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初めまして、医局にっぽんです。

八重桜

 Noteをご覧いただきありがとうございます。
 この記事を読もうと思っておられる方は、多かれ少なかれ”総合診療”について興味のある方かと思います。
 私たち「医局にっぽん」は ”どこにでも、誰にでも、総合診療の成長を届けたい” というビジョンを叶えるために生まれた一般社団法人です。
 私たちがどんな組織なのか、どんなことをしているのか、簡単に紹介したいと思います。
 よければお付き合いください。

1、「医局にっぽん」が生まれた理由
2、どんな活動をするのか
3、創始メンバーの紹介
4、まとめ


1、「医局にっぽん」が生まれた理由

 総合診療が専門医の仲間入りをしてからはや数年、少しずつ後期研修プログラムの数も増え指導医・専攻医ともに数も増えてきています。
 一方、教育体制としては潤沢とは言えず、プログラムによってまちまちなのも現状です。総合診療はまだまだ日本で未発達な分野です。未知数の領域にせっかく踏み込んでくれた専攻医をうまく導けずに歯痒い思いをされた指導医の方も多いでしょう。
 総合診療専門医が始まってまだ数年。日本全国で手探りの日々が未だ続いています。

 創始メンバーもまた手探りの中で総合診療医としてキャリアを積んできました。
 大好きな土地で学びを十分に得られず、泣く泣く別のプログラムに異動したり。
 生まれ故郷でメンター達に出会い、総合診療医として花開いたり。
 教育を受けたくても受けられない環境でもがきつづけていたり。
 キャリアのバラバラなメンバーだからこそ共通する想いがあります。

”どこにでも、誰にでも、総合診療の成長を届けたい”

 全国どこでも誰でも総合診療の成長ができる未来を叶えるため、「一般社団法人 医局にっぽん」は生まれました。
 距離があってもIT技術を使えば、私たちはどこにいても学びを届け成長を支えることができると考えています。
 日本全国がひとつの医局であるかのように、全国の仲間を支援していきたい。それが医局にっぽんが目指す役割です。

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2. どんな活動をするのか?

 医局にっぽんの掲げるビジョンは、
”総合診療に携わるすべての人々が、時・場所・空間・世代をこえて安心して成長しあえる”場”を成熟させ、日本全国どこにいても標準的な総合診療について学びそれぞれの地域に還元できる社会をつくる”
 ことです。

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 それを叶えるために、私たちは下記のような取り組みを鋭意検討しているところです。

 「医局・せんぱい」 :プロトタイプ始動中
 学び”への需要のあるメンター/メンティをオンライン上でマッチングさせ、オンラインでのメンタリング・ポートフォリオ作成支援・研究サポートなどを継続的・形成的に実施。相互にフィードバックを与え、お互いの成長を支援する。それぞれにとっての「第2・第3の居場所」を提供する。

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 (以下は順次、実装予定)

「医局・スタディ」

  クラウド上に総合診療/プライマリ・ケアに関するレクチャー をストック。またレクチャーを提供したい人にとってのハブを提供する。

 「医局・掲示板」

 各種勉強会情報のキュレーション、カレンダーの一覧など。


活動が始まったら、改めてお知らせしたいと思います。
是非このNoteをフォローして頂けますと幸いです。


3、創始メンバーの紹介

 医局にっぽんは総合診療医が集まって結成しました。このNoteも理事が折々発信していくことになります。
 少しだけ自己紹介にお付き合いください。

名称未設定


櫻井 広子/さくらい ひろこ(代表理事)
 みちのく総合診療医学センター 非常勤指導医
 日本プライマリ・ケア連合学会 専門医部会若手医師部門 幹事
 2019年度日本プライマリ・ケア連合学会 家庭医療専門医試験 最優秀賞

コメント:“居場所”としての医局にっぽん
「産休育休を経て、公的な自分の肩書きがなくなった時、なんとも言えない漠然とした不安定さを感じました。どこにいても、どんな働き方をしていても「自分がいて居心地の良い、自分が貢献したいと思える場所」があったらいいなと思っています。そして、そういう居場所を必要としている人に、いつでも座布団を出して、いっしょにお茶できるような団体になっていきたいと考えています。」

徳田 嘉仁/とくだ よしひと(理事) 
 滋賀家庭医療学センター 遠隔指導医
 日本プライマリ・ケア連合学会 広報委員/近畿ブロック代議員
 総合診療 特任指導医

コメント:“標準化”のための医局にっぽん
「 2020年現在、419もの施設が総合診療のプログラム登録を行っていますが、多様性に富んだ総合診療への学びを一施設内で完結できている所は、まだ多くないと感じています。また、残念ながらまだマイノリティな領域であり、一人で頑張っている指導医/専攻医も多く、ときにアイデンティティややりがいを見失ってしまう人もいるでしょう。しかし、プログラムの垣根を超え、皆が支え合って得意なところを補い合っていけば、標準化された総合診療専門医が育つ環境を、全国に、当たり前のように用意できるはずです。本団体がそのための”場”となって、温かい未来に繋がっていくことを願っています。」

4、まとめ


 医局にっぽんは総合診療が誰でもどこでも学び成長できる未来のために、2021年から始動します!
 日本中に成長と居場所を届けられるよう、精力的に活動していきたいと思います。
 ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
 
(お問い合わせ)
 ikyoku.nippon⭐︎gmail.com (★→@)

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