ogu_maruko

東京の東のほうで2児を育てる主婦。たまにライター。子育てやお笑いや考えたことなど。

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最近の記事

「アプリをアップデートしてください」

最近の私がいちばん嫌いなフレーズが「アプリをアップデートしてください」。 何かの必要に迫られてアプリを開いているのに、「アップデートしなければ作動しないぞ」って脅してくるっておかしくない? ひどいのがマ○ク。ここのアプリは「後で」「スキップ」などの選択肢も与えてくれない。したがって、列に並びながらその表記が出たならば、レジに到達するまでにアップデートが終わるわけもなく、アプリを開くこと自体を諦めざるを得ない。ただ、クーポンが使いたかっただけなのに。 最近は「万一、アプリ

    • 東京から1時間で川遊びに行けるなんて思ってなかった

      東北の田舎町出身だけど、子どもの頃、川遊びをした経験はない。町の中央には、近隣の学校の校歌の歌詞に必ず入っている川が流れているけど、遊ぶ対象ではなかった。 田舎への幻想を抱きがちな夫に「○○川、勝手に入って遊んでたんでしょ?」と言われたこともあるが、そんなわけはない。夏休み前の終業式には、「川や用水路には子どもだけで絶対に近づかないこと」と口酸っぱく言われるのが常であった。 というか、当時の前提として「川は汚いもの」という認識があり、「川遊びができる清流」はテレビの中の世

      • 希望にあふれるピカピカ家族が、街の「背景」になるまで

        小さな戸建に住んで10年が経った。 「引越しの際、近隣にあいさつするかどうか」は、流派が大きく分かれるテーマのひとつだろう。我が家は、昔から言われる「向こう3軒両隣」に則ることにした。我が家が建つことで日の光が当たらなくなったであろう裏手の家2軒もプラス。引っ越しで忙しい中、伊勢丹で贈答用のタオルを買い込み、当時まだ0歳の長女を抱えて計10数軒のお宅をまわった。 すると、日照権を奪ってしまった裏手の家も含め、皆さんあたたかく対応してくれた。それ以来まったく顔を合わせていな

        • 子育て11年め、じゃぶじゃぶ池ラストイヤー

          「じゃぶじゃぶ池」。 ふざけているとしか思えない語感のこの言葉が、行政のマップにも載っている正式名称だと知ったのは、子育てを始めて1年が過ぎた頃だった。 それ以前にも、暑い日のニュース映像で噴水など公園の親水施設で水遊びをする子どもの姿を見たことはあった。でもそれは、暑過ぎるあまり、子どもが噴水に「入っちゃった」のだと思っていた。まさか、公園内に「ここで水遊びしていいですよ」と公式に許されている場所があるだなんて。 長女が歩き始めた1歳の夏、じゃぶじゃぶ池の存在を認識した

        「アプリをアップデートしてください」

          子育てに意外な影響を及ぼす「改修ガチャ」

          住居を選ぶとき、学校や図書館、スポーツ施設などの有無や所要時間を考慮に入れることは多いだろう。不動産のチラシにも「○○小学校 徒歩5分」などの表記がされている。 しかし「その施設がいつ改修時期を迎えるのか」という観点で見ている人は少ないと思う。ある日突然、何の前触れもなくもたらされる「改修工事が始まります」のしらせ。その施設がいくら至便な場所にあったとしても、1度しかない不可逆な子育て期にその数年が重なると、まったく意味をなさなくなってしまう。 コロナと同時に小学校に入っ

          子育てに意外な影響を及ぼす「改修ガチャ」

          警察に届けられた落とし物から考える「セルフレジは誰のため?」

          ある日、警察署から「カードの落とし物が届いている」と電話があった。拾得場所を聞くと「○○スーパー××店」という、私が2番手に利用しているスーパーだった。「ああ、いつかやるだろうとは思っていたが、意外と早くにやっちまったな…」という感想を抱きつつ、警察署へ向かった。 というのも、このスーパーは1年ほど前に店舗リニューアルを行い、8割方セルフレジとなった。セルフレジ自体は別にいいのだが、私が問題に感じているのはオペレーションだ。 1.ポイントカード(楽天ポイント)の提示を求め

          警察に届けられた落とし物から考える「セルフレジは誰のため?」

          リッチな気分になるために乗ったグリーン車で、損をしたような気持ちになった話

          JR東日本には「普通列車グリーン車」なるものがある。運賃にプラスアルファの額でちょっとした旅行気分を味わえるので、中距離の移動の際に私もたまに利用する。 しかし、この普通列車グリーン車には厄介なポイントがひとつあって、それは「指定席ではない」ということ。席が空いているかどうかは、乗ってみないとわからない。そして、いざ乗り込んでみたら満席だったとしても、席の料金は取られてしまうのだ。 ならば、席に座れた時点で料金を払えば良いのでは?と思うが、車内でグリーン券を買うと高くつく

          リッチな気分になるために乗ったグリーン車で、損をしたような気持ちになった話

          綿100%Tシャツの限界

          「ポリエステルは臭い、もう着ない」と書いた。 「綿100%が正義である」と。 しかし、実は綿のシャツも着続けると臭くなる。あるとき、長年愛用したロックTシャツをパジャマに着ていたら、夫から「臭い」と言われるようになった。はじめは「昨日天気が悪くて部屋干しだったからね~」で受け流していたのだが、晴れた日の太陽にめいっぱい当てても臭い。ならば、と洗濯槽クリーナーをぶち込んで洗濯槽の汚れをごっそり取った後に洗濯しても、このTシャツだけ臭い。 「Tシャツ 臭くなる」で検索したと

          綿100%Tシャツの限界

          綿100%しか勝たん

          GUで買った長袖シャツが、なんか臭い。脇が染みそうな素材感だったので、脇汗をかかなそうな薄曇りの、暑くない日を選んで着てみたのに。品質表示を見ると「ポリエステル100%」。 別の日。たまにある外出仕事の日用に持っていた半袖シャツ(GU)を着たら、やはりなんか臭う。帰宅後にタグを見てみると「ポリエステル100%」だった。 ポリエステル。気になって調べてみた。 吸湿性が低く、乾きやすいけど、蒸れやすい。そして、石油原料なだけあって油やタンパク質となじみやすく、皮脂や汚れを吸

          綿100%しか勝たん

          1990年代の中学生とミスターフレンドリー

          ここ数年、「平成レトロ」という言葉とともに、80~90年代がフィーチャーされるのをよく目にする。 たとえば、ここ5~6年で「オサムグッズ」が突如オシャレなキャラクターとして定着した。当時、ミスドのない田舎町に住んでいて、何のアイテムも持っていなかった私も、このリバイバルブームに乗ってバッグを持ったりTシャツを着たりしている。これについては「懐かしい」というより、「憧れていた、アレ」が再びこちらへ向かってやってきた、という感覚なのかもしれないが。 ところで、そんな平成レトロ

          1990年代の中学生とミスターフレンドリー