仕事に自分の色をつける
社会人になって10年目を迎えようとしている。大手メーカーの技術職として働き出し、設計→現場→設計と部署異動をし、それなりに経験を積んできた。
駆け出しの頃はそれこそ「仕事ができる人とできない人の違い」みたいなビジネス本も読んでいたが、さすがに10年近くも仕事をしていれば、大体の仕事はそれなりにできる。
そしてそれは誰にとってもである。
そんな中最近考えるのは、どうやって他人と差別化するか、である。
1.周りが求めていることは何か
「自分が得意なこと」を伸ばせばいいのではと思うかも知れないが、それだけではダメである。需要がないところに供給しても何の意味もない。自分の場合の「周りが求めていること」を列挙してみる。
・経営陣にわかりやすく説明できること(技術職はミクロなことを説明しがち)
・プロジェクトを前に進めること
・納期を遵守すること
2.自分が得意なことは何か
1で挙げたことを、自分の得意なことを絡めて伸ばしていく。ここで、「自分が得意なこと」を使う。自分が得意なことがわからなかったら、上司や知人に聞いてみたらいい。自分の場合は以下である。
・他人の話の理解が早いこと
・何が何でも仕事を納めること
3.自分が得意なことを周りが求めていることに昇華させる
・「他人の話の理解が早いこと」→「経営陣にわかりやすく説明できること」
専門外の人に理解してもらうには、どういった説明方法がいいのか。例えば、大枠から徐々に粒度を上げて説明する。自分が経営者だったらどんな情報が欲しいかを考える。こういうことを普段の仕事から行っていく。後輩に仕事を頼む時でも、仕事の詳細から説明するのではなく、この仕事の意図、背景を説明したり、上司に説明する時でも、相手はどんなことを知りたがっているのか、なぜ知りたがっているのかを想像した上で説明する。この繰り返しが質を高めていく。
・「何が何でも仕事を納めること」→「プロジェクトを前に進めること」「納期を遵守すること」
どんなに小さい仕事でも納期遵守、そのためにはスピードアップ。スピードアップするための施策を常に考える。標準化、自動化、フォルダの整理etc。
「障壁が多くて仕事を前に進められない」を「どういう条件だったら前に進められるか」に変換する。うだうだ言ってやらない、出来ない言い訳を作るのではなく、どういう条件だったら出来る、そしてそれからその条件を作り出すにはどうしたら良いかを考えていく。
頑張って仕事して、資格取ったり知識量増やして技術屋として専門性極めるのも良し。ただ自分は技術屋として生きていくのではなく、様々なことにチャレンジしたい。そのために、自分の仕事はこういうものだと胸を張って言えるようにしていきたい。
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