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アタリなのかハズレなのか

初note

プロフィール投稿以降、何から書こうか考えていたら1週間以上経ってしまった。

考えてばかりいても始まらないので、何かうまいこと面白くしようとか、時系列とか考えず、とにかく体験した事を思いつくまま日記感覚で書くことにしました。

2010年からベリーダンスの修行の為にほぼ毎年トルコに通っている。ここ数年はジプシーと民族舞踊に惹かれて、そちらを追いかけている。

(トルコでのベリーダンス:ベリーダンス界ではエジプシャン(スタイル)に並んでターキッシュ(スタイル)と言うのがあるが、このターキッシュベリーダンスは「絶滅危惧種」であると私は思っている。そのことはまた今度)

旅の計画

私は性格的に、先の計画を立てるのが苦手です。

例えば美容室の予約なども当日「あ!今髪切りたい!」と思ってその場で電話して空いていたら行く。予定を決めないと不安な時もあるけど、総じて苦手。

なので、旅もそんな感じ。

行き当たりばったりで、すごく導かれて沢山の出会いがある時もあれば、そうではない時もある。

2019年6月のトルコ旅行は、日本で働くトルコ人の友達(彼は民族舞踊団で踊っていた元プロダンサーで、私の民族舞踊の先生の1人)が、私が行くときにちょうど里帰りするとの事で、

「じゃあ、イズミールの空港でね!」

と「じゃあ、明日新宿駅でね!」くらい軽いノリでイズミールに行く事に決めた。

ええ?時間は?泊まるとこは?迎えに来てくれるの?そんな不安がよぎるが、ま、行けば何とかなるか。とそんな感じで航空券を取った。

トルコ人は、大抵とても前向きでアツイ方達。その場で言っている事は本心だけど、それが叶うかどうかまでは「インシャッラー」

インシャッラー=イスラム圏で使われる言葉で、神様の思し召しのままに。神が望めば。と言う、素晴らしい意味を持ってもいるけど大変便利な言葉。なるようになる。的な。

この年は八方ふさがりという運気だったので、不安もあったけどトルコ人の友人の帰省に合わせて旅行できるなんて滅多にないしね。インシャッラー

いざ出発!


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イスタンブールを経由してイズミールへ。

イズミールはエーゲ海沿いのリゾート地の多くある開放的な土地。行くのは2回目。イズミールはトルコ3大ロマ居住地(ロマ=ジプシー)

確か1番大きなコミニュティーがあるのです。ロマの踊りをyoutubeを見ていても出てくるのはイズミールのロマが多い。ちなみに美人の多い土地でトルコの芸能界もイズミール出身者が多い。

車で迎えに来てくれた先生と合流して、先生の実家へ。


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先生の夏用のご実家は海から少し離れた山の上にある。見晴最高(海も見える)涼しくて庭にはその場でとって食べられる果物の木がたくさんあってお庭もかわいい。天国だな。

イズミールの街並み

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イスタンブールもだけど、リゾート地の街中はどこもフォトジェニック。

今回はUPしないけどネコの写真も山のようにある。

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そしてご飯が美味しい。これはMezeといわれる前菜的なアペタイザー。

どれもこれもすっごくおいしくて安い。合わせて呑むのはラクという蒸留酒。

トルコは食物自給率100%の国。食べ物が新鮮で美味しいのです。

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海沿いのレストランが立ち並ぶ場所での夕日。毎日お祭りのような賑わい。

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人生初のスカイダイビング。怖さと開放感とがひしめき合う体験。

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フェティエの素敵なレストラン。流しのジプシーミュージャンがお客さんを間をねって演奏。みんなリクエストをして歌ったり踊ったり。

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私も踊らせてもらう。こういう時は踊らにゃそんそん。普段恥ずかしがり屋なのだが、こういう時は踊りたい🖤

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アンネ(お母さん)の朝食。朝だけじゃない他の食事もお腹いっぱいオーガニックなもの、裏の山で取れたハーブをつかったり庭の果物で作ったジャム、オリーブ、ヨーグルト。どれをとっても美味しい。

トルコ人は食事の中で朝食を一番大事にするらしい。友達と朝ごはんを食べるために車を出して出かけたりもする。

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お世話になった先生とそのご両親。トルコ語少しできてよかったー。お茶飲みながらちょっとしたお話ししたり、料理の作り方教えてもらったり、先生同様素敵なご家族。お世話になりました。

イズミールの街中の夕日

お宅のある山の上のウルラでのお散歩とご馳走。

おしゃれな観光地チェシメ、ワイナリーや植物園

トルコ人の憧れ!?リゾート地フェティエでプライベートビーチとスカイダイビング。

3泊の夢のエーゲ海リゾートツアーでした。

旅の目的・計画

はっ!今回は遊びに来たわけではない。

貴重な休暇を使ってここに来たのは、

mission1・イズミールでジプシーソングを多く歌うPAUに会う事。

mission2・エーゲ大学の民族舞踊や民俗学研究の偉い先生(正式な敬称がわからず教授といえばいいのか?)APOさんに会う。(後で分かったのがジプシー居住区に連れて行ってくれようとしたらしい)事前にアポは取っていたw

PAUは非ジプシーだと思うのだが、ジプシーソングをよく歌うので少しは血を引いているのかもしれない、その辺はデリケートでメールでは聞けない。彼の曲が好きで振付を作って生徒さん達とよく踊っている。そんな動画をPAUが見てくれて、メッセージのやり取りが始まった。

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笑顔が素敵なPAUの動画

https://youtu.be/cqQSc7UKbRA

(初めてでYouTube埋め込みとかわからない)

イズミールに行くから会おう!とラブコール。

SNS様々です。彼はライブハウス(カラオケバー)みたいな所で歌ったり結婚式などで歌ったりして、主にYouTubeに新曲を発表している。私の中ではスターだが、いわゆるYouTuberのように思う。

少し前は生活と性格の乱れたジプシーの女性をサポートするシリーズがものがインスタグラムですごいバズっていた。

マイフェアレディー的な。優しい人なのである。

で私が会いたいトルコ(イズミール)ジプシー歌手の本名はDJYılmazという方なのだが、こちらはスター過ぎて近寄りがたい。。。でもSNSでは繋がってるのでいつか。。。一目だけでも。。。

結論

2人とも会えなかった。

全てタイミングと言ってしまえばそれまでだし、

自分の企画力のなさもあり、何が何でもやり通すという、強い意志(=わがままになれなかった)の弱さ。人と一緒に旅するとそりゃ、都合を合わせなきゃ行けない。旅仲間のやりたい事と、私のやりたい事はちがうし、もちろんチャレンジしたけど、タイミングが合わなかった。

貴重な時間とお金を使うからには「何かを得なくては」という貧乏根性はあるのでキラッキラのリゾート地と夢にまで見た土地。なのに焦りばかりで、心から楽しめなかった。

あの時は、今回の旅はハズレだわ。とおもったけど

(なんて贅沢な・・・)

コロナになってしまった今思えば、もうあんな素敵な旅はしばらくないだろうし、ご縁があって行けた旅。ロマの人もたくさん見かけたし、その土地の空気、食べ物、人々、カルチャーを肌で感じた経験は何ものにもかえがたい。

本当は今年2020年リベンジするはずでしたが、また来年私の気力があるなら、ジプシー居住区のTepecikに連れて行ってもらうのだ!

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そして車でイズミールからイスタンブールへ!

車で行くなんて思いもしなかった!

(表紙の写真は途中の高速?で売ってるメロン屋さんのディスプレイ、これが何軒もあるのです)

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イスタンブール着いた。いつもの光景。現実に戻される。

(いや、これも十分ファンタジックでしょ)

イスタンブール、ゆるゆるベリーダンスフェスティバルと、

ブチギレ珍道中はまたいつか。

※今回写真のサイズ感が大きいですよね。これ次の課題。動画もUPしたいし。最後まで見てくださりありがとうございました。










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