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合格とキャッチボールに共通点はあるのか?

私は今年、受験生となる。
志望校に合格するために必要なものは何があるだろうか。
勉強か、参考書か、塾に行くか。
確かに、どれも正解だろう。
しかし、それよりも重要なものがあるのではないかと私は思うのだ。
それこそが『受験・合格への心構え』だ。
そこで私は、『合格=キャッチボール理論』を提唱しよう。

まず、合格=キャッチボール理論(以後、キャッチボール理論)とは何か説明しよう。
それを端的に言うならば、基礎トレーニングだ。
キャッチボールといえば野球の基礎の中の基礎トレーニング、むしろウォーミングアップだ。
しかし、この基礎の中の基礎トレーニングはプロ野球選手でさえしているのである。
当たり前のことだが重要なことなのだ。
それは、基礎トレーニングはプロにも必要なトレーニングであることの証明だからである。
基礎が不十分な選手がプロになることができるだろうか、いや、なれるはずがない。
初心者の投げるボールは思うような軌道は描けないはずだ。しかし、練習を重ねるごとに真っ直ぐ相手に届くボールが投げられるようになる。


あなたの取り組みを振り返ってみるとどうだろうか。応用をできるようになろうと応用ばかり勉強してしまっていないだろうか。
今回はそんな基礎トレーニングの重要性を語っていこう。



私は漢検準1級に合格した経験がある。
大学入試を控えるにあたって、漢検に合格するためにどのような取り組みをしていたか振り返っていた。
およそ8ヵ月の間にしていた勉強の内訳は、
初めの3~4ヵ月までは参考書一冊を完璧にできるように何度も何度も反復して勉強した。
そして、ある程度の知識がつけば、模試を解き、間違えた箇所を復習し、再び模試を解く。
これの繰り返しであった。
漢字辞典や四字熟語辞典なども使った勉強もしたが、本当にこれだけだ。
そしてこの一連の流れをしていたら、漢検準1級に合格していた。

さて、この流れを掘り下げてみるとあることが分かる。
基礎の反復とインプット・アウトプットの反復。これが全てだ。

覚える(インプット)だけでは不十分であり、定期的なアウトプットが重要になってくる。
アウトプットはどのような方法でも良い。
問題を解いてみる、友達に教えてみる、自らインプットした事柄を説明してみる......
もし、これらが十分にできなかった時、それは、どこかに不十分な箇所があることを示してくれている。
人は思い出し、説明する時にこそ、インプットした知識の内容が問われる。
その際、具体的に、噛み砕いて説明できることが知識のインプットの証明だ。
勉強ができる人というのは、この流れがもはや日常の一部と化しているのではないだろうか。
これができた知識というものは、あなたが自由自在に操ることができる知識なのである。

ここで、冒頭のキャッチボールに戻って考えてみる。
キャッチボールが上手くかるために、ただキャッチボールの練習をするだけで良いのだろうか。
当然、不十分だろう。
筋力や体力がないのが原因かもしれない、フォームに問題があるのかもしれない。
闇雲にキャッチボールの練習だけしたところで、到底上手くなるとは思わない。
自分の課題を知り、何がいけなかったのかを分析し、対策をしていかなければならないのだ。
まず、基礎トレーニングと自身の課題を克服するトレーニングを繰り返す。そして、徐々にレベルの階段を登っていく。
最終的には、狙ったポイントにボールが投げられるようになっているはずだ。


私は基礎がそのまま応用力であると考えている。煎じ詰めれば、基礎が不十分であれば応用はいくら勉強したところでハリボテの知識でしかない。軌道もぶれて思うように投げられないだろう。
今一度、基礎の重要性を再認識し、基礎固めをしてみよう。

礎に基づく
基礎を訓読すればこうなる。
しっかりとした土台がなければ基礎は成り立たない。
しっかりとしたボールを投げるためには、体づくりやフォームの矯正をしなければならない。
検定や試験に合格するためには、まずは基礎。
そして、応用へ。

この流れ、すなわちキャッチボール理論はどの事柄にも当てはまる

努力を重ねられる者だけが勝ち取れるものであるのだ。

そして、努力を重ねた人のボールは力強く、
真っ直ぐと合格という相手に届くのである。





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