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そこつ長屋

一つ目 犬の目
二つ目 死神
三つ目 看板の一
四つ目 死ぬなら今

五つ目は「そこつ長屋」を演じました。

この噺はけったいな噺です。けったいな噺は僕のどストライクです。こんな奴らがおったらずっと見ていたいなと、野次馬の内の一人の感覚で演じていました。自分が演じているのに外から見ている感覚を体験をした噺でした。

自分で演じていて、「そこつ長屋って、ほんまオモロイな~」と別の自分が楽しんで見ていました。

そこつ長屋は「死」扱った噺で、ふだん「死」のことを考えるのは避けがちになってしまうと思うのですが、おかしな世界観で「死」のことを考えるきっかけにもなるような気がします。

「死神」や「死ぬなら今」もそうですが、落語は「死」扱った噺がいくつかあり、笑いを交えて将来のことを考えさせられます。あえてそうしているのかはわかりませんけども、考えるだけでも嫌なことを笑いでテーマにもっていくことができる落語の力に僕は魅力を感じています。


もし刺さる根多でしたら、木戸銭歓迎です。寄席代にして、さらなる刺さる根多を仕入れてきます。