見出し画像

日本に帰国しました

パワーチャージ期10日目。

先日日本に帰国し、今は空港近くのホテルでゆっくり羽を休めながら、いろんな人へ帰国の報告を行っています。

noteへのご報告は遅くなってしまいました。心配いただいていた方がいたら、ご報告遅くなってごめんなさい。

非常事態宣言が出ていて陸路の移動が禁止され全ての国境が閉鎖されているペルーから日本に帰るのはそう簡単なことではなく、ペルー隊員は世界中で一番遅い帰国となりました。


ファーストステージ。

自分の住んでいた任地タンボグランデからピウラの州都まではや約1時間。役場の車を出してもらって無事に到着。途中3か所くらいの検問を受けながら、でも許可書を持っていたのでスルー出来ました。ほかにも買いものに行きたい町の住民も乗せて(意外にそういうのできるのね笑)。


セカンドステージ。

次は州都ピウラから首都リマまでの陸路約20時間の移動。ピウラ周辺に住んでいた隊員数名が乗り合わせ、10人くらい乗れる乗合車に大きな荷物を積んでとことこ長旅。途中検問もありましたが、そこまで厳しくなく、おそらくそれまでにペルー政府に対してお願いして許可してもらった証明書などを持っていたので通れたのだと思います。(個人的にはこのセカンドステージが一番心配だった、、!)


サードステージ。

ついにペルーを出る日。首都リマからメキシコまで、特別に許可を出してもらったようでリマの空軍基地から日本人短期滞在者とともに向かいました。空路6時間の旅。

到着したメキシコでは3泊して日本行の飛行機を待ちました。メキシコは国境を閉鎖していないので本数は少なかったのですがまだ空港が開いていて民間機が通っています。


フォースステージ。

メキシコから日本へ。成田に到着してから空港の外に出るまで全然列が進まない謎の時間があったのですが、おそらく検疫をしていたみたいです。

5枚くらい書類を渡されて、現在の健康チェックや今後どのようにどこに滞在するかを申告しました。以前、ほかの協力隊員がこの入国の際の検疫に関して何もなくてびっくりしたといっていたので、数週間でようやくチェックが入るようになったみたいですね。


フィフスステージ。

日本隔離期間の15日間。いまここ。

この隔離期間にコロナの症状が出なければ、無事実家に戻れることになります。すでに市内感染が進んでいるので今は帰国者と接触しなくても日々の行動を一人一人が考えないといけなくなりましたが、もともとは帰国者がコロナ運んできたので日本国内でもかなり帰国者に神経質になっている様子。帰国者に対して温かい風潮はないのも知っています。

私たちが帰国するまでに世界のコロナ感染者数はどんどん増え、私たちは、おそらく数週間早く帰国した隊員よりも移動の際にコロナ感染するリスクが高かったんじゃないかなと思います。感染していないことを切に祈ります。


何はともあれ、様々な人にご協力いただいた上での帰国になりました。日本人もペルー人も、きっとメキシコ人も。大変な中ご対応いただけたこと感謝です。ペルー人、警察や軍人さんはみんな手を振ってくれた。かわいかったなあ。


ペルーと日本のはざまで

ペルーにいたとき、2月から3月にかけて、日本のコロナ対策の意識の低さにびっくりしていて不安でした。日本のテレビはもちろん見えないのでニュースや友人と家族から聞く状況のみでの判断でしたが

普通に飲み会が開かれたり旅行に行っていたり、お花見したり。感染者数は増えているのに日本での日常は相変わらず日常でした。

でも4月に入って日本に帰国してみて、まだホテルなので国内の状況はあまり知りませんが、テレビを見たり日本の友人の仕事や過ごし方を聞いているとかなりその状況も変わったことがわかり少しホッとしています。


未だに旅行に行ったり飲み会に行ってしまう人がいるというニュースを聞くのは心が痛いですが、多くの人が外出を控えていたり人と距離をとっていたり。テレビでもリモートでコメンテーターが家から解説していたりしてびっくりしました。対応が少しずつ変わってきていますね。

テレビの解説者や司会者、専門家、タレントが言っていることも、安心感があることも多く、2月3月はどうなるかと思いましたが、4月の日本の状況は前よりは意識がついているのかなという印象。


ペルーではすべての移動も何もかも禁止されていて、

女性と男性で外出日が制限されたり一家族一人しか買い物に行けなかったり、そんなに制限していても感染者数はどんどん伸びています。


ペルーで3週間非常事態宣言下で過ごしていたのでペルーと日本のはざまでいろんなことを思います。

ペルーさすが!!って思うこともあるし、日本さすが~!って思うこともあるし。


いろんなタレントやスポーツ選手が感染防止に向けていろんな取り組みをしたり企業がいろんな取り組みをしていて、感心しつつ、

個人で一人一人が感染拡大しないように、感染しないように家にいようってするその配慮ってやっぱり素晴らしいなって思うし、

多分家にいる時間ながくてみんなとっても大変だと思うし疲れるかもしれないし、どっか遊びに行きたいかもしれないけれど、

今そうやって外出を控えている行動は本当に意味があると思うから、もう少しだけ一緒にがんばりましょうと言いたいです。


大変だと思うけどね。無理せずに、なるべくヘルシーに。


私もホテル生活で不健康になりがちかなと思って親にトマトとバナナとりんごを送ってもらうことにした(*‘∀‘)

こんな世界的な未曾有、めったにないから、めったにないくらい心身疲れていたり怠く感じても間違っていないです。これは非日常と思って、まずはそんな状況に耐えている自分を癒してあげましょう。



ということで最後脱線しましたが、帰国の報告でした。

サポートありがとうございます!! いただいたサポートはペルーでの活動費用、地域や国際協力についての学び、出張費に使わせていただきます。