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7/11 タガメ採集〜ネットの情報だけを頼りにタガメを捕獲する〜

どうも折角卒業制作のために
一日あけたのに風邪で体調絶不調
の原直希です。暖冬が続いている
せいか身体が急な寒さに追い付かず、
風邪をひいている方が周りに多いですね。

22歳になってからというもの、
身体の衰えを感じっぱなしです。
なにを若造がほざいているんだと
お思いでしょうが、高校時代の
サッカー小僧だった頃の自分を
思い返すと、やはり代謝や運動神経
に劣化を感じざるをえませんね。

世間は絶賛冬ですが、今日のブログでは
汗びしょびしょになりながらタガメを
追った夏休みの思い出を綴ります。


その日は突然やってきた。
バイトのシフトが削られ、
急にできた一日オフの活用法
を私は即座に頭に浮かべた。


自己PRよりタガメ採り
ガクチカよりタガメ採り
面接練習よりタガメ採り
世間の同い年が就活で思い悩む中、
内定0の私の頭の中はタガメのことで
いっぱいだった。

高校のサッカー部の戦友である
萩渡に前日電話し、急であったが
タガメ採集のバディができた。
実はこの萩渡、すでに留年が確定しており、
学費を稼ぐために日々バイトに
精を出している。
ただでは来てくれまいと思い、
私より先にタガメを捕獲した場合
3000円の報酬という条件で、
今回参加することが決定した。
朝早くから出発するので萩渡を
前泊させ、ポイント探しを始めた。

いくつか目星をつけ、就寝しようと
時計を見ると、気づけば夜中の2時であった。
萩渡との会話も弾んだせいか、出発までの
タイムリミットは3時間を切っていた。


レッドブルをかちこみ、5時半に出発。
30分の遅刻は許容範囲ということで、
昨日決めた栃木のポイントに赴いた。
車を走らせること約2時間ちょい、
ポイント周辺に到着した。

普段見慣れない田舎の景色を前にチルする萩渡

そこからさらに車を走らせて
一つ目のポイントに到着、
タガメ採集が開始された。

一つ目のポイントの川。この川の淀みを狙う。


一つ目のポイントには水生昆虫は
アメンボ以外おらず、いきなりタガメ採集の
洗礼を喰らった。
スマートリビューで確認した時は
すごく良さげなポイントだったのだが、
実際に行くと流れが早くタガメが
生息しやすい環境ではなかった。

網に入ったハゼ系の魚

二つ目のポイントは田んぼが
連なる場所。。スマートリビューで
確認すると棚田のようになっており、
そのような場所はタガメが生息しやすい
用水路があることが多い。

ここはわんちゃんあるぞ。。。。。
田んぼの周辺を見渡すと
傍にタガメがいそうな小さな
用水路を見つけた。
タガメがいそうな場所を発見すると
この上ない期待感とそれを抑え込もうと
する気持ちで胸がいっぱいになる。
小さい頃から結局タガメの姿を確認できず、
落胆するのに慣れるために期待しないように
していたのだろう。今思うとすごく切なさを感じるが、そんなストッパーも外れてしまうほど、このポイントは期待値が高かった。

絶対いる!!!
そんな予感とともに周りを観察、
網を入れようとすると、

なんとタガメの幼虫の抜け殻を発見!!!
これは確定演出か!!??
期待値がぐんと上がり頭の中ではもう
7が2つ揃っていた。

かつてない好感触にこれまでの
夢が現実になる可能性を感じた。
震える手で網を入れていると
隣で一緒に捜索する萩渡がこう言った。


「これ、、、タガメじゃね????」

急いで萩渡がすくった網の中に目線をやる。
すると、


「ううぉー!!!!ーー!!ー!!!ー!ー   ー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

周りに田んぼと森しかなくてよかったと思う。
ウヴォーギンさながらの叫び声が
ど田舎の用水路から発生した。

タガメの幼虫

タガメの幼虫が確かに、確かに網の中に
いるのだ!!!!
萩渡に3000円あげなければなどという考えは
到底浮かばず、目の前のタガメの幼虫に夢中になった。

あれだけ探し求めたタガメ。。。。
夢にまで見たタガメ。。。。
確かに喜びを感じるが、現実ではない気がして
不思議な感情だった。

あれだけ探し追い求め10年間の努力の末に
たどり着いたタガメは、萩渡の手によって捕獲されたのだった。。
だがそんな悔しさなどどうでもいいほど
タガメの幼虫は神々しかった。


もう暑さと周りのアブをはじめとする害虫のけたたましさと喜び、嬉しさで頭が飛びそうになりながら、採集を再会した。すると、、、


捕獲したタガメの終齢幼虫


入った!!!!私の網にもついにタガメが
入ったのだった!!!しかも先ほどの幼虫より一つ脱皮した回数が多い終齢幼虫であった。

タガメの大きさだと、他の水生昆虫とは違った
迫力があり、網に入るとすぐにわかる。
YouTubeで何度も見た網を駆け上がる様子に、
どでかい感動を覚えた。。

その後も網で用水路をガサガサし続けると、
もう一匹の4齢幼虫を発見!!!

タガメの幼虫三匹とミズカマキリ、
アカハライモリ、たくさんのマツモムシ


結果的に三匹のタガメを捕獲することに
成功し、その他の水生昆虫も見ることが
できた。上の写真に映る昆虫だけでなく、
このほかにもタイコウチやコオイムシなどの
同じカメムシの仲間や小型のゲンゴロウ、
ガムシなどを確認することができた。
ネットの情報でもあった通り、タガメが生息する環境には他の水生昆虫も豊富に生息していることがわかった。

3個目のポイントを紹介する前に、
文がすごく長くなってしまったので、
part2としてまた新しく記事にしようと
思います。


それでは、7/11、part2につづく、、、

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