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【演者紹介】落語を一番たのしんでいる桂文華師匠

リアライズ文華落語塾で稽古指導をされている桂文華師匠。プロの落語家さんです。プロとして初舞台から30年以上高座を務めていらっしゃいます。
これまで、繁昌亭大賞や文化庁芸術祭賞など受賞されている実力派です。

高座中はもちろん稽古指導にも落語を真剣にたのしんで取り組んでいるようにぼくには映っています。

そんな文華師匠にぼくたちは落語の稽古をつけてもらっているのです。

稽古のスタイルは、教えるというより、塾生のみんなと一緒に噺を創り上げるといったイメージです。

文華師匠の塾生とのかかわり方は、
「みなさんより落語については少しばかり詳しく、長くやっているところから、みなさんの選ばれた噺のおもしろいところを一緒に掘り下げていければ」といったかんじなんですね。

そのうえで、塾生のキャラクターを活かす指導をされている。また指導の特長としてまわりに意見をよく聴かれます。

・「一教さん、今のかんじどう思った? ぼくらはおもろいとおもうけど、お客さんはおもろいやろか?」
・「いまのいいかたでお客さんにつたわりますかね?」

など、ちょいちょい意見を聴いてこられます。対話をとおして、噺のおもしろさをさらに掘り下げていくのです。

「稽古」=「噺のおもしろさ」×「演者のおもしろさ」+「対話」

という公式が立っているように思います。

このような稽古指導模様なので、落語はもちろん、落語以外のさまざまなことに通じるため毎回とても勉強になります。

文華師匠は稽古前、どんなに機嫌がよくないことがあっても、稽古後には上機嫌となってかえられます。ほんとに落語が一番たのしいんだろうなと傍からみていて感じています。

今回発表会での文華師匠の噺は、

一部:たいこ腹
二部:時うどん

一部二部ともに出演されます。素人ばかりの噺にプロの噺が入ると、ピリッと筋が入った落語会となります。

ぜひ、落語のおもしろさを味わいに秋の高津神社に足をお運びください。



もし刺さる根多でしたら、木戸銭歓迎です。寄席代にして、さらなる刺さる根多を仕入れてきます。