【本の紹介】『ききがき すいたの民話』
近所の本屋さんで買ってしまいました!
近所の本屋さんでしか手に入らないであろう本!(あ、アマゾンでも買えます)
みなさまは大阪北摂にある「吹田市」をご存知でしょうか?
「ふきた」と間違われることがありますが「すいた」です。
そうです、「太陽の塔」がそびえたっているあの「吹田」です。
どちらかというと新しいまちの印象がありませんか?
「マンションが立ち並ぶ大阪のベッドタウン」という。
吹田にかれこれ50年程住んでいる私もそのように思っておりました。
ところが『ききがき すいたの民話』を読んで、それが大きな間違いだったことを知りました。
こんなローカルな本なのに重版されたらしい。
吹田に住んでいる人がこぞって買っていらっしゃる?
吹田に住みたい方がこの本で予習していらっしゃる?
「ききがき」をされたのは坂本一房さん。200人以上の方々から話を聞き、書きとられたそうです。
こちらの本では、坂本さんが「ききがき」をされた40の民話に加えて、それぞれの解説と現在地の地図もついています。
たとえばうちの近所の「円照寺」(平安時代創建)にまつわるお話。
「権六踊り」は今も伝えられています。
近所のお寺にそんな面白い話があったとは全く知りませんでした。
円照寺には大晦日の日に除夜の鐘を打ちに行かせてもらいます。
他にも、(吹田市民にとっては)興味深い神話や伝承が盛りだくさん。
たとえば、
・アサヒビール工場があの場所にあることと、平安時代に都で疫病が流行したことが繋がっているかもしれないこと
・いつも歩く散歩道に池がたくさんあるのは、山を切り開いて田を作っていたため、ため池がたくさん必要だったからだということ
などなど。
民話や歴史を知ると、住んでいる地域に愛着が湧きますね。
この本を持って「すいたウォーキング」をしようと思います。
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