見出し画像

塾に好きな本を置いてます。

 塾の教室の隣に自主学習部屋(個別ぼっち勉強部屋)があり、今年の4月からそこに自宅蔵書から選んだ本や雑誌を置くようにしました。目論見が二つあります。
==================================一つ目。
塾生に紙の本に触れさせること。イマドキの中高生、普段の彼らはほとんど本に触れてきたことがない。彼らはとても忙しい。部活・勉強。空いた時間はゲーム、SNS、漫画・アニメ・推し活・・。それら媒体はタブレット・スマホ。読書に当てる時間もエネルギーも余裕はないのが大勢だ。(ラノベ好きはたまにいる)
 
とりあえず、彼らの周りに本がある状況を作ってみたかった。そして実際に手にとってほしかった。しかし勉強の合間に分厚い活字本はちょっと支障をきたすので・・サッと読み切りができる軽くてみじかいエッセイや詩、アートブック・レビュー本・ガイドブックのような雑誌を置くことした。小説は置いてないが短編もいつか置きたいので選書段階。ただ、いわゆる文部省ご推薦のような本は置かない、と思う。
 


二つ目。
自主勉強は集中とリラックスが大事だと考えます。また、個人的体験として、勉強で行き詰ってるとき活字の少ないアート本・雑誌(ファッションも含む)などをパラパラ~とすると、リフレッシュできる。ざっくり言えば勉強の合間の息抜きのため。
 
本が周りにあるだけで部屋の雰囲気が柔らかくなると思う。スパルタ塾にあるような殺風景な部屋に組み立て工場のように並んだ個別ブースで彼・彼女らを長時間勉強させておくことは嫌なのだ。もし自分が塾生なら絶対嫌だ!と思ったからです。ただ、ゆる~くなりすぎるのもいけない。本が勉強の邪魔するようでは本末転倒だ。まぁ、実際本手に取ってくれなくても、本が周りにあるだけで雰囲気が違ってくるのでは?学校が終わってここに来る楽しみの一つにでもなればいいかなと・・・。
 

川内倫子さんの写真集


================================
彼らを本好きに引き込むという思惑どうりに行くのか?ただの本好きオジサンのただの自己満足の試みなのか・・。大げさに言えば実験。彼らがどう興味を持つのか・・静かに見ていこうと思います。まだ、効果のほどは計れませんが彼らにどんな本がいいのか模索中であります。
 

アートブックガイドマガジン

今後もこの「ぼっち勉強部屋」に置いた本・雑誌についてnoteしていこうと思います。ご意見・アドバイスございましたらコメントくださいませ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?