障がい者支援を志す保健師

はーい✋いくらちゃんです。

2022年のゴールデンウィーク、皆様いかがお過ごしでしょうか。
いくらちゃんは特に大きな予定もなく、日々引きこもり生活です。
残っていた事務仕事の処理を黙々と頑張っています。


引きこもり生活ではございますが、
時には、庭に生えているフキを収穫して

キャラブキにしたり


娘たちから誘われて、近所の散歩ゴミひろいに行ったり


少し疲れたら、道端に大の字で寝転んだりしていました。


楽しい旅行や出張は、夏以降にお預けです。
(十分、楽しんでるやないかい!!)

さて、本日のnoteは、「障がい者支援」について。
前にも言いましたが、いくらちゃんはこの「支援」という言葉が実はあまり好みじゃないですよね。

分断を生むというか、壁を作るというか、なんだか上から目線というか。。。。

なかなかいい日本語が見つけられずここまでやってきてしまいました。
いくらちゃんが関わることでちょっとでも良い方向に向かうことができる、相互作用の中での営みとでも言いましょうか。
便宜的に、本日も「支援」という単語を使いますが、
何か良い単語があればお教えくださいねー


前回は、地域精神保健に関する大学での授業の一部をお見せしました。


保健師になろうと思ったのは


話は、いくらちゃんの生い立ちに関連しています。
幼少期までさかのぼります。

いくらちゃんが小学校低学年の時に、母の難病、のちに視力障がい者となる「網膜色素変性症」が見つかる。


そして、いくらちゃんが19歳の時、弟も同じ病気であることが発覚する。

毎日一緒だった弟。
家族でありながら、いつも親友みたいだった弟。
彼の将来が閉ざされてしまったように勝手に感じていました。


そんな時

障がいが発覚して辛いはずの弟からの思いがけない言葉。
「兄ちゃんじゃなくて良かったよ。」

いくらちゃんは、当時、心の平静を保つことが難しかったです。
このころ、めちゃくちゃに酒量が増えました。
当時は、メソメソ、グチグチしてばかりでした。

大学で看護を学んでいましたが、家族のために何ひとつできない不全感もあったんですよね。

弟が託してくれた気持ちが本当に嬉しかったし、勝手に母や弟や家族みんなの分まで、いくらちゃんが生き切ろうと決意したりしていました。


今でもよく覚えている、当時のエピソードがひとつあります。
大学の授業で、基礎看護の教授から「障害がわかった時の患者さんの家族はどんな気持ちになるでしょうか?」という問いに、いくらちゃんが運悪く指名されてしまって。
大学では元気で明るいスポーツマンで通していましたが、直立不動で涙ぐむという大失態笑。
話題がタイムリーすぎたんですよね。
文字通り、頭が真っ白に。言葉が見つからないって、こーいうことかと新たな発見でした。
教授も、いつもの井倉くんと違う!ってすぐわかって、後のフォローもめちゃくちゃ手厚くしてくださいました。同級生もかなりびっくりしていました。


他にも保健師になろうと思った理由はたくさんありますが、障がい者支援を仕事にしようと心に決めて、市役所の保健師になりました。


晴れて念願の行政保健師となることはできたのですが、障がい者支援を仕事にできたのは4年目くらいからでした。しかもこの時の担当は、精神保健でしたから、視力障がい者を含む「身体障がい者」の方の支援を仕事でするのは、かないませんでした。

プライベートでは、全盲の友人ができたり、視力障がい者友の会の皆さんから毎年のように講演会に呼んでもらったり。
この辺りから、プライベートと仕事の境界が溶けていくような感覚が醸成されました。
バリアフリー、ユニバーサルデザイン、インクルーシブデザイン。。。。。
言葉は時代と共にいろいろ変わりますが、根底に流れるコンセプトはいつも同じ。

人そのもの。丸ごとの人間。

多分、これに尽きるんだろうなーと思う今日この頃です。
障がいを盾に取りヒトモノカネをたかろうとする者もいますし、逆に晴眼者でも極悪な詐欺師がいます。(炎上、歓迎!笑)
もう、ホンマにその人自身の人間性なんですよね。

障がいがあるとかないとか、そーいうのではなく、その人がどんな人か。
本質をちゃんと見つめられる人になりたいなと思います。

そして、自分にできる障がい者支援は、そう多くはないと考えています。
でも、できることは、いくらちゃんも頑張りたい。


ePARA CARNIVALの公式アンバサダーに就任


先日、障害者が主催する超バリアフリーな ゲームのお祭り「ePARA CARNIVAL」の公式アンバサダーに就任しました。


公式アンバサダーと言っても、Tシャツを購入しただけです笑。
クラウドファンディングを通じて購入するだけで、支援者は全員アンバサダーです。

いくらちゃんの大好きな北村直也さんのご活躍を見てください。
北村さんは、視覚障害者です。

出典:https://esports-world.jp/interview/13121

全盲でかつ、就労支援のお仕事と、ブラインド eスポーツプレイヤー(コンピューターゲームの競技者)、さらに、事務所に所属して「声優」もされています。


本気で遊べば、明日は変わる



本気で遊べば、明日は変わるんです。

障がい者支援って、何したらいいの?むずかしいって思っていませんか。
ぜひ、彼らの活動を知ってください。

可能なら、ちょっとだけで良いので支援してみてください。
自分の支援がどんなふうに役立つのか、その後も見守ってください。
それだけでもいいです。

自分自身にできる直接的な支援は、そう多くはありませんし、難しいかも知れませんから、間接的にでいいから、頑張っている方を応援する。
これも立派な支援だと私は思います。

興味を持ってくださった方は、こちらで本文を読んでみてください。

お金の支援が難しい方は、情報の共有(シェア)をご検討ください。
シェアも立派な支援です。

一人で多くの方に、障がい者の活躍が届けば、世界はちょっとよくなるんじゃないかと思うんですよね。

情報のシェアをすることで、他人からは偽善者と言われ、批判されることもあります。
いくらちゃんも、周りの方に「障がい者支援を熱く考えている人」と思われたい偽善者です。もう偽善者で結構。
必要な方に届くなら、それでいいや。

障がいに関して発信したり、行動したりすることが格好いいって流れを作って行けたらいいなって思っています。

それぞれにできることはほんの少しかも知れませが、それでもちょっとだけ始めてみませんか。

一人の100歩も大事ですが、100人の一歩を。
一生懸命な人に、人の温もりあたかい世の中を!


さーて 来週のいくらちゃんは


「プレゼンの語源はプレゼント」
「スペシャルサンクス」
「令和デモ暮らしー」

の3本です。

来週もまた、みてくださいね!
ジャンケン、ポン!

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