8月20日(東京ドーム)18時開始予定の広島-巨人17回戦のみどころ

予告先発は広島が森下(9勝4敗)、巨人が山崎伊織(8勝4敗)

広島では7月30日から続いていた猛暑日がきのうで途切れた。広島市中区で見ても最高気温は30・6℃。35℃以上には遠く及ばなかった。

過去最長の連続20日間の猛暑期間を新井カープは12勝4敗1分け、勝率・750で駆け抜けた。特に“激熱”のマツダスタジアムでは8勝1敗、勝率・889…

こうした数字は当然、1差につける巨人サイドも把握しているはず。直接対決は残り9試合。きょうからの東京ドーム3連戦が終わればあとはマツダスタジアムで6試合。しかも3連敗すれば優勝マジック30が点灯するという中にあって阿部監督は並々ならぬ思いでぶつかってくるだろう。

ここまでの対戦成績はカープの6勝7敗3分け、とほぼ互角。4月5日からのマツダスタジアムでは巨人が3つとも取り、4月12日からの東京ドームでは逆にカープが3つ取り返した。

先手必勝!しかも9勝・防御率1・58の森下と、8勝・防御率1・87の山崎伊織の投げ合いとあっては、大事な今夜の一戦、どちらに勝利の女神が微笑んでもおかしくない。

森下は前回10日の京セラドーム大阪で阪神相手に9回116球5「安打1失点完投勝ち。快適なドーム空間だからその投球が一層冴えた。

その前が3日、マツダスタジアムでの中日戦。広島県内の鉄路も曲がりそうなほどの暑さの中でも8回101球省エネ投法で7安打1失点勝ち投手。

巨人打線とはすでに今季、3度対戦して1勝0敗、対戦防御率2・79。19回と1/3を投げて6失点は“多め”。対戦別で見てもオコエには6の3、坂本と門脇には7の3、岡本和真には8の3、1本塁打とマークすべき相手は多い。

岡本和真に四回、3ランを打たれたのが7月9日のマツダスタジアムでこの時は7回3失点(自責2)。投げ合ったのが山崎伊織で6回1/3、4安打3失点(自責2)だった。3点の内訳は秋山の犠飛、小園の内野ゴロの間など。


山崎伊織とはもう1試合、6日の東京ドームでも対戦している。この試合ではこの3連戦でトリを務めるアドゥワが9回3安打完封勝利。山崎伊織は6回8安打5失点で負け投手。5点の内訳は初回の小園タイムリー、五回の野間2点タイムリー。そして六回の坂倉ソロに続いて飛び出した末包の一軍再昇格即ソロホームラン…

新井監督も期待する「末包さん」は3日前の神宮球場で27打席ぶりのヒットが8号ソロとなって再び覚醒、ついでにこの日9号ソロも放つと次の日も4の3と2試合続けて四番で大暴れ!今夜も当然キーマンだろう。対戦は少ないが、矢野も山崎伊織には今季5の2だから今夜も粘る打撃が見られそうだ。


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