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季語:秋うちは・休暇果つ・芙蓉

季語:秋うちは

秋うちはどこにあつたの四枚も


娘2歳が、おうちの至るところから次々とうちわを探しだして、出てきました、4枚も😵

それらを「どれにしましゅかー?」と、
わたしの目の前に並べて、

秋うちわ屋さんをやっていました😅


ちょうど季語が「秋扇」の日曜でした。

うちわ……? まったく浮かばぬ😑
と、途方にくれていたところでした。



これ全部持ってお出かけしました😂



季語:休暇果つ

甥姪の足の遠のき休暇果つ


夏休みのあいだは、週3ペースで
わが家に預けられていた甥っ子姪っ子。
(甥10歳、姪8歳)

最近見ないなぁ、と思って一句。

預かっているのは義父母。
甥姪は義父母の生活スペースで、まったり1日を過ごしています。

とはいえ同居なので知らん顔もできず、娘の保育園のお迎えについてってもらったり、甥姪の分、おかずを多めに作ったりしていました。
いるかな? この情報😅


だんだん、来る頻度が減ってきたなぁと
思っていたら……。

そろそろ学校が始まるようです。

夏休みの宿題に追われているとか。



そうなると、甥っ子姪っ子がやってくるのは
元どおり、週1ペースです。




季語:芙蓉

あのひとにまた逢えるかな酔芙蓉


芙蓉の花は見たことないんですが、
芙蓉の花の出てくる小説は、
読んだことがあります。


川上弘美さんの本、
20代のころ読みあさっていました☺️


こちらの短編小説集(2003年発売)↑
に収録されてる

「ぽたん」なるお話から、一句。
あらすじを、こちらのサイトから引用します。


日曜日ごとに飼っているメンドリを公園に散歩させにくるミカミさんを、日曜日の夕刻、約束したわけでもない「わたし」は待っている。週に一度、雨天中止。そういう逢瀬、ともいえなくもなく。
ぽっかり明るく深々切ない、川上弘美の恋愛短篇集「おめでとう」からの一作。散歩するニワトリを眺める男女の他愛ないやりとりから、ほんのりとただよう恋の予感が綴られる。
http://www.kakuta.tv/encore/roudoku_history.html#2-potan



主人公と「ミカミさん」は、ぽたんと落ちる芙蓉の花をきっかけに公園で出会い、ぽつぽつと話すようになります。

ふたりの逢瀬(とも言えなくもない)の場所に咲いているので、物語ぜんたいを、芙蓉の花が彩っているのです。



ゆかしい、楚々とした花、
品のある花……。

物語を読み進めるうちに、芙蓉の花のイメージが、ぐんぐん膨らんでいきました。

(トップ画で、実際の写真を見て
「こんなに綺麗な花なのか!」と驚きました)


最初、物語の芙蓉の花は「白」だと
思っていました。

しかし、作中では芙蓉は「ぽたん」と
落ちる。というか「日曜日の夕刻」とハッキリ書いてある。
芙蓉の花は、朝に白く咲き、夕方には紅くなって落ちるんですね。

なのになぜ、紅ではなく
「白」だと思ったのか。謎すぎます😅
句も、こっそり推敲してます💦





そして、読めば読むほど、
優しくハートをつかまれます。

変わったひとは出てくるけれど、
なにか特別なことが起こるわけでもない。

でも、ふたりで過ごす他愛のないひとときが、
ゆっくり時間をかけて、「特別」になっていく……。

ちょっも、こそばゆい読後感も、
くせになります。


どんな話だったか、はじめから終わりまで難なく思い出せるし、読んだときのキュンとした感じ、じわぁと温かな気持ちも思い出せます。

また読みたくなってきたなぁ……。


川上弘美さんの短編集「おめでとう」

「ぽたん」以外にも、すてきな物語
いっぱいあります!


遅くなりましたが、終戦忌(誕生日)の記事に
たくさんのスキ&お祝いコメント
ありがとうございました!

甲子園(下関国際)フィーバーで
月曜に載せそびれてしまいました。
どうかしてました🙇‍♀️💦



いつもありがとうございます^ ^


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