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講談のコミュニケーション

先だって、観に行った文華師匠出演の松原寄席。番組の中で講談師の旭堂南龍さんが出演されていた。

講談は普段あまり観ることはなく、文華師匠の独演会のゲストで南龍さんが出演され、その時以来の講談を観る機会であった。

講談は、物語を対話で進めていく落語と違い、物語を読むように進めていきます。主に歴史を扱っているのですが、面白いのは、史実に嘘を混ぜて噺をすすめていくところです。

真剣に聴きこんでいると、嘘を真実だと思ってしまいます。講談師はその嘘をあえてバラし、ウケをとることを交え、聴き手を飽きさせないように噺を進めていきます。

緊張と緩和を上手く使いながら、噺を進めていき、さぁ、これからどうなる?っていうところで、続きは次の高座へお越しくださいませ、というオチで終演します。

コミュニケーションを学ぶには落語が有効だと僕は思っています。講談も落語と違った角度でコミュニケーションを学ぶのに有効だなと思いました。

歴史の勉強にもなるなと、そしてバレない嘘の混ぜ方も身につくなと、僕の耳が全集中していた。


もし刺さる根多でしたら、木戸銭歓迎です。寄席代にして、さらなる刺さる根多を仕入れてきます。