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noteを読み返して思ったこと

 子どもの成長がとても早い。
 つい1カ月前は寝返りがやっとできたくらい。離乳食を始めたばかりで、完食させるのも30分くらいかかる。
 それが今や、寝返り返りを軽々とやってのけ、離乳食を見ると自分からスプーンにかぶりつきに行っている。これだけ変化があると、妻がつけてくれている育児記録や日々の写真を見返すのがとても楽しい。

 一方、自分はどうか。

 今日、久しぶりにnoteの過去記事を読み返し、当時の自分の考え方を振り返った。一番古い記事で5年前に書いたものを読んだから、そのころからなら多少の変化はあってもいいだろうと思ったのだが…。

 正直、そこに書かれている内容は今とそれほど変わらなかった。それはつまり、この5年間で自分の考え方やものの見方が変わっていないということでもある。文章に書いてあることなんて自分の思考のほんの一部でしかないのだから、まったく変わっていないことはないのかもしれないけれど。それでも5年あれば、もう少し物事に対する考え方が深くなったり、新しくなったりしないものだろうか。5年前といえばまだ実家に住んでいて、独身で、今の妻とようやく付き合い始めたころ。あの頃から大きく環境も変わっているはずなのに、当の僕自身はほとんど変わっていないとは、この5年間、僕は一体何をしていたのだろう。

 毎日noteを書き続ければいいのだろうか。そうすれば、今の自分の物の見方、考え方をより広範囲に、詳細に残すことができ、将来見返したときに、細かい変化にも気づくことができるかもしれない。それでも、それだけしないと変化を見つけられないとは、自分の子どもと比べると、僕は結構つまらない生き物かもしれない。

 観察されて面白いと思われたいわけでもない。けれど、「男子三日会わざれば刮目してみよ」を体現するような、そんな人間に少しでも近づければ、人生も振り返ったときに楽しさが増すかもしれない。

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