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[創作童話] フラメロ - ホッカイドウ・ファンタジー 5 チミケップ湖の決闘

のぶ君は、おじいちゃんとおばあちゃんが、ホッカイドウという大きな島に住んでいるので、毎年夏にホッカイドウへ行きます。今年も、夏休みに、お父さん、お母さん、弟のあっ君と一緒にホッカイドウに来ています。4年前はフラノ、3年前はシャコタンで、フラメロと冒険をして、2年前は、オンネトーでフキノンと友達になり、昨年はノボリベツで鬼の格好をした優しい妖精のノボリロと爽快な冒険ができたので、今年も何かあるかもとドキドキしています。

メマンベツ

今年は、メマンベツというところに飛行機で降り立ちました。ところが思ったよりとても暑い。気温が40度超えてるなんて、のぶ君は、これじゃぁ東京の方が涼しいくらいだなと思いました。お父さんとお母さんも「ホッカイドウがこんなに暑いとは、ホテルに冷房あるかな?」と話しています。

「まずは、レンタカー屋に行かなくちゃ。」とレンタカーのカウンターで電話して送迎バスを待ちます。少し迎えにくるのに時間がかかるということなので、お母さんが「それじゃ、ちょっとお腹もすいたし、あそこでお寿司でも食べましょうよ。」と言って、みんなで空港内のお寿司屋さんのカウンターでお寿司を食べることになりました。あっ君は、「さっそく、ラッキー!」と喜んでます。のぶんくんも、いきなりお寿司にありつけて、大喜びです。実際食べてみると、実に美味しい!ホッカイドウのお寿司はやっぱり旨いなぁとご満悦。そうこうしていると、レンタカーの送迎バスが来たので、送迎バスに乗ってレンタカー屋へ向かいました。

レンタカーに乗って、チミケップ湖という湖を目指します。今日はそこにあるオーベルジュというところに泊まるんだそう。のぶ君が、「オーベルジュってなあに?」と聞いたところ、お父さんが言うには「豪勢なレストランがホテルもやってるという感じのとこだよ」とのこと。なんだか、よく分かんないけど、レストランがあるならちゃんと美味しいもの食べられるんだろうから、まぁ、いいやと、のぶ君は深く考えないことにしました。

チミケップ湖

車を走らせて、山の中へズンズン入っていくと、とても狭い道が続いています。1時間ほど車を走らせて、やっと目指すホテルに到着しました。そこは、湖の湖畔に建つ洋館のようなところで、とてもおしゃれなところでした。お母さんも「とってもいいところね。楽しみだわ」と喜んでます。

ホテルに着くと、のぶ君はさっそくお母さんにおねだりです。「ママ、水鉄砲が欲しんだけど。ホテルの広場で、あっ君と水鉄砲で遊びたい。こんなに暑いし、いいでしょう?」と言うと、「そうねぇ。でも、このホテルに売ってるかしら?ちょっと聞いてみるわね」と言うと、ホテルのフロントで聞いてくれて、ちょうど水鉄砲があるというので、ふたつ買ってくれました。のぶ君とあっ君は、さっそく、ホテルの広場で水鉄砲を使って戦争ごっこをはじめました。

「ママ、あいつらも、少しは大人になったかなと思ったけど、まだまだ水鉄砲が楽しい年頃なんだな」
「それは、そうよ。まだ、可愛い小学生なのよ。あの子達は」とお母さんは嬉しそうにのぶ君とあっ君が遊んでいるのを見ています。

ところが、のぶ君とあっ君は、真剣です。毎年水鉄砲は重要なアイテムなので、ホッカイドウに着いたら、早めに調達して、訓練しようと二人は計画していたのでした。なので、二人の戦争ごっこはとても真剣なものなのです。

見晴台

晩御飯までだいぶ時間があります。近くにとても眺めがいい見晴し台があるというので、お父さんがそこへ行こうと言っています。

「あら、そうなの。綺麗な風景を見たいわね。どのくらいかかるのかしら?」
「そうだな、恐らく往復1時間くらいかな。せっかくだから、行ってみようよ」

というので、みんなで見晴し台へ向かうことになりました。でも、森の中でクマが出る可能性があるので、何か音が出る鈴のようなものを付けて歩いた方がいいので、ホテルのフロントで鈴を購入しました。

みんなリュックに鈴をつけて、水のペットボトルを持って、帽子をかぶって、出発です。森の中の道に入ると、クマが出るかもしれないと思うと、ドキドキします。あっ君は怖くなってきて、お兄ちゃんののぶ君の服をつかんで離れません。それでも怖くなってきて、泣きそうな気配です。のぶ君は、「あっ君、歌でも歌おうか」と言って、大好きなアニメの歌を歌い始めました。あっ君も少し落ち着いて一緒に大きな声で歌い始めました。

しばらく歩いていると、一陣の風が吹いてきました。同時に、何か不穏な気配がただよってきました。

お母さんも「なんだか、気味が悪いわねぇ」と心配そうな表情をしています。
そして、お母さんの悲鳴が聞こえてきました。
「パパ、一杯虫がついてるよ。きゃー、私の足にも虫がついてる。これ、なんとかしてよぉ」
のぶ君も、気がつくとカミキリムシの大群が周りにいることに気がつきました。前にいたあっ君の背中にも10匹くらいのカミキリムシが取り付いています。

のぶ君とあっ君は、これは、以前のフキノンの村の出来事と同じだと分かって、「アダマール!」と言って時間を止めました。そして、さっそく、水鉄砲を使う時が来ました。

「あっ君、「グローバー!」って言うの忘れないように、さっきの練習どおりやろう!」

と言って、カミキリムシ達の攻撃に、水鉄砲で反撃を加えました。すると、カミキリムシ達は悔しそうに逃げて行きました。

「さて、元に戻すか。アダマール!」とのぶ君が言うと、
「パパ、いやだー、この虫、なんとかしてよーー。あれ、いつの間にかいなくなったわね。ああ、よかった」とお母さんも安堵の表情です。
あっ君が、「おにいちゃん、さっそく水鉄砲が役に立ったね」と嬉しそうです。

カミキリムシもいなくなったので、皆んなで気を取り直して歩いて、とうとう見晴し台に着きました。

お母さんが「うわー、これは、いい眺めねー!来て良かったわ。森と湖しか見えない素晴らしい景色ね。癒される~~~!」と大満足なようです。のぶ君とあっ君も、この素晴らしい景色をずっと見ていたいと思いました。

気配

見晴し台でしばし眺めを楽しんでいると、後ろの森の中に何かの気配がしました。お父さんがその方向をじっと見ています。みな、クマが出たのかと恐怖で固まりました。でも、のぶ君がじっと見ていると、黒い影はどうもクマではない気がしました。

すると、また、「アダマール!」という声が聞こえてきました。フラメロが現れたのです。

「のぶ君、あっ君、久しぶりだね」
「あ、フラメロじゃないか!会いたかったよ。去年はね、ノボリベツで...」とのぶ君が去年の話をしようとするのを遮って、フラメロが、
「ごめん、その前に、あれはね、ドウザンという闇妖精なんだ。実は、僕は、あいつが、この辺にいるという情報をキャッチしたので、この辺を探索してたんだ」
「え、闇妖精!? それって、何?」
「今は説明している暇がないので、後で詳しく教えてあげるよ。とにかく、水鉄砲を用意して僕と一緒に戦ってくれ」
と言うと、フラメロは、のぶ君とあっ君の前に出てドウザンと睨み合いの状態になりました。

ドウザンが「その子供らが、最近、わしの仲間の虫達をやりこめたニンゲンだな。目にもの見せてくれるわ」というと、
フラメロが「そうはさせない。グローバー!」と言って杖を振り攻撃を始めました。
のぶ君とあっ君も後ろから「グローバー!」と言って、水鉄砲で加勢しました。
ところが、ドウザンが「エンタングル!」と言うと、フラメロとのぶ君とあっ君の攻撃はことごとくあらぬ方向にむかって、ドウザンにあたりません。
「おまえらの力では、俺様の敵ではないぞ」とドウザンが反撃してきます。
フラメロが杖を振って、バリアを作ったので、かろうじて3人は無事でしたが、危ないところでした。

ドウザンが、「フラメロよ、そんなので、このホッカイドウを守れるのか。片腹痛いわ」と言って、次の攻撃を放ってきました。
フラメロは「まだ。まだ」と言って、杖を振り、ドウザンの攻撃を反射してドウザンに返し、ダメージを与えました。
ドウザンも一瞬怯み、「おまえとは、また、会いまみえよう」と言って、空へ飛んで行きました。

フラメロは「のぶ君、あっ君、僕は、あいつを追いかけるから、君たちは時間を動かしておいてくれ」と言って、ドウザンを追って空に飛んでいきました。

のぶ君はちょっとびっくりしてフラメロが飛んでいった方をじっと見ていましたが、あっ君が「アダマール!」と言って時間を戻しました。のぶ君は我に返って、「あっ君、ありがとう」と頼もしくなった弟に感心したのでした。

お父さんが「うーん、あそこに何かいたと思ったんだけど。いなくなったみたいだな」
お母さんも「クマが出たらいやだから、そろそろ帰りましょうよ」
と言って、ホテルに戻ることになりました。

ホテル

のぶ君とあっ君は、お父さんとお母さんが部屋で冷房をかけて休みたいと言うので、二人でロビーへ降りて、さっきの話をすることにしました。

「さっきは、危なかったね。あの敵のことを、フラメロは、闇妖精と言ってたよね?」とのぶ君が言うと、
「おにいちゃん、あいつはなんなんだろう。妖精ってみんないいやつだと思ってたけど、そうじゃないのがいるのか。そういえば、前にオンネトーの森で変なキノコを食べさせられた時に会ったやつがあのドウザンの感じに似てた気がしてきたよ」
「そうなんだ、あっ君。あいつは、前から、僕らのことを狙ってたのかもしれないな。しかし、僕たちの水鉄砲ではとても相手にはなりそうにないよな。どうしよう」

と二人とも悩み顔です。

そうこうしてると、ホテルのスタッフが「あら、深刻な顔をして、どうしたの?」と声をかけてきました。

「なにか、心配事かしら?ご両親は?」
「いや、なんでもないです。お父さんとお母さんは、見晴し台まで登って帰ってきたら、暑くて疲れたらしくて、部屋で冷房ガンガンかけて涼んでます」
「あら、そうだったのね。今日は特に暑いわね。こういうのは珍しいのよ。今、美味しい晩御飯の用意をしているから、待っててね」

と言って戻りかけたので、のぶ君が

「すみません。ここには、何か水鉄砲以外に外で遊ぶのにいいものないですか?」

と聞いてみました。そのスタッフは、しばし、考え込んで、

「うーん、何かあるかしら。えぇと、、、ああ、スリングショットはどう?」
「え、スリングショット?」
「そう。昔の人はパチンコって言う人もいるけどね。ゴムの反発力を使ってボールとかを飛ばす道具よ。ものを見れば分かると思うからついてきて」

のぶ君とあっ君がそのスタッフの後を着いて行くと、スリングショットが置いてあるおもちゃ箱のような箱のところに来ました。

「ほら、このYの形になっているところにゴムがあるでしょう。このゴムにこのピンポン球をつけて引っ張って離すとピューんと飛んでいくの。でも、危ないから絶対人に向けてやっちゃだめよ」

あっ君が、「すごい!遊んでみたい。」と言うと、

「じゃぁ、そこの庭で遊んでごらんなさい。絶対に人に向けたりしないように、約束してね」
「うん、約束するよ。ありがとう」というと、のぶ君とあっ君は庭に出てスリングショットで遊び始めました。
もちろん、単に遊ぼうと思っているのではなく、ドウザンへの対抗武器になるんじゃないかと考えてるのです。

「このピンポン球では、遠くまでは飛ばないよな」とのぶ君が考えています。
「おにいちゃん、あそこにある木の実みたいなのはどうかな。」とあっ君が木の実を拾おうと木の下のあたりに来たら、突然リスの親子とばったり遭遇しました。あっ君がびっくりして立ち止まると、リスの親子はその木の実を咥えて、逃げていきます。あっ君は、呆気に取られてましたが、気を取り直して、もう少し先にある木の実を取ろうと移動したところ、また、リスの親子に先を越されました。

「おにいちゃん、だめだぁ。リスがすばしっこくて、木の実を取られちゃった」
「いいよ。リスの大事な食べ物だったんじゃない。かわいそうだから、そうっとしてあげよう。ひとまず、このピンポン球で練習しよう」

と、ふたりは、ピンポン球でスリングショットの感触をつかむため、必死の訓練をしたのです。

夕食

やっと夕食の時間です。ホテルの一階にあるレストランで、宿泊者がそれぞれのテーブルでディナーを待ち構えています。

「パパ、何飲むの?今日は私もワインでもいただこうかしら」
「そうだな。今日のディナーのメインは鹿肉だから、それに合う赤ワインでもチョイスしてもらおう」

とお父さんとお母さんは嬉しそうにワインリストを眺めています。のぶ君とあっ君はもちろんお酒は飲めないので、どうでもいい話でした。お父さんとお母さんは、最初はシャンパンで乾杯することにしたようです。のぶ君とあっ君はジンジャーエールにしました。フレンチのレストランのようなところなので、最初はオードブルです。のぶ君とあっ君は食べたこともないような上品な料理が次から次へと運ばれてきて、口の中が蕩けそうです。お父さんとお母さんは、料理に合わせてワインを変えて飲んで、ご満悦のようで、メインの鹿肉の頃には、そうとう酔ってる感じでした。メインの鹿肉は柔らかくてジューシーでとても美味しいものでした。もちろん、のぶ君とあっ君は初めての鹿肉です。最後にアイスクリームが出てきて、お腹もいっぱいで、大満足の晩御飯でした。のぶ君は、早く大人になって、こういう料理とお酒をいっぱい食べたり飲んだりしてみいと思ったのでした。

湖上

さて、食後に、腹ごなしに、少しホテルの外を散歩しようとお母さんが言うので、ホテルの外の広場に出てみました。のぶ君とあっ君は、またスリングショットで遊ぼう、いや、訓練しようと、スリングショットを抱えて、外に出ました。でも、周りは漆黒の森で、ホテル以外に光るものもない漆黒の闇の中です。そして、夜空にはたくさんの星々が燦然と輝いています。みんな、東京では味わえない星々の天幕に、宇宙の広大さを感じて見入ってしまいました。

そろそろ、ホテルに戻ろうと言うことになりました。その時です。湖の中で光るものが見えました。

「ママ、あれ、なんだろう?光ってない?」とお父さんがお母さんに話しかけます。
「え、そう?あ、なんか光ったわね」

とその指さす方を見ると、湖上に二つの光が見えます。ぶつかったり、離れたり、二つの光が飛び跳ねてます。

「やぁだぁー!あれって、UFOかしら」
「そうかもなぁ。ついに、UFO目撃か!」

とお父さんとお母さんは興奮気味です。でも、のぶ君とあっ君には、フラメロが飛び回っているように見えました。

「あっ君、あれ、フラメロかな?」
「おにいちゃん、だよね。あっ君もそう思った」
「戦ってるのかな。もしかして、昼間に見た、なんだっけ、ドウザンとかいう闇の妖精かな?」
「おにいちゃん、もっとよく見える湖のほうまで行ってみようよ」
「よし、じゃ、一旦、時間を止めるよ。アダマール!」

とのぶ君が言うと、お父さんとお母さんは湖上を見つめたまま動きが止まりました。のぶ君とあっ君が湖の上の桟橋の先端まで行くと、その先の湖の上で二つの光が激しく交錯しています。よく見ると、一つはフラメロで、もう一つは、やはり、昼間に見た闇妖精のドウザンでした。

フラメロが、近づいてきて、「のぶ君、あっ君、あいつは、昼間のドウザンだよ。この地域の虫たちを従えて悪さをしようとしていたんだ。なんとか、止めさせようとしてるんだけど、なかなか強くてさ。おっと、危ない、君たちも後ろに下がっていて」

と戦いに戻って行きました。フラメロとドウザンの戦いは一進一退の様相です。お互い、技を繰り出しますが、その度、大きな光がほとばしり、ほぼ互角の状況です。しばらく、その戦いを見ているうちに、のぶ君とあっ君は、スリングショットを持っていることを思い出しました。

「あっ君、このスリングショットで何かをドウザンに当てることができれば、フラメロを助けることできるんじゃないかな?」
「うん、そうだね。でも、このピンポン球ではあそこには届かないよね」と二人は考え込みました。

すると、そこにパタパタと動物の足音がします。見てみると、昼間のリスの親子がいました。そのリスの親子をよく見てみると、ほっぺたが膨らんでいます。何かを口の中に入れているようです。すると、その親子が、口の中から、木の実を出して、二人に向かって「使って」とでも言うかのような仕草をするのです。

のぶ君とあっ君は、咄嗟にリスの動作の意味を理解しました。

「ありがとう、リスくん!使わせてもらうよ」

あっ君が木の実を一つ拾って、のぶ君に渡しました。のぶ君は、ドウザンに狙いを付けて木の実をゴムに付けて思い切り引っ張って、放しました。木の実はドウザンに向かって飛んで行きましたが、手前で湖面に落ちてしまいました。

「だめか、もっと引く必要があるね。つぎは、あっ君がやってみるかい」
「うん、やってみる。威力を上げるにはあのおまじないが効くんじゃない?」
「ああ、そうだ、あっ君、いいこと思い出したね。あのおまじないを使おう」

とのぶ君は木の実を拾って、あっ君に渡しました。あっ君は、「グローバー!」と言って、思い切りゴムを引いて、放しました。すると、木の実は金色に光り輝いて、ドウザン目掛けて一直線に飛んで行きます。そして、光り輝く木の実はとうとうドウザンに命中したのです。

ドウザンは、突然の木の実の攻撃を予期してなかったのか、怯んで、また空に逃げて行きました。

フラメロが寄ってきて、「のぶ君、あっ君、ありがとう!あの武器はすごいね。僕も欲しいくらいだよ。ほんと、いつも助けてくれて、ありがとう!」
「僕たちは、いつでも、フラメロの味方だよ。あのスリングショットもさっき昼間に練習したばっかりだったんだけど、うまくいってよかったよ」
「のぶ君、あっ君はすごいなぁ」
「それに、あの、リスの親子が木の実を持ってきてくれたんだよ」
「そうか。リスたちが」というと、フラメロはリスの親子になんだか分からない言葉で話しかけました。リスの親子も喜んでいるようです。
「じゃ、僕は、また、あのドウザンを追いかけるから、また、どこかで会おう」と言うと、フラメロは、空に舞って、見えなくなりました。

「おにいちゃん、やったね」
「あっ君、すごかったじゃん」

とのぶ君とあっ君はハイタッチをしました。

「さて、時間を戻そうか」というと、あっ君が「アダマール!」と叫んで、時間が動き出しました。

「あれ、UFO突如いなくなったぞ」とお父さんが叫んでいます。
「なんだぁ。もう、いなくなっちゃったの。じゃ、ホテルに戻りましょうよ。虫に刺されそうだし」とお母さんが言って、四人はホテルに戻ることにしました。

のぶ君とあっ君は、さっきのフラメロとドウザンの決闘の余韻を噛み締めながら、ホテルに戻ったのでした。

つづく


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