この感情はいったい誰のものか
先日、社交ダンスをテーマにしたアニメを視聴した。主人公やヒロインが感情をぶつけ合いながら稽古し、ステージで感情を表に出してダンスに打ち込む姿を観て、心を動かされた。感動したし笑いもした。
登場人物の感情にいい意味で引っ張られ、自分の感情にも影響されるいいアニメだった。
落語では、作中の登場人物は聴き手の脳内にいる。視覚情報には登場人物はいない。視ているのは演者であって登場人物ではない。
このことを演者は理解しておく必要がありそうだ。つい登場人物を表現してしまう、しかも全