見出し画像

あの世ってあるの?

歴史を大雑把に、古代、中世、近代、現代と分けて見ると、人類は中世まで、宗教の世界観で生きていた。近代に至り、自然科学が発達し、それに伴い宗教的世界観は急速に廃れ、人々は無神論に傾き、無宗教を是とし始めた。それは「あの世」の全否定であり、この世しか無いという、唯物論的な世界観である。これをもたらしたのは、近代に芽生えた自然科学とその世界観であった。勿論、現代においても、宗教は存在するが、人々のマインドは総じて、無神論的、無宗教的、唯物論的、この世的で、「あの世は存在します」と確信を持って言い切れる人は、圧倒的に少数派だろう。さて、あの世が存在するかしないか、多数決で決めても意味がない。科学で確かめられない現状では、在るんじゃないの?私は有ると思う、有ると信じる、あると確信している、こう言った曖昧さの中で、生きるしかない。そして驚くべき事に、今生きている人間76億人全員が、一人の例外も無く、死ぬのである。その際、各自曖昧さの中で、あの世は有るのか無いのか、判断し、決断するしかない。各自が自分で決める。他人に決めて貰う訳じゃ無い。各人の個々の精神的自立が求められているが、人類は未だ未熟で、そのレベルに達してはいない。もっと大人に成れよ、と言ってるうちに、この世が終わって、間に合いませんでした、残念賞。ちゃんちゃん、という事に成りそうな気がする、頑張れ人類! 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?