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社会人になって友達をつくるのは、なぜにこうも難しいのか。

ぼくは友達がほとんどいない。

悲劇のヒロインを演じるでもなく、友達いないキャラのほうが美味しいだろう……という算段でもなく、事実として友達がいないのだ。

社会人1年目が終わろうとしている今、定期的に連絡を取って会う友達はたぶん6人だと思う。(あれ、意外といたw)


今日はなんでこんな文章を書いているのかというと、下北沢に買い物に行ってきたのだ。

11月頃から着始めた冬服にそろそろ飽きてきて、なんか派手なニットが欲しいなあ……と思い古着屋をいくつか回ってきた。


で。お目当ての派手柄ニットはピンとくるものがなく、最終的にはカルディの生ハムと無印良品の布巾だけ買って帰ってきたんだけど。下北沢を歩いているとき、強烈に意識したことが1つあった。

そう、カップルと友達連れしか歩いていないのだ。あの街は。

ぼくみたいに両耳をイヤホンで塞いで、慣れない街をGoogleMap片手に歩いているヤツなんてほとんどいない。


古着屋で「USA」とプリントされたスウェットを吟味中のカップル、コンビニ前でタバコをふかすバンドマン風の男たち、胃もたれしそうなパンケーキ屋に行列をつくる女子高生などなど。

一瞬、この街をひとりで歩いているのは自分だけなのか!?という錯覚に囚われてしまった。(ちょっと盛ったけど)

冬将軍の勢力がちょっとだけ弱まった3連休ふつかめ、ぼくは下北沢にて、なんとも言えない孤独を感じていたのだ。


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そういえば、学生時代から「友達」と呼べる存在はそこまで多くなかった。

校内のヒエラルキーは低くもなくて、クラスの中心グループにいることもあったんだけど。あまり本心を表に出さない性格もあってか、休日に遊びに行くような友達は片手で数えるほど。

しかも、中学高校大学と母校を卒業していくたびに、当時の友達とは疎遠になってしまう。(ぼくも連絡しないし、逆に連絡がくることもない)


それでも大学の頃までは、そのときの同級生が周りにいたから、旧友と疎遠になっても特に孤独を感じたことはなかった。

そう、学生の身分のあの頃は、まだそれでよかったんだ。


🍳🍳


ぼくは就職を機に上京し、はじめての一人暮らし、はじめての会社員生活をスタートさせた。

桜の花が散って梅雨の足音が聞こえてくるまでは、自分の生活を整えるために、ニトリと無印良品を巡る日々。平日は慣れない仕事に疲弊し、土日は家具を揃えるために量販店を駆け巡る。

慌ただしく日々が過ぎていき、そこには「寂しい」という感情を意識する暇すらなかったように思う。


そんな東京での生活も夏になる頃には落ち着きを見せ、ニトリと無印を巡ることもなくなっていった。

そして、休日のタスクを完了させたぼくに残ったのは、毎週繰り返し提供される土日の48時間のみ。


「あれ、休日ってなにすればいいんだっけ」

大阪からひとり上京してきたぼくに、その48時間を埋める術も、友達もいなかった。いつもの1Kの部屋で、J−WAVEから流れてくる名前も知らない洋楽に耳を傾ける。そんな日々ばかりが過ぎ、ぼくは静かに孤独を感じていた。


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よく考えてみると、社会人になって新しい友達をつくるのは相当に難しい。平日は朝から晩まで会社に勤めていて、社外で会うのも仕事関係の人ばかりだ。

同期のインスタも見てみたが、土日に遊んでいるのは学生時代の友達。……くそ、おれは上京してきて知り合いもいないんだよ。


あーあ、働き出してから友達ってどうやってつくるんだろう。

ちなみにTwitter経由で出会ったみなさんは、友だちというより「仲間」という感覚だ。だから、これを読んで「おれは友達じゃないのかよ!」と怒らないでほしい。仲間だから。


下北沢で派手柄ニットを探す話が、どういうわけかメンヘラポエムになってしまった。

まとめると、友達ほしい!! 

友達にはなれないごめんって人は、Twitterをフォローしてくれると喜ぶよ。


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