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F1オーナーのリバティメディアがSPACで500億円調達

F1系の記事でSPACに関するニュースをみるとは思いませんでした。

F1オーナーのリバティ・メディア、さらなる買収を計画? 500億円以上の資金を調達へ(motorsport.com)
https://jp.motorsport.com/f1/news/f1-owner-liberty-media-raises-500000000-for-buying-spree/5170497/

F1の興行を主催している米大手メディア・エンターテイメント企業のリバティ・メディアが1月22日に、Liberty Media Acquisition Corporation (NASDAQ:LMACU)を上場させ、今後、「メディア・デジタルメディア・音楽・エンタメ・通信・テクノロジー」領域で合併先を探すそうです。

オファリング総額は500億ドルに上り、1株10ドルで、投資家には1株に対して11.50ドルで購入できるワラントが20%分ついてくるそうです。ブックランナーはシティグループ、モルガン・スタンレー、クレディスイス、ゴールドマンサックスとのこと。

日本だとF1のイメージが強いですが、リバティメディアはSirius XMというラジオ放送と、F1とメジャーリーグのAtlanta Bravesの3つを事業の柱とするコングリマットで、そのうち最も大きいのがラジオでグループ売り上げの約7割を占めています。

上記の記事では、F1はもちろんのことリバティ・メディア全体がコロナの影響を受けているように書かれています、実態としてはラジオのSirius XMはそれほど影響は受けておらず、むしろ巣ごもり需要なのか売上利益は上昇基調にあります。

今回のSPAC上場は、エンターテイメント・スポーツビジネス全般が厳しいこの時期だからこそ、積極的にいい案件を安く買いに行くためのものだとかもしれません。

また上場したSPAC株のリバティメディア保有分は同社のF1グループが保有するようで、SPACの株価上昇によるF1グループの業績向上も狙ってのもののようにも見られます。

モータースポーツを買いに行く意欲も見せているので、インディやル・マンなども視野に入ってくるのでしょうか。

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