9月25日(マツダスタジアム)18時開始予定の広島-ヤクルト21回戦のみどころ
予告先発は広島が九里(7勝7敗)、ヤクルトが高橋奎二(6勝9敗)
2年連続Bクラスが決まっている高津監督の続投が前日24日に決まった。2020年から指揮を執り、今季が2年契約の最終年だったが1年伸びた。新たな契約は1年。
カープファンにとっては嫌なタイミングでの“続投発表”になった。ヤクルトナインは来季、高津体制6シーズン目に向けて気合いを入れ直すだろう。タイトルがかかっている面々はますますモチベーションが高まる。
先週水・木曜の神宮球場では2連戦で痛い目に遭わされた。
水曜日は中10日の九里が四回、先頭のサンタナを歩かせ、続く村上に高目の真っすぐを柵越えされて3対2とされた時点で怪しくなった。五回には代打安打の青木を二塁に置いて、サンタナに同点適時打を許した。
けっきょく5回1/3でランナー二人を残して交代。救援した塹江は死球で一死満塁にしたことで苦しくなり、代打松本には犠飛を、長岡には適時打を浴びた。試合は4対5、1点差負け。
木曜日は床田が5回5失点と炎上した。二回、先頭の山田に完璧に振り切られて同点ソロを許すと、四回にも山田の犠飛で勝ち越された。五回はやはり代打青木のヒットからピンチが広がってサンタナに14号3ランをバックスクリーンに持って行かれた。1対5完敗…
ヤクルトは今季、マツダスタジアムでは9戦全敗。…なのでカープ優位との解釈もあれば、そろそろヤクルトも反撃…というパターンも想像できる。
そのヤクルト9敗の中の2敗は高橋奎二についている。
高橋奎二は毎週土曜に投げていたのに前回登板のあと出場登録を抹消されて今夜、今季4度目のマツダスタジアムのマウンドに上がる。
今季のカープ戦先発は6度目と突出。対戦防御率は2・34、2勝2敗。
前回登板の巨人戦は6回100球7安打2四球無失点で6勝目。前回対戦はやはりマツダスタジアムで6回1/3、7安打7三振1四球6失点(自責4)で負け投手だったからリベンジに燃えていることだろう。七回、菊池と矢野に連続ソロを打たれた。矢野は第1打席四球、第打席左前適時打。チームはこの時、リーグ優勝へ向け、絶頂期?にあった…
なお菊池は今季、高橋奎二から計2ホーマー、二股と末包も1発放っている。
きょうからのマツダスタジアム5連戦の先頭を切る九里もまた、前回登板のリベンジも含めて今夜は何としてもチームを勝利に導く投球をしなければいけない。
9月の九里は常廣羽也斗テスト登板の煽りを受けて2試合12回しか投げていない。開幕投手としてこれほどの屈辱はないだろう。しかも森下4戦全敗など9月総崩れの4本柱にあって1勝できたのは九里だけだった。
レギュラーシーズン残り9試合のうち、きょうも入れて5試合がヤクルト戦だ。首位打者候補のサンタナ、最多安打を狙う長岡、二冠トップの村上、そして代打青木らを調子づかせると、CSの灯も消えかねない。九里に課された任務は大。
23日の中日戦では森が8回を投げ切ったが4本柱は9月、一度も7イニングス目に入れていない。こんなことではCS短期決戦も勝てない。あすの床田、あさっての大瀬良、そして森下。いずれも7回2失点以内がノルマ、ぐらいでちょうどいいだろう。
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