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キャリコン講座で絵本「みえるとかみえないとか」に通じた話

キャリコンの養成講座に通っています。
スクーリングの3回目が終わり、前回の記事にもあるとおり、失言したのではないかと、考えてしまっている最中ですが、今回の講座で気づいたことがありました。


キャリコン講座でのロープレ

ロープレ「最近の1週間の経験」

講座内で、「最近の経験」について話すというロープレ(ロールプレイング)がありました。
悩み相談というネタではなく、ただの「雑談」のようなネタです。課題(基本的傾聴)となっていることを意識しながら行うのですが、「雑談」的な内容を一方が話、もう一方が話を促すというのが思ったより難しいという意見がありました。

なぜこのネタだったのか

例えば、この最近の経験が「楽しい」話だったとすると、
この人の「楽しい」話の中に何が入っているのか、
この人は「何に楽しさを感じているのか」ということを
考えながら聞くというのがポイントのようでした。

CC役の枠で見るのではなく、
CL役の枠で覗いてみる、CLの価値観を感じるなど、
「肯定的関心」と、
次の講座で出てくる、「主訴」と「見立て・仮説」を考えて聴くということの前段階だったのではないかとも思います。

キャリコン講座中にある絵本を思い出した

絵本「みえるとかみえないとか」ヨシタケシンスケ・伊藤亜紗著 

さて、子育てする中でたくさんの絵本と出会う機会があります。
面白いと思った絵本作家の一人がヨシタケシンスケさんでした。
何冊が購入し、伊藤亜紗さんと共同で作られている絵本「みえるとかみえないとか」もその一冊です。
(一番のお気に入りは「おしこちょっぴりもれたろう」)

この絵本は、主人公の地球人が宇宙人たちと出会い、
おなじところやちがうところを探してみたり、
目の見えない人の世界をのぞいてみたりといったはなし。
絵本の紹介文では、”ちがい”を考える絵本であるとあり、
絵本の最後に「同じところや違うところをみつけあっておもしろがる」という内容が添えられています。

どこが通じるのか

カウンセラーに求められる基本的態度の3条件があります。
●無条件の肯定的関心(受容的態度)
●共感的理解
●カウンセラー自身の自己一致

一つ目の「無条件の肯定的関心」はどのようなことかを感じられたように思います。
”その人のことはその人にしかわからない”、
でも、
”その人の世界がどんな世界なのかを見せてもらいたいな”
という純粋な気持ちが表現されていました。


ロープレの「最近1週間の経験」というネタに対しても、
この主人公のような気持で聞いていけば、
どんどん話は広がっていくだろうと感じたのです。


”その人のことはその人にしかわからない”、
でも、
”その人の世界がどんな世界なのかを見せてもらいたいな”

という姿勢で話を聴いていけるようになりたい、なっていこうと思いました。




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