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朗読劇の概念が覆る(らしいです)

俳優の可能性と観客の想像力を信じて朗読劇をつくっています。

「目では見ていないはずなのに、映像が迫ってくる」
「風を感じた」
「潮の匂いがした」

わたしが観たい朗読劇をつくっていただけなのですが、わたしの想像を超えて不思議な体験をされるお客様が続出する表現になっていました。

過去にホラーを題材とした公演では、上演中にお客様が失神してしまい救急車を呼ぶというアクシデントもありました。
(「映像が迫ってきて気づいたら倒れていた」とのお話でした)
(すぐに回復されたので、こうして書くことができます)

6月の関西公演では、
「映画を見るように平面で想像した映像が見えてくるのかと思ったら、物語の世界に放り込まれて香織さん、史美さんの体の中に入ったかのような感覚です」
という感想もいただきました。

朗読キネマ【やわらかな鎖】まとめ(2023年6月) https://togetter.com/li/2205696


カメラワークやその画角に沿って言葉を並べる。
それを声で表現する。
カメラの画角は登場人物の視覚。
つまり、観客は登場人物と網膜を共有する体験をします。
同時に想いも流れこんできます。

「朗読劇の概念が覆された」ともよく言われます。
実はそれは“舞台だからこそ”成立する朗読表現を突き詰めた結果です。

「朗読劇は苦手だったけれどidenshi195は違った」というお声もよくいただきます。
それは朗読が苦手な方にリサーチをし、分析し、ネガティブな要素をすべて削いだ結果です。

9月。
やっと東京でご覧いただけます。
次は、5組10人の俳優と、一丸となって本番に向かいます。

“喪失”と向き合う姉妹の物語、ぜひご体感ください。


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朗読キネマ
#やわらかな鎖

■作・演出
高橋郁子

■語り
内田莉紗 
江幡朋子 
大島朋恵
岡本ナミ 
小柴大始 
杉浦命生
中川亜紀子 
村上ヨウ 
村山かおり 
山下亜矢香

■日時
9/16(土) 14:00/18:00
9/17(日) 14:00/18:00
9/30(土) 14:00/18:00
10/1(日) 14:00/18:00

■会場
AMP cafe(高円寺)

■料金
前売¥3,800+1drink
前売(台本付き)¥5,500+1drink

■お申し込み(Peatix)
※1週目と2週目でURLが異なります。
画像にてお目当ての組をご確認ください◎

▼9/16-17
https://idenshi195-kusari2309-1.peatix.com
▼9/30-10/01
https://idenshi195-kusari2309-2.peatix.com

(台本つきチケットは、お得なセット価格になっています)

〈上演時間〉
本編:約80分
アフタートーク:約20分

■お問い合せ
【E-mail】info★idenshi195.com  (★→@)

9/16土
14:00 江幡朋子・村山かおり
18:00 内田莉紗・大島朋恵
9/17日
14:00 内田莉紗・大島朋恵
18:00 江幡朋子・村山かおり
9/30土
14:00 中川亜紀子・山下亜矢香
18:00 小柴大始・村上ヨウ
10/01日
14:00 岡本ナミ・杉浦命生
18:00 中川亜紀子・山下亜矢香


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idenshi195を知らない人には、よくある日替わりキャストの催しに見えるかもしれません。

日替わりには違いないけれど、省エネな朗読とは仕組みも行程もオーダーも真逆です。
視覚演出が多用される「見て楽しむ朗読劇」が主流ですが、idenshi195は「聴いて想像する朗読劇」です。

生声で映像をつくり、生身で空間を物語の現場に変えます。
語り手は動きません。
今回は音楽の生演奏もありません。
物語と俳優の芸だけで勝負します。

一切の逃げ場がないこの企画によくぞ乗ってくださった! という強者の皆さんです。
彼らの輝きにぜひ触れていただきたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

いただいたサポートは今後の活動費として大切に使わせていただきます。