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ラーニング・ジャーニー 奄美大島編

大型連休に奄美大島に2泊3日で弾丸旅にいってきました。
今回の旅のコンセプトは「鳥」。
最近はじめたバードウォッチングが楽しく、早速、固有種が多くいる奄美大島で鳥探しをすることに。旅の行程や旅中の感想、立ち寄ったお店の話も。

1日目 マングローブカヌー~ナイトツアー

旅初日、朝7時台の飛行機に乗り、鹿児島経由でお昼前に奄美大島に到着。
早速レンタカーを借り、地元資本のコンビニ(島人マート)でおにぎりを購入し、今回奄美に行くにあたり色々奄美情報を教えて頂いた宿経営の方にお土産をお渡しし、そのまま近くのジェラート屋(La Fonte  残念ながら5月から行った曜日がお休みに..)と地元スーパー(ビックツー)に立ち寄り。はじめての土地を旅する時には、地元資本のスーパーやコンビニに立ち寄り、地域ならではの商品をチェックし、地元住民向けや観光客向けにどのようなものがあって、どれくらいの値段で販売されているのかが毎回楽しみになっています。ちょっと今回は時間がなく駆け足でしたが、コンビニのオリジナルのおにぎりはボリューミーで250円程度、また地元スーパーに大きなお土産コーナーがあり、種類も豊富で多くの観光客で賑わってました。

龍郷から名瀬を通過し、奄美市の南の方にあるマングローブカヌーツアーの場所へ。同じ時間の体験は我々1家族とあと10名くらいの大家族の2組。カヌーガイドさん2名に連れられ、陸で漕ぎ方の説明を受けた後、川の中へ。当日は少々風が強かったものの、とくに流れがあるような川ではないので、風や潮の状況で、ガイドさんがコースを決めて進んでいくので、子供がいてもまあまあ安全にカヌーを楽しめる感じではありました。2時間程度の体験ですが、途中マングローブに関する説明や写真映えスポット等もあり、体も程よく動かすいい体験でした。

その後名瀬に戻り、宿にチェックインし、夜は事前予約してあった「むちゃかな」さんへ。黒糖焼酎と奄美ならではの食事を満喫し、ホテルに20時に車で迎えに来てもらい、ナイトツアーにいざ出発。今回連れて行ってもらった場所は夜間の野生動物観察には有名な場所で、今回の連休時期は実証実験(1時間に車4台)として事前予約制が導入されていました。が、さすがのコロナ禍が落ち着いた最初の連休ということもあるのか1時間に4台どころではなく、がんがん対向車線から車がやってくる状況。。ガイドさんもさすがにこれだけ車が来るのははじめての様で、車が来るということは車が通る際にある程度生き物(アマミノクロウサギや野鳥など)は逃げていってしまうので、なかなか夜間観察には厳しい環境に。。ただこのエリアに一度入ると、観察時間に制限はない様なので、なんとか出会えるよう尽力して頂き、何とかアマミノクロウサギ(2匹)やアカマタ(ヘビですね)などは見ることができました。またサプライズ的に突然リュウキュウコノハズク(みみずくですね)が現れて、サササっと去っていきました(突然のことで、写真は撮れず。。)。実証実験してるといっても、現場に人はいないので(カメラはあるみたいですが)、そもそもそれ自体知らない人や知っていてもそれを無視する人がどれだけいたのわかりませんが、これだけ有名になった場所におけるこの状況に、自然と観光の両立の難しさを知る機会となりました。今回は実証実験ということなので、今回の状況を受けて、今後の対策が検討されていくことでしょう。

2日目 バードウォッチングツアー

この日は朝から一日野鳥探しに。今回のガイドさんはあらかじめ奄美に関する雑誌やネットで探して、奄美の野鳥ガイドではおそらくこの人が一番詳しいかな思われるベテランガイドさんにご案内いただくことに(携帯に直接連絡してお願いしました。)。奄美で40年以上のフィールドワークで培われた経験から得られた知識が豊富で、バードウォッチングはじめて5ヶ月の我々ひよっこ家族には有り余るほとの情報を教えて頂きました(もう鳥だけでなく、カエルもカニも植物も何もかも知識量が半端ない。)。2021年の世界遺産登録にも何十年前から尽力され、自然観察している時間以外も、ずっとお話させて頂いてました。当日はあいにくの曇り空、午前中に奄美自然観察の森で観察スポットを案内頂きながら、天然記念物のオーストンオオアカゲラ(動画も撮影)とアカヒゲ(この時は見えず。。)等を発見!ただ森に光が差し込まず野鳥探しには厳しい状況だったので、麓で昼食休憩をし、昼からは島北部の海岸線へ。森の中では出会えない鳥や、カワセミの見事なホバリングにも偶然遭遇し、奄美ならではのカニスポット?も案内、最後はガイドさんしか知らないリュウキュウズアカアオバトの観察スポットに行き、夕刻に。ただまだ我々が奄美の鳥を満喫できていないのを察知し、特別に急遽夜の自然観察にも連れて行って頂くことに(せっかく初めて奄美来たのにこれでは帰れんでしょうと。)。一瞬宿に戻り、予約していた居酒屋で黒糖焼酎と奄美の食事を少しだけ頂き、また20時にホテル前に迎えに来て頂き、昨夜とは違う夜間観察スポットに。これがまた凄かった。こちらは予約必要ないエリアで、昨日に比べ車も少なく、アマミノクロウサギはもちろん、昨日見れなかったルリカケスやアマミヤマシギなど奄美ならではの生き物に出会うことができました(鳥だけでなく、カエルの固有種や珍しい食虫植物からランまで、もう情報量が多すぎました。)。この日はベテランガイドさんと一日中一緒で、ずーっと何かの講義を聞いてる感じで、またお話を伺っている中で知識と経験も半端ないですが、何よりも「好奇心」が強く、この好奇心から発生したあらゆる行動が今の活動に結びつていることを実感しました。また奄美の自然保護が当然メインの活動ではありますが、「保護から観光へ」という意識もしっかりと持っておられ、その活動も現在進行形で動いている話も伺いました。「世界から人を呼べる奄美大島」「未来しか見えていない」などいろいろ興味深い話ばかりで、今後の自身の活動においても学びが深い一日となりました(ちょっとカエルのフィールドワーク中にハブが目の前出てくるとかは厳しいですが。。)。
でもってこの日はホテル戻りが夜中の24時。想像以上の一日となりました。

3日目 最終日 バードウォッチング~空港へ

昨夜遅かったですが、11時には空港なので、朝のうちにできる限り活動。
当初はウミガメシュノーケリングを朝8時から予約してましたが、風も強そうだったので、昨日のうちにキャンセルし、この日は家族だけで再度自然観察の森へ行き、バードウォッチングへ。滞在予定時間は約1時間。昨日教えてもらったスポットを双眼鏡とカメラをもってウロウロと。鳥のさえずりを頼りにお目当ての鳥を探すこと30分、初日にはっきり姿を見れなかった天然記念物のアカヒゲを発見。見事さえずっている姿を双眼鏡でしっかり確認でき、カメラでも撮影することができました。これには家族一同で感動しました。天然記念物のオオトラツグミは最後まで出会えませんでしたが、次回のお楽しみということで。
最後の最後に再度地元スーパー(ビックツー)に立ち寄りお土産を購入(旅の途中で食べた黒糖ピーナッツが美味しすぎて大量購入)し、初日閉まっていたジェラート屋さんがたまたま開店前に開いていたので急いで購入して、最後昼ごはん食べる時間なさそうなのでまた初日と同じ地元コンビニ(島人マート)によって、またおにぎりを購入し、レンタカー返却予定時間11時ぴったりに到着し、飛行機にも無事乗れて、2泊3日の旅は終了となりました。

今回は鳥探しがメインではありましたが、いろんな方と奄美で出会えたことも刺激になり、また地域資源の活かし方、自然と観光の在り方についても色々考えるきっかけになりました。

また今回滞在48時間の内、20時間くらいは現地の自然ガイドさんについて色々回りました。何も知らずに同じ場所をまわるよりは、多少お金はお支払いしますが、知見が深いガイドさんの専門知識や現地のリアルな情報などを得ることの価値を体感できたことも今回大変学びになりました。

あとは、鳥探しのテクニックとカメラのテクニックをもう少し上達させてから、再び違う時期に奄美に行きたいと思います。

今回の観察撮影動画は 以下のyoutubeにまとめました。 
天然記念物のオーストンオオアカゲラ・ルリカケス・アマミノクロウサギ
そのほかにアマミヤマシギやリュウキュウズアカアオバトも。

ではまた良い旅を♪


今回立ち寄ったお店まとめ(お土産・ご飯)

島人マート笠利店(1日昼・3日昼 おにぎり)

空港から名瀬方面に向かって10分くらいの所にある地元のコンビニ。
島ならではのおにぎりがたくさん(「こっこばくだん」「焼肉ばくだんおにふぎり」「ポークたまごばくだん」など大体200円~250円。味も〇、量も〇です。)。地元の高校生と共同開発した「ぽってぱん」もありました。)
コンビニ自体は有限会社スライブという宿泊やコンビニ、アミューズメントbar事業を展開されている会社が経営されているみたい。

La Fonte(1日目昼休み・3日目昼 ジェラート)

こちらも空港から名瀬に向かう途中にあるジェラート屋さん。初日に立ち寄りましたが、5月から木曜日も休みになったようであえなく撃沈。帰りに店の前を通ったところ、開店時間少し前でしたが、店が開いていて、運よく入れました。毎日手作りで種類も豊富。せっかくなので、3つの味が楽しめるトリプルを頼みました。(ミルク・奄美黒糖・真塩 すべて白かった。。家族が食べていたタンカンも美味しかったです。)

ビッグツー(1日目昼・3日目朝 お土産・地元のスーパー)

こちらも空港と名瀬の間にある地元の大きなスーパー。日常の買い物からお土産ものまで、幅広い商品が取り扱われていました。お土産コーナーは充実で、今回あまり島内の観光地に行けてませんが、ここで十分な程充実しており、あとでどこで地元らしいもの買えるかわからなかったので、初日にたくさん購入(結果的に最終日も少しだけ立ち寄りました。)。島内は、ここや空港でも鳥グッズがちょっと少なかった。。あれば買ったのになー、残念。あまり需要ないのか。。

むちゃかな(1日目夜 居酒屋)

外観も内観もおしゃれな店で、黒糖焼酎の種類が豊富(奄美大島酒造の「高倉」(30度)と山田酒造の「長雲一番橋」(30度)を頂きました。普段焼酎自体あまり飲むことなかったですが、黒糖の方が芋や麦と違ってこちらの方が好きかも)。食事メニューも豊富(「生あおさの天ぷら」「「夜光貝のバター炒め」「アバスの唐揚げ」「油そうめん」などが美味しかったです。)。事前に予約していたので店に入れましたが、飛び込みで入ってくる人はその後ことごとく断られてました。

ひさ倉(2日目昼 鶏飯)

バードウォッチングの間の昼食。鶏飯(けいはん)の有名なお店で。芸能人のサインも多すぎて、壁に貼らずに積み上げてました(笑)。大きなお店で店内に人がたくさんいましたが、あまり待たずに鶏飯は出てきました。鶏の出汁がおいしく、おかわりまではしませんでしたが、4人でぺろりと出汁すべて頂きました。

誇羅司屋(2日目夜 居酒屋)

居酒屋。ここはむちゃかなさんより箱は大きいお店ではありましたが、念のため予約。これが正解で大型連休もあってこちらも夕方の時点ですでに予約で満席。むちゃかなさんよりは焼酎の種類は少ないですが、このお店では町田酒造の黒糖焼酎「里の曙」(25度)を頂きました。料理は、地豆豆腐の揚げ出し(ピーナッツ豆腐)やしぶり(冬瓜)のから揚げ、ニガウリの味噌炒めが美味しかったです。(トビンニャ(貝)の入荷がありませんでした。。残念)

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