きえ

心にうつりゆくよしなしごとや言の葉を書きつくる場 『花に鳴く鶯、水に住む蛙の声を聞…

きえ

心にうつりゆくよしなしごとや言の葉を書きつくる場 『花に鳴く鶯、水に住む蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、何れか歌を詠まざりける』古今集 仮名序 ❤︎好きなもの 花/歌詞/和歌/詩/言葉/美しいもの/ふと思いつく文章のかけら/密やかな物語/個人的名場面

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【詩】ムラサキシキブ〜紫式部に寄せて〜

(季節外れだけど、ちょうど大河もやってるし、昔作ったものを。) 賢き君の見た夢は 人には云えぬ密かごと 紫式部はその夢を 可憐なこの実に託したか 源氏の君の輝きを 重ねし姿 彼の人か 露に濡れつつ明かす夜は 人知れずして泣いたのか 千歳を超えて現世に 咲いた思いを募らせて 実りし色付く紫の いまも待つのはあの人か 数年前作った時は「彼の人」が誰か考えもしなかったけど、それは藤原道長のことなのでしょうか🤭 花言葉は「上品」「知性」「愛され上手」だそう。「ムラサキシキブ」

    • 【ネタバレ有】映画FALLを見て気づいちゃった!

      映画「FALL/フォール」を見た。 結論から言うと、「ライフオブパイ」のオマージュが描かれてるのでは???ということを書きたい! 実は展開が怖すぎて、ネタバレを読んでから見た。(それでも面白かった) ネタバレを読んで第一に抱いた感想は「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」とちょっと似てるなということ。主人公が命の極限状態において幻想を見ている点が。 そして実際にFALLを見ながら気づいちゃった。 ハンターの二の腕に、虎のタトゥーがある! 結構驚いた。これは「ライ

      • 待ち合わせ場所に向かう時、ふと横を見たら東京タワーが大きく聳え立っていて、「久しぶり」と言われた。確かに、一年ぶりだ、東京タワーを見るのは。

        • 麻布十番の女性たちは犬を二匹連れてる。一匹ではなくて。 ラフな格好で香水の香りを漂わせて散歩してる人もいて、オシャレだなとおもった。

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        【詩】ムラサキシキブ〜紫式部に寄せて〜

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          どうせお前など、あいつと到底釣り合わない。  ツンデレよねさん、泣けちゃったよ。虎子に一目置いてるんだなあ。花岡さん、これ言われたらさぞショックでしょう。

          どうせお前など、あいつと到底釣り合わない。  ツンデレよねさん、泣けちゃったよ。虎子に一目置いてるんだなあ。花岡さん、これ言われたらさぞショックでしょう。

          リーチマイケルが代表戦を終えた時、小さい娘さんに「(これまでは合宿とかでずっと家にいなかったけど)これからは家にいれるよ」と伝えるとと「じゃあ千日家にいてほしい」と答えた話が好き。小さい子にとって千日ってきっと無限に近い数字なんだろうな。いじらしや。

          リーチマイケルが代表戦を終えた時、小さい娘さんに「(これまでは合宿とかでずっと家にいなかったけど)これからは家にいれるよ」と伝えるとと「じゃあ千日家にいてほしい」と答えた話が好き。小さい子にとって千日ってきっと無限に近い数字なんだろうな。いじらしや。

          あの人の夢を見てしまった。当たり前のように彼の考えが分かって、彼の話を聞いて、当たり前のように居心地が良かった。その人を思い出すことは暫くなかったのに、このまま忘れていくのだと思っていたのに。だけど一方で、私はいつも彼からの連絡を待っている気がする。もしかしたら、この先ずっと。

          あの人の夢を見てしまった。当たり前のように彼の考えが分かって、彼の話を聞いて、当たり前のように居心地が良かった。その人を思い出すことは暫くなかったのに、このまま忘れていくのだと思っていたのに。だけど一方で、私はいつも彼からの連絡を待っている気がする。もしかしたら、この先ずっと。

          私は今を調理して生きていきたいし、今をリュックサックに入れて糧にしていきたいし、そうしてびっくりする位満たされてお姫様のような人間になるのだ。お姫様というのは、「会えただけで、一目見れただけで嬉しくなるような人」だとお姫様講座に書いてあった。つまり存在するだけで人を幸せにする人。

          私は今を調理して生きていきたいし、今をリュックサックに入れて糧にしていきたいし、そうしてびっくりする位満たされてお姫様のような人間になるのだ。お姫様というのは、「会えただけで、一目見れただけで嬉しくなるような人」だとお姫様講座に書いてあった。つまり存在するだけで人を幸せにする人。

          さるだに儚き人の世に儚さ告げにきたか桜の花よ 月満ちるのも待たずしてはらはらと散る桜の花よ 紫式部も夜半の月もさぞ驚かむ 綻び咲き満ちたと思えば散りゆく姿に 

          さるだに儚き人の世に儚さ告げにきたか桜の花よ 月満ちるのも待たずしてはらはらと散る桜の花よ 紫式部も夜半の月もさぞ驚かむ 綻び咲き満ちたと思えば散りゆく姿に 

          木漏れ日への憧れの原風景

          学生のころから、「鈴掛の木の下で本を読むあの人の肩に木漏れ日が揺れている」情景がずっと心の中にあった。 鈴掛の木は哲学者の象徴と聞いてから、鈴掛の木からは「本を読む知的な男性」が連想されるようになり、そこに、大好きな木漏れ日が合わさった情景だった。 先日NHKで、幾多りらさんの透明な歌声で「いのちの名前」を聞いて気づいた。 サビの最後が だったのだ! 小学生の頃、ピアノ教室のクリスマス会で弾くほど好きだった曲。 大人になって歌詞を丁寧に追うことはなかったけど、この曲調・雰

          木漏れ日への憧れの原風景

          我が家にきた胡蝶蘭

          妹のように可愛がっている女の子に寄せてつらつらと。 ふっくらと膨らんで 夢見るつぼみ 気づけばそっと綻んで 昨日まではまだ蕾だったのに 時経つごとに 儚げにだけど確かに 花弁開いていく そして堂々と 力強く華やかに咲き誇る胡蝶蘭 どこにだって飛んでいける 蝶のよう 何にだってなれる どんな夢も描ける 羽ばたいていく 胸震わせて 穢れなき心で儚く似見えた少女は今は しなやかな女性になった 真白な心はそのままで あなたが誇らしいです  どこにだって飛んでいっておいで あな

          我が家にきた胡蝶蘭

          ようやく咲満ちたと思えば散りゆく桜には夜半の月もびっくりでしょう

          ようやく咲満ちたと思えば散りゆく桜には夜半の月もびっくりでしょう

          →書かれていて、変体仮名とのバランスも素敵で、ため息が出ちゃう。

          →書かれていて、変体仮名とのバランスも素敵で、ため息が出ちゃう。

          嗚呼、百人一首を読んだ人の一人になりたひ。物思いに耽りつつ口をついてでた57577があれらの一句だったらなんで素敵だろう。と光琳カルタの再現版を眺めながら思いました。現物は今は個人秘蔵だそうですが、手元に置いて眺めていてい気持ちがよく分かる気がした。下の句の札には句に因んだ絵が→

          嗚呼、百人一首を読んだ人の一人になりたひ。物思いに耽りつつ口をついてでた57577があれらの一句だったらなんで素敵だろう。と光琳カルタの再現版を眺めながら思いました。現物は今は個人秘蔵だそうですが、手元に置いて眺めていてい気持ちがよく分かる気がした。下の句の札には句に因んだ絵が→

          髪の生え際まで愛おしい

          髪の生え際まで愛おしい

          比翼の鳥が“目と翼を一つしか持たず、雄雌が一体とならないと飛べない鳥“だと聞き、彼と私が比翼の鳥ならいいのに、と彼女は思った。それならいつだって互いを必要としていられる。そして、そんなことを思う自分を情けなく思うのであった。いつから私はこんなに、自立していない女になったのだろう?

          比翼の鳥が“目と翼を一つしか持たず、雄雌が一体とならないと飛べない鳥“だと聞き、彼と私が比翼の鳥ならいいのに、と彼女は思った。それならいつだって互いを必要としていられる。そして、そんなことを思う自分を情けなく思うのであった。いつから私はこんなに、自立していない女になったのだろう?