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短編小説の箱庭

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一定のルールがないと逆に上手く息ができなくなってしまいがちの幾兎が、ルールなしで綴った短編を寄せ集めたマガジンです。 淡かったりハッピーだったり黒かったり、いろんなヤツが生息して…
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#冒頭3行選手権

夢奏楽団

「指揮者は消えた」
その声はまるで遠雷だった。いや、本物の雷もまた、古城の崩れるような音をしてどこかで確かに落ちていた。とにかく俺はそんな二つの音が蠢くのを聞いて、目を覚ました。

企画の紹介と、三行よりもずっと長い後書き

はい。「え? 三行書きゃええん? 助かる!」ってノリで、高校生時代使っていたアプリに眠ったままになっていた文章を引っ張り出していじくってみました(ナメとんのかコイツ)。僕は幼

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