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文章で自由自在

こんにちは

前回に引き続きメンタリスト DaiGo著 「人を操る禁断の文章術」の備忘録としてこのnoteを書いていきます。

前回のnoteはこちらからどうぞ

文章を書く時はどんなことを意識して書いていますか?


自分の場合は、誤字脱字がないかとか、最初から最後まで言いたいことがぶれていないかとか、より多くのことを正確に伝えられているかとか、そういった観点で文章を書いています。


全体的にお堅いです。


仕事で文章を書くことが多いので必然的にそうなってしまいます。なんの仕事かによって違いはあると思いますが、自分の場合は仕事でお堅い文章ばかりを書いていますので。


しかし、本書ではそれは「伝わる文章」であって「したくなる文章」ではないと述べられています。


普通に感がえると
伝わる=したくなる
と思ってしまいがちですがそうではないようです。


伝わっても「ふ~ん」で終わったら意味ありませんよね?


まず「伝わる文章」「したくなる文章」は違うんだということをはっきりと意識しておかなければいけません。


本書では「いかに相手を行動させるか」に重点を置いた文章の書き方が紹介されていますので、順番に紹介していきます。

書かない3原則
1.あれこれ書かない
2.きれいに書かない
3.自分で書かない

普通相手に行動してほしいときって多くのことを書きたくなります。しかしそれは逆効果で、以外にも文章をあえて書かないという方法で相手を行動させる文章にすることができるようです。


原則1.あれこれ書かない

自分の思いが強ければあれこれ書きたくなりますがそれは逆効果です。あれこれ書くと読み手は多くのことを受け取りすぎて、結局よくわからないで終わってしまいます。


相手を行動させたいのであれば、伝えたいことを一つに絞らなければいけません。


これを「ワンメッセージワンアウトカム」というそうです。伝えることは常に一つだけです。


伝えることを一つにすると、文章に込められたメッセージが明確になりより相手に行動してもらいやすくなります。


原則2.きれいに書かない

この法則も意外でした。

正しい言葉遣いでスラスラ読めるきれいな文章の方が良いと思っていましたが、これも逆のようです。


ポイントは「話しかけるように書く」です。


あえてきれいに書く必要はないんですね。たしかに文章が綺麗すぎるとなんだかよそよそしいというか、感情がこもっていないとか、そんな印象になってしまいます。


自分の感情を抑えると相手も感情が抑えられてしまいます


さらに個人的な思いや背景が盛り込まれた文章にすると効果は絶大です。


例えばこんな感じのことです。
・飲みながら交わした何気ない会話の続き
・相手が関心を持っていた出来事の報告
・依然聞いていた家族の近況


プライベートの話題になると一気に心の距離が縮まった感じがしますもんね。効果がありそうです。


原則3.自分で書かない

言葉だけ聞くと意味が分かりません。


これは、刺さる言葉は相手の心の中にあるということです。


自分にとって刺さる言葉が相手にとっても同じだとは限りません。
人それぞれ違いますもんね。


ではどう文章を書いていくのかというと、
文章を書く前に相手のことを調べ、相手に合わせて言葉を選んでいくということです。


そもそも読まれる文章というのは「あなたの欲求を満たすものがここにありますよ!」という強い求心力が備わっています。


美しい文章ではありません。


例えば家電製品の取扱説明書。文章は全く美しくありませんが、その家電で何か困ったことがあると必死で読みますよね。自分の欲求を満たすものがそこにあると明確だからこそ読まれるんです。


最後に読み手の欲求はどんなものがあるのかをまとめておきます。


読み手の欲求
・知りたい!
・学びたい!
・悩みを解消したい!
・損をしたくない!
・得をしたい!
・誰かに認められたい!


以上、「書かない3原則」でした。


これだけでもかなりの効果が期待できます。しかし相手を行動させる文章のテクニックはまだまだあります。


次に紹介するのは「7つのトリガー」です。まず最初に7つまとめておきます。

①興味:相手の興味に合わせる
②ホンネとタテマエ:理想と現実のギャップを埋める
③悩み:相手の悩みを解決
④ソン・トク:いかにソンをさせないか
⑤みんな一緒:社会的証明
⑥認められたい:承認欲求を刺激する
⑦あなただけの:特別感や希少性


この一つ一つが強力な力を持っています。


すべてを使う必要はなく、一つだけでも特化すればかなり文章がよくなります。


このかなでも特に興味深かった②ホンネとタテマエについて書いていこうと思います。


これはこうありたいという理想とこうあるべきという現実のはざまで揺れる感情を逆手に取ったテクニックです。


本書では具体例として食洗器の広告コピーが紹介されています。

「がんばるママの手が悲鳴をあげています」
「年中手荒れに悩むママに朗報です」

文章を見ればなんとなく分かると思いますが、メインターゲットはキッチンに立つ女性です。


主夫という言葉が一般的になりつつありますが、基本的には女性はキッチンで毎日家事をするものというイメージが根付いています。

・主婦なら洗い物をして当たり前
・食事の用意をして当たり前
・家の掃除をして当たり前


しかし主婦たちのホンネはどうかというと、そうではないようです。

・洗い物の負担を軽くしたい
・学生時代のようなつるつるした手に戻りたい
・ゆっくり本を読む時間を作りたい


このようにホンネとタテマエにはギャップがあります。そのギャップを埋めるツールとして食洗器を押せば効果は絶大です。

「家族と過ごす自由な時間も手に入る食洗器です」


コピーでは手荒れと書かれていますが、実は手荒れはホンネへの入り口に過ぎません。タテマエです。


ホンネがあるからこそ手荒れという言葉が刺さるのです。


また、これがすごいのは、女性はホンネを明かさなくても手荒れというタテマエを使って商品の購入を迫ることができます。


楽したいから食洗器が欲しいと言うよりも、手荒れがひどいから食洗器が欲しいと言った方が印象が良いですよね。


あえてホンネの言葉を書かないからこそ成立してるんですね。


広告のコピーはここまで考えられていることに正直驚きでした。計算しつくされた文章です。


以上、ホンネとタテマエでした。


いかがでしたか?「書かない3原則」と「7つのトリガー」を紹介していきました。


これらのテクニックが呼吸をするように使えれば自分の人生すらも大きく変わっていきそうです。


まだまだ自分には文章スキルはありませんが、このnoteを通して変わっていこうと思います。


将来の自分に期待です。


以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

それでは。





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