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「書割盗人」を稽古してみた

お誘いを受けた9月の落語会のネタを検証していた。これまで演じたのは11席でそのうち候補を4つに絞っていた。

けったいな噺好きな僕は、選りすぐりのけったいな噺ばかりを候補に挙げていた。が、note上で、これまで演じた全部のネタをひとつずつ検証していくと、どれもやりたくなっている自分がいた。

ひとつしか選べないので、どれが良い改めて吟味していると、盗人ネタがいいなと思うようになった。

持ちネタでいうと「おごろもち盗人」「書割盗人」のふたつである。どちらも少し癖のあるネタではあるものの、どちらのネタも盗人に対して愛嬌を感じている。

どっちがいいかと、当時作った台本を引っ張り出して、稽古をしてみた。今日は「書割盗人」をやった。

この噺は、家主と盗人との「あるつもり」のやりとりが面白い

想像の世界に入り込めるので、それだけで楽しかったりする。手に入らないからこそ、永遠に想像できる幸せがある。

この噺もええな~、マジでネタを決めないと。悩みどころだ。

もし刺さる根多でしたら、木戸銭歓迎です。寄席代にして、さらなる刺さる根多を仕入れてきます。