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ガタロとは?

落語発表会まであと7日。落語塾紅一点の陽子さん。今回、「代書屋」を演じられます。

落語にとって大切とされる「息と間」の使い方が最もむつかしいネタだと個人的に思っています。また「間」を活かす伏線の張り方がむつかしいように思うネタです。

そしてシラフではアホの役をこなせない。アホの役が活きないと伏線が張れないので噺自体が面白くなくなってしまう。

稽古始め、陽子さんは「代書屋」を選んだことを後悔しているようでした。そのはずだ、アホの役がキッツいから。あれになり切りなさいと言われても、なりきれるかいなと傍から見てて思っていました。アホのキャラクターが立ち過ぎているのです。

しかし、稽古の回が進むごと、アホの役がおもしろくなってきている。思い出しただけでニヤついてしまう、そんなキャラクターが陽子さんの板についたように見えた。

発表会本番のガタロのくだりがたのしみでならない。まちどおしい。

もし刺さる根多でしたら、木戸銭歓迎です。寄席代にして、さらなる刺さる根多を仕入れてきます。