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哲学

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#読書感想

『自由からの逃走』エーリッヒ・フロム

はじめに:自由と孤独本日は、女史の反資本主義精神を育んだ張本人でもある、フロム先生の著作…

『武士道』新渡戸稲造

はじめに:古来の日本人の哲学武士道とは、日本人なら誰しも聞き覚えがある言葉だ。武士に始ま…

『フレームワークの神話-科学と合理性の擁護』カール・ポパー

はじめに:既存理論をぶった切れポパーは私の尊敬する哲学者だ。今回は、ポパー先生の、科学的…

『自由論』ミル

はじめに:個人の自由と社会の制限ミルは、個人の自由と、社会における自由への制限について本…

『人間不平等起源論』ルソー

はじめに:不平等の起源は人間自身今回は、女史の最も敬愛するルソーの著作を紹介する。ルソー…

『「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義』シェリー・ケーガン

はじめに:哲学的問いに挑む本書では、死とは一体なんであるか、人間にとって敵であるか味方で…

『人はなぜ戦争をするのか』フロイト

はじめに:エロスが戦争を止める女史は、実はフロイトが好きである。フロイトは、現代科学では誤りであるとされる理論を多く提唱した。しかし、フロイトの功績というのは、心理学発展のためのたたき台を創ったことである。学問の発展の火ぶたを切るのに、誤っているか正しいかは、関係ないのである。 女史は、誰も精神分析など相手にしなかった時代に、ひたすら精神病院の患者を観察し続けたフロイトのマインドセットに大いなる敬意を払っている。 さて、本著は、タイトル通り、人間が戦争をする要因を、精神分

『帝国主義論』レーニン

はじめに:資本主義の発展段階としての帝国主義本日は、レーニンの著書、帝国主義論についての…