「産まない」という選択肢も、女性が自分で選ぶ人生の一つの道


最近、出産をせず、子供をもたないという選択をした(しなくてはいけなかった)人生について、いくつか記事を投稿していく中で、思ったことを綴ります。

生物学上の女性としてこの世に生まれ、婚姻関係を結んでいたり、パートナー(生物学上の男性)と共に人生を歩んでいくと、ほとんどの人が「出産」というものに向き合うことになるのではないでしょうか。

出産をする、したい、しない、したくない、今はその選択をしないetc

様々な選択肢があると思いますが、「出産できる状況にありながら、出産を今もこの先も一生しない」という選択をした場合、やはり周囲に打ち明けることに抵抗を感じたり(そもそも打ち明ける必要がないものですが)、現時点ではマイノリティであるため、誰かに打ち明けたくても、恋バナや子育て相談のような感覚で友人に相談することは、やはりためらわれる気がします。

しかし、出産年齢の高齢化や女性の社会進出、職業や人生のノマド的な生き方、こういった社会変化を考えると、この「産まない」という選択肢も、自分の人生設計の中の一つの選択としてチョイスする人は、今後もっと増えていくものと思われます。そして、もっと自由にこの選択をしてよいと思います。

この世でたった一人の、自分自身のために自分がしてあげられる選択、それが出産をしないということだった、それだけのことなんです。

もしくは、ずっと子供を望んでいたけど、出口のない不妊治療にピリオドをうって、新しい人生を考えるためにこの選択が必要な人もいるのです。

この日本にいる以上、多数派がどうしても世間のルールや常識を作っていきますし、そのルールや常識に助けられて生きているのは事実です。

でも、そのルールをや価値観をアップデートしないまま、いつまでも引きずり続けているのは、もう時代錯誤になってきていると感じます。

有難いことに、私が書いた過去の記事に目を通してくださった人がいて、その中には同じような価値観を持っている方がいることがわかり、こうやって小さな小さな輪の中で、少しずつ新しい価値観を育てて、それがほんの少しでも周囲に広がっていったらいいな、と思います。


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