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実験企画のキャスト紹介

先日募集していたこちらの企画、ともに挑戦してくれる男性俳優が決まりました!
https://note.com/ikuko_t/n/n6b64be1d87c5

小柴大始さんと村上ヨウさんです。

女性チームの、舩澤侑花さんと平井友梨さんと合わせて紹介します。

偶然に4人とも2021年秋の『船弁慶』に出演しているため、当時のビジュアルを使用することにします(懐かしい)。
※撮影:保坂萌

小柴大始(こしばだいし)

小柴大始さんは、静かに闘志を燃やすタイプの俳優です。
idenshi195とのご縁は、2021年春のスペシャルワークショップと連動したWIP版『朗読 原爆詩集』から始まりました。
(原作:峠三吉『原爆詩集』)

彼の声質や佇まいから、それまでのWIP版では入れてこなかった一人語りの詩「ある婦人へ」を託そうと思い、急遽2017年本公演の台本から引っ張り出したことを今でも覚えています。
この時の出会いをきっかけに、The Trial Session(以下TTS)『船弁慶』に出演。平家一門の太い柱の一人になってくれました。

出演を終えてからも、「遊びと実験」に参加するなど、その探究心は止むことがありません。
今回の初の試みに共に挑んでくれることになり、本当に嬉しいです。

Twitter @k_daishi

村上ヨウ (むらかみよう)

村上ヨウさんとのご縁は、朗読キネマ『船弁慶』が最初です。
大塚明夫さんのサポートキャストとして、TTSチームの平清盛を担っていただきました。
同じ役ですが、明夫さんの清盛が「動」ならば、ヨウさんの清盛は「静」の炎でした。

本キャストでもおかしくない実力派なのですが、明夫さんが演じる平清盛をTTSチームで任せられる人(万一、明夫さんがコロナで降板という事態になったときに、そのポジションに入れる人)を考えた時に、ヨウさん以外考えられませんでした。
また声のバランスとしても、本キャストの中よりも、TTSの要として輝いて欲しいと思いお願いしたところ快諾いただけたという経緯があります。

idenshi195の、というかわたしの朗読観もよく理解してくれている心強い俳優の一人です。

Twitter @YO_MURAKAMI1130 

舩澤侑花(ふなざわゆか)

舩澤侑花さんとのご縁は、2020年『葵上』に遡ります。出演者としてのご縁には至らなかったのですが、オーディションでまっすぐ作品に挑む情熱が印象に残りました。
idenshi195の作品に触れて欲しいと思い、当日運営として現場に携わってもらったのがきっかけになりました。

チャレンジ精神とガッツ、そして人間としての瞬発力が凄い人です。
また、母音がきちんと着地する人なので頼もしいです。
2021年春のWIP版『朗読 原爆詩集』に出演、秋の『船弁慶』では本キャストの平家の怨霊として、義経の首を最初に獲りに行ってもらいました。

最近は殺陣の芝居にも出演するなど、体幹がバリバリ磨かれている様子。とても楽しみです。

Twitter @ofuna_sn1059

平井友梨(ひらいゆり)

平井友梨さんは、演じることを心から、そして全身で楽しむことができる俳優です。
一緒に稽古をしていて、それがよく伝わってきます。
今回の出演者の中では、彼女との関わりが一番深いかもしれません。

まず、個人的な伝説回、2018年春のWIP版『朗読 原爆詩集』に出演。

今ではワークショップやオーディションなどで当たり前に行なっている、スタートの合図なしに始める群読。
これを【背中合わせの円陣】でやった初めての回でした。
このときの参加メンバーの集中力が素晴らしく、「背中合わせでもできるのでは?」と思わせてくれたのです。
俳優の可能性を、強く信じられるようになった出来事のひとつでした。

上記を経て、同年秋の2本立て公演『眼球綺譚/再生』(原作:綾辻行人)の「眼球綺譚」TTSチームに出演。
オープンマイドで自分の気持ちにも素直、稽古場の全体を見渡せる視野もあることがわかりました。
2021年春のWIP版『朗読 原爆詩集』では演出助手をお願いしました。

「演出サイドの視点を持つことで、理解が深まった」ということを、俳優でありボイスチューナーの山下亜矢香さんも言っていますが、彼女もまた同様でした。

演出助手の経験を経て、idenshi195の表現を熟知した平井さんは、その後2021年『船弁慶』TTSに出演。
『潮騒の祈り』では再び演出助手として携わってくれました。

主催公演は充電期間となった2022年。
いろえんぴつプロジェクトとコラボした、子ども向けの朗読会 朗読おばけやしき『鬼婆』に出演。
これまで出演者・演出助手として合計6本の作品を共につくってきたことになります。

彼女と、新たな挑戦ができることが楽しみでなりません。

Twitter @ich_bin_juli 

The Trial Sessionとは…
2016年に始めた、瞬発力と即興感覚でつくる企画。
稽古3日で本番に挑むというもの。

このシステムを応用したのが、2018年『眼球綺譚/再生』、2021年『船弁慶』『潮騒の祈り』。
他チームの稽古をひたすら見取り、演出つきの稽古は3回で本番に挑むシステムでした。

今後、冠を変える予定ですが、同様のシステムで6月24日の大阪カフェ公演も行います。
(※こちらの詳細発表は少しお待ちください)

まもなく稽古開始

いよいよ1月21日(土)より、稽古がスタートします。
対象者は限られますが、見学も歓迎しています。
各回、1週間前に受付開始。
都度Twitterで発表します。
わたしたちの挑戦に、ぜひお立ち合いください。

Twitter @idenshi195_ws 

なお、実験の成果発表は3月18日(土)です。

いただいたサポートは今後の活動費として大切に使わせていただきます。