固唾をのむ
物語に入り込んでいると、固唾をのむことがある。それだけ物語に集中しているのだろう。
落語では、はじめて聴く噺のときに固唾をのむことがある。この先の展開はどうなるのか。早く先の話を知りたい。噺の世界に前のめりとなっている自分がいる。
落語は想像力を掻き立てられる。固唾をのまされる。不思議な芸能である。固唾をのまされる経験があるとのめり込んでしまうような気がする。
また、その瞬間を望んでいるように思い、その経験がその時間を豊かにしてくれるのだと思った。
文華師匠の寄席に行く企画をしようと、ふと考えた。
もし刺さる根多でしたら、木戸銭歓迎です。寄席代にして、さらなる刺さる根多を仕入れてきます。