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とある本を黒い袋で包んで人の家に置き去った話

その本と出会ったのは、去年の秋だっただろうか、はたまた一昨年のことだったろうか

恋愛小説らしいタイトル、そしてなんとなくタイトルからわかるラスト、帯。これは人々を感涙させて恋愛、切なっ…!でもこういう気持ち、いつか持てる相手がいたらなぁ。って思わせるに違いない!

いやいや騙されぬ。中学の時読みあさったのは江戸川乱歩、高校では湊かなえにはまり、受験前には日本の論点を読み、大学では日経トレンディやらAERAを好きになった私がいきなりこんなん読んで感動するわけがない!!

と思いつつなぜかその平積みされていた文庫本を持ってレジにいき、帰宅し読むこと二日間。

泣かされた!泣かされた!!泣かされた!!!

うかつだった。えぐられた。大号泣。ページをめくる手を止められずティッシュペーパー片手に嗚咽しかけながら最後まで。
あまりにラストが、途中が、読み返してさらに!こんな気持ちになったのははじめてでよみかえすことを考えるだけで胸がキュッとなって手に取れない。
表紙やタイトルを見ることさえままならぬ…

近くにあった本屋の袋(真っ黒ですけないビニール)で包み、そのあとの週末遊びにいった知人のお家の本棚におきさりました。

もちろんちゃんと置いていいか聞いてからですが…

福士蒼汰さんと小松菜奈さんで、映画化されるらしいです。

絶対、絶対行かないから!!!

でも、noteで新連載してたあの小説、しっかり読んじゃってた。新刊でてるんだなぁ。あぁ、はまってしまったんだなぁ…

主題歌、back numberとか、もう人類を殺しにかかってるとしか考えようがない。宝島社、そして東宝すごいよ…

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