読書ログ#1「ORIGINALS 誰もが『人とと違うこと』ができる時代」

最近読んだ本で一番の良書。

ペンシルベニア大学ウォートン校の組織審理学者アダム・グラント教授の著作で、”オリジナルな何か”を成し遂げるために必要な要素や具体的な実現方法についてたくさん(本当にたくさん!)のヒントを与えてくれる。

中でも印象に残ったのは、「『今あるもの』をそのまま使うのではなく、みずから行動を起こして、よりよい選択肢がないかを探し求める」ことの大切さ、オリジナルな人は向こう見ずなわけではなく健全なリスクテイクができているということ(ワービー・パーカー創業者ら、フィル・ナイト、スティーブ・ウォズニアック、ラリー・ペイジ、セルゲイ・ブリン等)、オリジナルなものを生み出すには前提として多くを生み出すことが大切という点だ。当たり前のように聞こえるかもしれないけれど、本書を読むとこれらについて今までは違う次元で腹落ちする感覚がある。

海外の本を読むと具体例が豊富で面白い反面、結局何が言いたいのかがきちんと捉えられずに終わってしまうこともあるのだけど、この本は具体例が面白い上にそれら全てが著者の主張にきちんとつながっていくスッキリ感がある。きっと楠木建さんの翻訳の見事さによるところも大きいのだろう。

今まで本を読んだ後のアウトプットというのはあまりしてこなかったが、News Picks Magazine(面白かった☺)の前田裕二さんのインタビューを読んで、もっとアウトプットしないとなと思わされた。前田さんは、読書をその後の行動につなげることを重視しているそうで、読後、その本を読んで学んだことを簡潔にまとめ、また、本を受けて今後起こすべきアクションプランも最低3つ立てるとのこと。

そんなわけで、私もORIGINALSを読んでのアクションプランを立ててみた。

①盲目的に現状の仕組みに従うことをやめ、常にもっと良い方法はないかに意識を向け、即改善する。

②ブリッジウォーター社のルール集を読んでみる(とても気になった)。

③弱点をさらけ出し、物事を有利に運ぶ手法を身に付ける。


いくらごはん

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