木漏れ日への憧れの原風景
学生のころから、「鈴掛の木の下で本を読むあの人の肩に木漏れ日が揺れている」情景がずっと心の中にあった。
鈴掛の木は哲学者の象徴と聞いてから、鈴掛の木からは「本を読む知的な男性」が連想されるようになり、そこに、大好きな木漏れ日が合わさった情景だった。
先日NHKで、幾多りらさんの透明な歌声で「いのちの名前」を聞いて気づいた。
サビの最後が
あなたの肩に揺れてた 木漏れ日
だったのだ!
小学生の頃、ピアノ教室のクリスマス会で弾くほど好きだった曲。
大人になって歌詞を丁寧に追うことはなかったけど、この曲調・雰囲気がずっと大好きだった。
幼い頃に聞いたこのフレーズが無意識下に収納されていて、
それが冒頭の情景につながっていたのだなあ、気づいた新緑の頃。
この曲が好きだから木漏れ日が好きなのか、
木漏れ日を好きな私だからこの曲を好きになったのか。
卵が先か鶏が先かだけど。
でも木漏れ日が大好き。
~学生のこと作った歌(未完成だけど)~
大好きなあの人は
鈴掛の木の下で
ベンチに腰掛けて
本を読み 待っていた
あの人の 両肩に
木漏れ日が 揺れいてた
心地よい 新緑が
囁いた 愛の歌
忘れない あの人は
足音に 気がついて
顔をあげ 微笑んだ
思い出の プラタナス
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