追憶のドラムスティック別れ霜
きょう、5月2日は「東京スカパラダイスオーケストラ」青木達之さんの命日。
1995年のシングル「花ふぶき〜愛だろ、愛っ〜」
永瀬正敏さんの出演なさっていた
「カクテルバー」のCMソング……
わかる方、いらっしゃいます?
生前、メンバーからの信頼も厚かったようで、
沖祐市(Key.)さんは、自身のTwitterで、
と、述懐しています。
「気持ちの整理をつけるのは無理」とも。
青木さんが亡くなって半年後の
1999年11月発売のマキシシングル。
(ドラムは現メンバー・欣ちゃんこと茂木欣一さん)
メンバーの心のなかに
いまも、青木さんは生きているんですね。
わたしは、亡くなってから青木さんを知りました。淡々と、でもどこか飄々としたドラム叩くひとだな、という印象です。
まじめで責任感が強い、と評されている一方で、
真顔でクスッと笑えることを仰る。
そんなところも、
過去の作品からうかがえました。
そんな、青木さんの命日が近づいてきたころ
5月2日を境に、見られるのがまれになるという
「別れ霜」という季語で、一句詠みました。
(のちにTwitterのお題? になって、
「これだ!」と、ストックしてあったのを
速攻で投句したという)
「ちょっと……、生々しすぎやしないかい?」
青木さんの亡くなった背景、というか情報を
いろいろ入れすぎているわたしの懸念をよそに、
この句は、とても反響が大きく、
などなど、数々の嬉しいコメントを頂きました。
あと、在りし日の青木さんに想いを寄せていただいた推敲句も、コメント欄にて頂戴いたしました。それが、タイトルの句です。
とにかく、予想以上に句へのコメントが盛り上がり、驚きつつ大変うれしかったのです。
こんな展開になろうとは、まったくもって
予想していなかったわたしは、
この「生々しい」句の推敲句を
用意していたのでした。
こちらです。
青木折れ花の散るらむ小田急線
まさか、「青木の花」という植物があろうとは。
このような花。
シブい紫色が、青木さんのイメージに
あっている気がします。
(スカパラのスーツの色っぽいような気が、
しないでもないです、はい。)
花言葉は「初志貫徹」「永遠の愛」など。
常緑樹で耐寒性も強いため、
このような花言葉が生まれたようです。
(https://greensnap.jp/article/8664より)
曲の始めから終わりまで、
カチッとしたドラミングを変えない、
青木さんの一貫性。
花言葉「初志貫徹」に合っているような。
しかし、ここで新たな問題が。
「青木折れ」=季語の木を折り
「花の散るらむ」=季語の花を散らせ
これ、季語の扱い的に、どうなんでしょうか。
生々しさはオブラートに包み隠され、
花が散って、絵になるかなぁなんて思いました。でも、
季語の「青木」が折れて
花も散ってボロボロになり(そして消えた?)
と、捉えることもできて
問題なような……うぐぅっ
と、いうことで
青木の花命のリズム刻みをり
さらに、推敲いたしました!
生きていてほしかった?
いやいや、生きてるよ、メンバーや
ファンや、わたしたちの心のなかに!
そんな思いも、こめて。
1998年発売のシングル「愛があるかい?」
動画のいちばん最初に、青木さん、
チラッと映ります!!
いつもありがとうございます^ ^
コメント「ふつう〜中辛」にて、
ご意見ご感想、お待ちしておりまする🙇♀️
皆さま、よいゴールデンウィークを!
いただいたサポートで、たくさんスタバに通いたい……、ウソです。いただいた真心をこめて、皆さまにとどく記事を書きます。