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過食嘔吐は母との関係からやってくる。

私は元小児科医で2歳の男の子のママです。

昨日は週2回にクリニックの勤務の日だった。

仕事がある日はやっぱり普段より
心も体も疲れを感じる、、、

疲れている時、
辛い時ほど自分に優しくしてあげたいのに

私は自分にきつく当たってしまう。

「なんでこのくらいで疲れてるの?」

こんな時思い出すのだ。
私は研修医を初めて毎日クタクタのボロボロで、
当時も一人暮らしをしていたのだけれど
仕事が終わると夕食を食べにしょっちゅう実家に寄っていた。

私は疲れていてすごく元気が出ず不機嫌だった。

そんな時に母は
「あんたがそんなんやったら、こっちが気分悪くなるわ。」
と言った。

私の母はこういう人。
社会人数年目で、慣れない研修医生活でクタクタな娘を
気遣ったり心配するでもなく、
そんな態度でいると自分が気分が悪くなるから
やめろという。

私が息子を出産後、孫に会いに来てくれたが
「私は朝食にパンが食べたいからスーパーに寄りたい」
「食後はコーヒー淹れてくれ」
と言い、夕飯も家事も全部産後1ヶ月も経ってない私がやった。

産後うつになり
夜全く眠れず追い詰められていた時もそう。

「あんたが暗いと息子や旦那さんがかわいそう。」
と言った。

それでも、私は自分は虐待されていたわけではないし、
と思っていた。

私は幸せなのだ。
お母さんは私を愛してるけど、
私がダメだからそんなふうにきつく当たるんだと。

でも、やっぱり自分が子育てするようになって思う。

私は息子にはこんな態度絶対に取らないだろう。

私は自分が母になってようやく
母がおかしいかも、と気づけるようになった。

でも私の中では何かあるたびに
母の声がこだまする。

「あんたは自己中。自分のことしか考えてない。
もっと周りのこと考えろ。」

周りというか母のこと気遣えってことだったんだよね、、、

何かあるたびに私は母の声が鳴り
自分を責める癖からなかなか抜けられない。

こうしたら、母に愛されるんじゃないか?
と色々なルールを自分に課す中で
食事もずっと厳しく制限していた。

だから、私は自分が
自分の好きなものを好きな時に好きなだけ
食べることがずっと許せなかった。

過食嘔吐してしまうのは自分の
意思が弱いから、
食欲は意思でコントロールするものと
思ってきた。

でも今は思う。

好きなものを好きな時に好きなだけ
食べること、
それが許せるようになれば
きっと回復に向かう。

昨日はミスタードーナツを食べて
なんだか自己嫌悪になり吐いちゃったけど
今日は
どうしてもトーストが食べたくて
(私の中では小麦はずっとNGな食べ物だった!)

朝から2枚半食べた。

好きなものを食べても大丈夫。
お母さんのことは超えていきたい。



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