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Apple Watchを左リューズにして運転中の誤操作を防ぎたい!

通常、腕時計のリューズ(竜頭:腕時計についているダイヤル、つまみ)は、腕時計の右側、つまり「3時側」についています。これは右利きの人がリューズをつまんだり、回すときに使いやすいという操作性の理由からこの位置にあります。しかし、Apple Watchの場合はリューズ(Appleではデジタルクラウンと呼んでいます)を押す動作があるため、手首を曲げたとこにより触れてしまい、誤操作させてしまうこともあります。これを解決するにはどうしたらいいのでしょうか。

左リューズ仕様の腕時計はなんのためにあるの?

実は腕時計には「左リューズ」仕様が用意されているものがあります。ひとつは左利きの人向けに用意されている「レフトハンド仕様」などと呼ばれるものです。これは、左利きの人が右腕に装着した際、左手でリューズを操作しやすくするためにあります。
しかしそれ以外の理由で存在する「左リューズ」の腕時計もあります。腕時計は一般的に、右利きであれば左腕に装着することになりますが、リューズが右側にあることで、手首を曲げた際に触れてしまい、リューズの形状や大きさによって手首を傷つけてしまうことがあるのです。このため、よく手首を曲げる動作をするパイロットやミリタリー向けに「左リューズモデル」が存在しています。
余談ですが、レフトハンド仕様の腕時計を左腕に装着すれば、左リューズになり、手首を傷つけることはないでしょう。

Apple Watchの右リューズ(デジタルクラウン)の誤操作問題

Apple Watchのリューズ(デジタルクラウン)は、角が丸く、ステンレススチールモデルでもアルミニウムモデルでも、手首を傷つけそうにありませんが、問題はその動作です。まずデジタルクラウンを押すことでアプリアイコンの並ぶ「ホーム画面」が表示されます。また、長押しすると「Siri」が起動し、用件を聞いてくれますから、手首で触れてしまうことにより、予期せぬタイミングでこれらが開いてしまうのです。特に、筆者のように車の運転(しかもマニュアル車)が多い場合、気がつくと「ホーム画面」になっていたり、「Siri」が起動したりと、誤操作が多かったのです。

Apple Watchをレフトハンド仕様にする設定

それは無印Apple Watchを利用し始めた2015年、前述のように運転中、「Siri」が起動することが頻発していました。手首を曲げる動作をしたときに、デジタルクラウンを長押ししていたためです。そこで設定を確認したところ、「左リューズ」に設定できる項目がありました。しかし、そのままでは不満が。それが「ベルトの向き」です。それではお待たせ致しました、実際の設定方法を解説しましょう。

設定1
iPhoneの「Apple Watch」アプリから、[一般]をタップし、[ウォッチの向き]に進みます。表示された画面から、「APPLE WATCHの装着」は[左手]を、「デジタルクラウンの位置を[左にDigital Crown]をそれぞれタップして選択します。

設定

設定2
次にApple Watchのベルトを外します。はずしたら、ベルトの上下を逆に取り付けます。※理由は後述

画像1

設定3
設定は以上です。左手首に装着すれば左リューズのレフトハンドモデルApple Watchの完成です。

なんでベルトを上下逆さまにとりつけるの?

[左手]、[左にDigital Crown]に設定すれば終わりと思われますが、これだけでは、標準のベルト(バンド)が上下逆になってしまいます。標準ではバンドの突起部分が上側に、穴部分が下側になりますが、これが逆さまになってしまうのです。慣れれば装着しやすくなるかと思いましたが、なかなか慣れず、結果的にバンドの上下を逆さまにすることを思いつきました。これで完全なレフトハンド仕様の完成です。

まとめ

Apple Watchの設定画面から[左にDigital Crown]を選ぶことで、レフトハンド仕様にできました。そのままではバンドの上下がさかさまになるため、好みで上下を入れ替えると良いでしょう。

この記事は、2015年に公開した記事のリライト、アップデート版です。

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