メンタリング実践例② 〜K府市中病院〜
新年度から1ヶ月ほど経過し、多くの新人が現場で頑張り始めている時期かと思います。
今回も、私たちがお手伝いさせてもらっている総合診療プログラムのメンタリングについてご紹介します。
1、概要
この病院で総合診療医の育成を始めるにあたり、家庭医療に関する教育を提供できないところが悩みのタネだったと聞いています。
専攻医に家庭医療のポイント+専門医を取得するために必要な知識などを伝え支援することを目的に、とくだ理事がメンタリングを行うこととなりました。
月1回、専攻医が持ち回りでプレゼンを行い、そこにとくだ理事がメンタリングを行う形で実装しました。
2、指導医の感想
今回はとくだ理事に依頼を出してくれた指導医の先生にインタビューを行わせていただきました。
コメントを抜粋して紹介したいと思います。
「元々家庭医療を教える素地がなかったので、その部分をミックスできればいいなと思って依頼しました」
「(指導医としての満足度は)満足度で言うと高いです。9割、100%くらい。できてなかった、なんとなく勉強してたことをちゃんと”そういう風にいうんだね”みたいなのがわかって。」
「知らない知識だったので勉強になったので。専攻医のモヤモヤを形に従ってまとめてくれたこと、それは結構印象に残ってますね」
「(オンラインメンタリングは)専攻医・指導医・とくだ理事の形なら大丈夫そうですね。いきなり1:1じゃなく、専攻医の雰囲気を見ながら指導医が助け舟を出してます。とくだ理事はホワイトボード使ってくれたりとかIT的な強みってあるじゃないですか
それが重要そうな気がしますね」
「個人的には総合診療医の素地っていうのは病院で働くのに重要だと思いますし、当院の教育に……例えば総合診療専門医を取った人がスタッフとして残ってくれて根付いていくことは重要かなと思う」
3、終わりに
総合診療プログラムに「家庭医療のエッセンス」を医局にっぽんから提供することができている例をご紹介しました。
総合診療の専門プログラムを立ち上げても、まだまだ指導医が勉強途中という場所は決して少なくないかと思います。そういったプログラムで頑張る指導医・専攻医のみなさまを、私たち医局にっぽんが支援できれば幸いです。
興味を持って頂いた方や詳しく話を聞いてみたい方は、ぜひご一報ください!
ikyoku_nippon★gmail.com ★→@
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?