ペルーでの日々の記録

現地の友達のつくりかた~「なんで誘ってくれないの?!」~

任地204日目。金曜日。

今日は一段とやる気のない1日だった。モチベーションが出ない…。やはり活動はメリハリ。メリがあったらハリもある。しかたない、そんな1日があってもいいだろう。


さて、タイトルの話に移ろう。

「なんで誘ってくれないの??!」

この町の女子にたまに言われる言葉である。


え、!誘うことになっているの?私が??

という疑問もすぐに湧いたのだが、最近は何となく慣れてきた。

いつ誘ってくれるの?

いつ来てくれるの?

まるで私が彼氏みたいじゃないか・・・!と思ったり。


レディーファーストの文化が少しあるからなのか、女性陣の「やりっぱなし」「誰かがやってくれる」感が結構気になる。

段差があるところは誰かが手を取ってくれるのを待っている女性もいるし、男女問わずだけれど、椅子なども片づけない、やりっぱなし。

この前びっくりしたのが、車から降りたのに最後でもドアを閉めないんだよね。悪気はなくて、たぶん閉める習慣がないのだろうけれど…

車から降りれない運転手のお兄さんは大困惑、私がすかさず閉めに行ったのだけれど、不思議だあ。!笑

気になるは気になるけれど、それがこの町の普通なのかなと思ったり。まあそれはそれでとりあえず観察を続けてみたりとか。

女性から誘うってあんまりないよなあ。お出かけとかもダンスとかも。受け身なのかなー。

この前こんな記事を書いたけれど、私に友達ができないのは私が誘わないからなのかなと思ったり。受け身だと友達出来ないんだなあなんてね。少なくともこの町では。

「なんで誘ってくれないの?」って、日本ではなかなか聞かなかった言葉だけれど、そういう言い方をするのがこの町の普通なのだと思った。


今日の帰り際またあの仲良しの友人たち(男友達A、男友達B)に会った。

AとBとBの彼女でこの前フィエスタに行ったのだが、とても楽しかった。私としてはAもBもその彼女もみんないい人だし、聞いたらまともな返事が返ってくるからとても接しやすい、相性が合う気がする。

そんな彼らが、

『ねえ、モトクロス見に行った?』と聞いてきた。

先週の日曜日に任地であったモトクロスのショーである。(※モトクロスとは二輪バイクのアクロバティックな競技)

年に1度のこのショーをみに、たくさんの人が集まって来ていた。私も知っていたのだけれど、行かなかった。

行きたかったけれど、一人で行くのはつまらないし、誰かを誘うにも、誰かを誘うほどのエネルギーがその時なかった。そう、誘うのはエネルギーがいるのだ。

誰か誘ってくれないかなーと受け身にも思っていたけれど、残念、私を誘ってくれる人は現れなかった。笑


「あー、モトクロス。行かなかったよ」と私。

『なんで?』と友達B。

「うーーーん。。。」と私。

『…誰も誘ってくれなかったから?』と彼!

「そう!!!笑」と私。

彼らは3人で行っていたみたい。いいなあー減るもんじゃないし、私も混ぜてほしかった。

3人で行ったのかーそっかーと言って、談笑し、その場を去って帰り道歩きながら思ったこと。


しまった!!

「なんで誘ってくれなかったの?!」の出番だったのに使いそびれた!!!


真のタンボグランディーナ(「任地タンボグランデの女の子」の意)になれたはずなのに。。!笑


「なんで誘ってくれなかったの?!」

あそこでこのワード使わなあかんで自分。と自戒している。笑


現地の友達のつくり方。それは、当たり前だけれど現地によって異なる。

私の任地の「なんで誘ってくれなかったの」が魔法の言葉とは言わんしそれはただのネタだけれど笑

きっとその現地ごとに、相手の心にヒットする言い回しがあったりして。

友達って気づいたらできているものだとは思うけれど、私が彼らと友達になりたいということを知ってもらえないと、彼らも距離を縮めにくい。

現地の友達は、まず自分が相手と友達になりたいということを知ってもらうところから始めないといけないのかもしれない、

その時に現地流の言い回し現地流の接し方、それは利用価値大!と言えるでしょう。


以上、その任地流の魔法のキーワードを言いそびれた反省を込めて。


おしまい。

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