってのがよく分かる。
上記のサイトの中で、
どの段階で「ラフ」の作業をやめて「清書」へと移るのが良いか?
についても、さいとうなおき先生の回答があったので載せておく。
ああ、なるほどなーと。
全体イメージを膨らませて、描きたさMAXにするのがラフなんだ!と、さらなる気づきをもらえた。感謝感謝。
イラストを描くのが好きな人ならば入手したい一冊
いつもYouTubeで語ってくれている様々なイラスト制作のコツやノウハウをまとめてくれている本。エッセンスが詰まっているので、ふとした時にパラパラ読みたくなる手元に置いておきたい一冊。動画を片っ端から見るよりも絶対効率的。
まとめ
イラストの不自然さやぎこちなさは、大ラフとアタリとごちゃごちゃにしていると出てしまいがち。
もちろんデッサン力の高い人なら同時進行できるだろうけど、イラスト初学習者はゆっくりとここを分けて描く方が最初はいい。
全体イメージを膨らませて描きたい気持ちも膨らませたら、細かくしていく。
そのベースにあるのは「楽しく描く」なんだなと痛感。
ああ、絵が描きたくなってきた!!
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