見出し画像

i.lab社内R&D 「Voice Mask」プロジェクト:連載① 特許取得

こんにちは、i.labです。

先日、メールボックスに「特許査定のご報告」と書かれたメールが届いていました。はて、なんだったかなと思いつつ開封してみると、どうやらi.labの社内R&Dの成果として、2016年春頃に出願していたアイデアの特許が2件登録されたようです。i.labではこれまでに、クライアントとのコンサルティングプロジェクトを通じて計30件超の特許を取得してきましたが、社内の取り組みの成果としては今回が初めてです。

音声抑制システム及び音声抑制装置

音声抑制装置

一度見たら忘れられない個性的な図面とともに登録されたその特許は、「音声抑制システム及び音声抑制装置」と名付けられたアイデア。一言で言えば、自分の声が自分の周囲に漏れないようになる「発話キャンセリング装置」です。基本的な原理はノイズキャンセリングと同じ(消したい音の波と逆位相の波を発生させ打ち消す)ですが、自分の周囲の音が聞こえなくなるのではなく、自分の声が周囲に漏れなくなることが最大の特徴です。

当時は、外出先でのテレビ会議や音声を用いた端末操作(SiriやGoogleアシスタントなど)での利用シーンを想定していましたが、コロナ禍の今(2016年にはこんな世の中になるなんて想像もしなかったですよね)、マスクをつけたまま外出したり、外出先でのミーティングが普通になったので、想定よりも利用範囲は広く考えられそうです。

現在i.labでは、特許出願後ペンディングしていた本R&Dプロジェクトを「Voice Mask」プロジェクトと名付け、活動を再開しました。本連載では、「Voice Mask」が生まれた背景やプロセス、現在進行形のプロトタイピングの様子について紹介していきます。ぜひお楽しみに!

Voice Maskを一緒に具現化してくれる仲間を募集中!

i.labでは、Voice Maskの実現に向けて一緒に協業していただける技術者や研究者、企業を募集しています。ご興味がある方は以下までお問い合わせください!

問い合わせ先
メール:h-suzuki<at>ilab-inc.jp
担当者:i.lab ビジネスデザイナー 鈴木斉