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士官を育成する防衛大学校の漫画「あおざくら」を知っていますか?

こんにちは?こんばんは?これで4回目の漫画noteになりました。

今日は、あおざくらという漫画をオススメします。8巻が出たあたりくらいからずっとウォッチしていて毎回新作が出るのを楽しみにしている漫画なのですが、今日いつもどおりLINE漫画を立ち上げたら、ドラマ化するみたいで!!(映画化もするのね)

ドラマ特区「あおざくら 防衛大学校物語」
MBS 10月31日(木)スタート 毎週木曜夜0:59-1:29
https://www.mbs.jp/aozakura/

ドラマは一回おいておき、この漫画は自衛隊や防衛大学校に興味がない人に是非読んでみてもらいたい作品です。

ベールに包まれている防衛大学校の行事に加え、厳しい環境の中にある友情や恋の話みたいな学生生活を覗き見ることができます。

加えて巻末に毎回出てくる自衛隊幹部のインタビューとか出てくるのでそれを読むのもすごくためになる。平間洋一さんとか、第一期生の方の話とか為になる。

あおざくらは防衛大学校での学生生活の話

あおざくらは、二階堂ヒカル先生による防衛大学校での学生生活を描いた漫画です。現在13巻まで発売中。最新刊は、11月18日なので期待。

物語は、成績優勝だけどスーパーケチな主人公の近藤勇美君が防衛大学校を受験することから始まります。家庭環境から私大進学が難しく就職を決めていた近藤君が、勉学に励めてお金が貰える防衛大学校って素敵じゃないか!!の気持ちで入学しちゃうところから。

国のためではなく利己的な理由で入学した近藤くんですが、厳しくも優しい先輩達と、苦労を分かち合う仲間とともに防衛大学校の様々な行事や部活などに取り組む姿を描いています。彼はどんな士官になるのか今後の展開が楽しみ。

防衛大学校はそもそも何を目的にした大学なのか

防衛大学校は、神奈川県横須賀市にある陸・海・空 各自衛隊の幹部自衛官となる者を教育訓練する、防衛省の施設等機関。

国防のためのエリートを育成するための機関で、入学と同時に国家公務員の身分になります。

防衛大学校は一般大学と同様に入校試験に合格する必要があるが、一般の大学入試とは異なり、入校後は国家公務員として『課業(業務)』を務めるため、入学試験ではなく「採用試験」が正式な呼称である。いわゆる国家公務員試験に相当する。学生が受ける講義や訓練は課業であるため学費は徴収されず、「学生手当」の名目で給与が支給される。
wikipediaより

授業じゃなくて、業務になるんですね。そのため給与も発生する訳です。

ちなみに防衛大学校の偏差値は、61〜69程度と難関大学レベル。中には東京大学を蹴ってでも進む人がいるほど難しい大学です。特に文系が難しいみたいですね。

1週間はお客様

防衛大学校は、入学と同時に入寮生活になります。寮は各学生隊によって編成されており、学生一人一人が所属する義務があります。このあたりからすでに普通の大学とは違うなってことが知れます。四大隊に分かれており、主人公の近藤君は、第一大隊、第一中隊の、第三小隊。通称一一三小隊。

しかも先輩がマンツーマンでつく!(対番)まるでOJT制度!!しかも身の回りのもの全部奢ってくれるんですよ…こんなイケメン先輩なかなかいないぞ…

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あおざくら 1巻より

入学してから1週間は、所属する先輩もみんな優しい。和気あいあい語り合う感じでとてもほんわかです。ところが1週間すぎると先輩が豹変する。ここからが本当の防大生活。

余談ですが、高校時代のサッカー部も仮入部期間は監督がおらず、ミニゲームだけで先輩もとても優しかったのですが本入部した瞬間筋肉隆々の監督が出てきて死ぬほど走らされたのを思い出しました。
契約まではあの手この手で優しく、契約後は豹変する。世の中って怖いよな。

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優しかった先輩がいきなりホラーに

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点呼時、1人でも揃わないと連帯責任。全員腕立て。(どちらもあおざくら1巻より)

とにかく何度も腕立てさせられます。号令不備、襟章不備、掃除不備などなどミスがあるごとに連帯責任で全員腕立て。そりゃ体はマッチョになる...!

海上遠泳、戦闘訓練、棒倒し

あおざくらには、防衛大学校ならではのカリキュラムがたくさん描写されます。見出しの海上遠泳もその一つ。

夏期定期訓練と呼ばれる、夏の集中訓練期間があります。全学年一ヶ月間集中して訓練を行う期間で、授業無し、校友会(部活動みたいなもの、全員体育会系に属する必要がある)なしで訓練をどっぷりやる。

一学年は、基礎訓練、座学の他に日帰り富士登山、校内10km行進とかあるのですが、メインは訓練の最後にある海上8キロ遠泳。

おいおい、海を8キロ遠泳させるって正気?!東京湾が問題になっているオリンピックのトライアスロンでもスイム1.5キロなんですよ。それをカナヅチだろうがなんだろうが、全員必須で泳がせる。(近藤くんはカナヅチ)

ちなみに遊泳中は食料を船から投げつけられます。まるで鯉みたいに泳ぎながら食べる。乾パン絶対ふやけるよね。

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あおざくら5巻より

そして防衛大学校名物の棒倒し

あおざくらを読むまで僕も知らなかったのですが、防衛大学校の伝統競技らしく、所属する大隊ごとにチームを組んでトーナメントが行われます。守り役と攻め役に分かれて戦うのですが、さすが自衛隊幹部を育成するだけあって戦術もすごく考えられている。(孫氏の兵法とか読むらしいですよ)

近藤君も、先輩に言われ特攻という華形ポジションで戦います(相手の棒に飛び込み、棒を倒す役)

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あおざくら10巻より

攻め役、守り役に加えて参謀役とかあるのがすごく本気感あるんですよね。

普段知らない防衛大学校でどんな行事があるのか?実際に発泡したりする演習があるのか?など色んなことを描いてくれるので、読み終わる頃には防衛大学校について詳しくなれるはず。ちなみに13巻までで1年目の冬休みまでが描写されています。

自己研磨と仲間を思う気持ちの描写がすごい

あおざくらは国防意識を推して描いている漫画ではないです。どちらかというと仲間との友情だったり、自己研磨の大切さみたいなことを、個性豊かなキャラを通じて教えてくれます。途中で辞めそうになる同期や、できない事がある同期に対してどうサポートするかだったり。

あまり知ることのできない防衛大学校のことを学べて、仲間とともに成長していく近藤君を楽しめるあおざくらオススメです!





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