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菌との暮らし

除菌だ、殺菌だ、街中を消毒しろと息巻く連中がいる。菌とは何か。それが全く解ってない。生物とは、元来が菌であり、細菌であり、細胞はアメーバみたいなものである。世の中全体が、常在菌たちにすっぽり覆(おお)われている。だから除菌剤や殺虫剤は部分的対処にすぎない。街中に殺虫剤を撒けば、そこにいた虫は死ぬが、後に残った残留成分で、人間人体に悪影響がある。これが発ガンを促す。さて薬と農薬と殺虫剤と除草剤と除菌剤を撒き散らす人間社会は、常在菌バランスが崩れて、却って特定の菌の異常繁殖をもたらす。だから腸内環境、口内環境を整える。皮膚の環境や肺の環境も整える。菌はどこにでも居る。普段は悪さをしないで、大人しくしている。常在菌バランスが崩れると、病気の症状を発現する。例えば、カンジダ菌はどこにでも居る。それが増殖したら、抗生物質で一時的に菌をやっつける。対処局所の治療だから、抜本的解決にならない。根本的には体質改善が必要である。レジオネラ菌は温泉や噴水、土壌や加湿器に広く分布する。これがふとした切っ掛けで、肺炎を引き起こす。抗生物質を多用すると、何れ効かなくなる。菌に耐性が出来てしまう。勢力図として、菌の方が優勢になる。だから除菌や殺菌ではなく、菌の均衡、腸内フローラつまり菌たちのバランスが大事である。常に善玉菌優位を保つ事が、本当の健康であり、抗生物質や除菌剤に頼っていては駄目である。

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