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Innovationなのか、Growthなのか


0→1のInnovation。1→???

Innovationは、0から1を生み出すアクションですが、0が1になっただけでは収益化されている状況ではなく、サービスの経済性を持っている状況にはなりません。
サービスを生物として考えると、この世に生を受けるというのがInnovation

生物学的な成長は生物が構造の発達と大きさの増大することで、それがGrowthで、ある生物がそのライフサイクルにおいて個体がその発生から死に至る過程で、もっともよく発達した形へとその姿を変える間の変化と定義できるかと思います。

どこまでがInnovationで、どこからがGrowthか。

「成長(せいちょう、英: Growth / Development)」とは、生物が構造の発達、大きさの増大することで、ある生物が個体がその発生から死に至るライフサイクルに置いて、もっともよく発達した形へとその姿を変える間の変化とされています。

ビジネスモデルにおいては、0→1を作ることをInnovationと置きますが、先に話したように、期待値1を超えるモデルを作ることもInnovationです。

期待値1を超えるビジネスモデルができた場合に、Growthは、そのビジネスモデルにカロリーをかけて、より大きなものへと規模を拡大する動きと言えます。


Growthとはカロリーをかけて大きくすること

スタートアップをイメージしてもらえればわかりやすいですが、新しい事業モデルを見つけて、事業検証フェーズを経て、このビジネスモデルで戦えるか評価をします。この評価ということのひとつがビジネス期待値になります。

ビジネス期待値が1を超える。例えば、期待値1.1ということなら、100の投資を行えば110のリターンが来るということです。
ビジネス期待値が1を上回ることが確認できれば、それに人材や広告などの経済カロリーを投資して成長を加速させていくことになります。
(Burn Rate吸収は別途)Burn Rate:会社経営に際して、1ヶ月あたりに消費されるコスト

当たり前に、この期待値の大きさが大きいほど、投資に対してのリターンは大きくなります。この期待値に対して、ビジネス全体で見ることがまずは大切ですが、ビジネス構造の中でも期待値の変動はあります。
変動要素としては、商品種類によるもの。原価構造によるもの。顧客獲得経路によるもの。などが挙げられます。

商品種類によるもの:例えば飲食店においてはメニュー毎の収益性。自動車会社においては販売車種による収益性の違い。
原価構造によるもの:製造ロット数における限界費用の変動。原価仕入れにおける変動。
顧客獲得経路によるもの。:知人や社内からの紹介の場合はコスト0だが、広告経由であるとコストが発生する。広告経路毎でも顧客獲得コストが変わる。

ビジネス全体でまず見て、期待値が1を超えるのであれば、カロリーをかけて成長加速させる。その過程で、商品種類によるもの。原価構造によるもの。顧客獲得経路によるものなど、ドリルダウンして分析して、カロリーのかけ方を調整していくということが求められます。


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